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ついに完成!横山ギター!!(その2) 「AR-WR #300」

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 「いつかは欲しい」と思って憧れていた横山ギター。
 ついに手にして、興奮冷めやらぬ日々が続いています。

 何しろ、オーダーメイドの特別仕様ですからねぇ~。

 しかも、オーダーした時は、南澤先生と一緒に工房まで行き
 受け取りも一緒に行くという、またとないシチュエーション。
 これ以上の喜びはないといった感じです。


 では 早速、ボクの横山ギターを御紹介しましょう!

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 タイプは「ARーWR」。
 これは、ボディが「オーディトリアム・スタイル(A)」の「ラウンド・カッタウェイ(R)」で、
 トップ材が「ホワイト・スプルース(W)」、バックとサイドの材が「インディアン・ローズウッド(R)」
 という意味なんですね。(南澤先生のは「AR-WH」)


 まずは、バックとサイドの木材。
 南澤先生は、試奏したそのサウンドから「ホンジュラス・マホガニー」を選んだのですが、
 それも捨てがたいものの、「インディアン・ローズウッド」の方が見た目が好きなのと、
 やはりサイドとバックがマホガニーの「モーリスS-92」を持っているので、
 それとはサウンドが違う、ちょっとパキッとしたこちらを、ボクは選びました。

 トップ材は、横山さんお勧めの「ホワイト・スプルース」です。
 いくつもある中から、インディアン・ローズウッドとの組み合わせに合う
 「この1枚!」というものを選んで頂きました
 もっとパキッとしたサウンドのインゲルマン・スプルースなどの、いわゆるスプルース系と、
 柔らかいサウンドのシダー系の、ちょうど中間的なサウンドだそうです。


 指板は「エボニー」。
 ブリッジも「エボニー」で、スルータイプ。
 ボディ周囲を縁取るバインディング材には
 「トチ」というオレンジ色っぽい木を選ばせてもらいました。

 そして、指板エンドは、「2ステップ・ウェイブ・シェイプ」という
 横山ギターの特徴的なデザイン。
 う~ん、洒落ています!

 
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 サウンド・ホール周りの「ロゼッタ・デザイン」は、
 これまた横山ギターの特徴的なピックガード風のデザインのものと
 どっちにしようか最後まで悩んだんですが、
 木材を組み合わせる円形のものにしました。

  (南澤先生はピックガード風のデザインを選択)

 選んだ木材は、
 「スポルテッド・メイプル(白っぽい木)」と「ハワイアン・コア(茶色っぽい木)」。

 同じ種類の木材でも木目や柄が違うので、
 工房で、いくつもある中から気に入ったものを選ばせてもらい、
 それに黒い輪郭を付けてもらいました。


 改めて眺めてみると、このデザイン、
 日本古来の文様である「(ともえ)」にも似ていて、
 とってもいい感じですよね。

 それに、塗装も艶消しにしてもらい、
 貝殻などがキラキラするような派手な感じがなく、装飾はすべて木材。
 全体的にも渋めで、どこか日本的な「わび・さび」を感じ、しっとりと美しいです。
 (と思って、ひとりで悦に浸っています。)

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 ネック材は「ホンジュラス・マホガニー」。

 ヘッドは「インディアン・ローズウッド」を表と裏にあしらった
 ラミネートヘッドにしてもらいました。

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 このヘッドの材も、
 いろいろある中から自分の好きな木目、柄のものを選ばせてもらいました。
 そして、ヘッド表面の周囲には、黒白黒のライン。

 写真では、白い線しか見えませんが、
 1本0.5ミリに削られた細い黒白黒の木材が3本埋め込まれているんです。
 この木材はたぶんメイプルで、木材の微妙な木目の濃淡と、
 塗装の具合が絡まって、白い線は、白というより「燻し銀」のように見えて、
 クローム・メッキのペグと相まって、重厚感があります。

 ところでボクは、このヘッドのデザインが好きなんですよねぇ。
 シャープな感じがするし、ナットに対して弦のかかり具合が直線的で
 バランスが良さそうですしねぇ。


 続けましょう!

 そして、12フレットには・・・・!

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 これぞオーダーメイド!
 メイプル材を使って、名前を埋め込んでもらいました!!

 う~ん、まさに自分のためのギターという感じです。

 ちなみに文字は、
 ハンドルネームの「あこぎひと」ではなく、本名の「あきひと」にしました。


 それから、ネックのヒール部分には・・・・

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 これもオーダーメイドならでは!

 南澤先生とおそろい
 南澤先生の愛犬「トウテツ」のイラストの「ワン・ポイント」です!

 これは、顔の部分がメイプル材、
 目と鼻にはパドゥークという木材が埋め込まれています。

 あまり目立たないところだけど、
 こんなところにちょっと凝っているところがお茶目でいいですよねぇ!
 (と、ひとりで悦に浸っています。)
 これには随分、手間がかかったようです。

 ちなみにデザインは、南澤先生の奥様によるもので、
 ワイアーズの「南澤大介シグネチャー弦」のパッケージにも使われています。


 さらに、このヒール部分の形状ですが、
 ボディとの段差がなく、滑らかに繋がるように
 これまでにない曲線的な新しいデザインを特注で作ってもらいました。

 エレキギターのようにハイポジションがとても弾きやすいです。

 横山さんは、加工が大変だったと仰っていましたが、
 今後は、このデザインも、正式なラインナップに加わるかもしれませんねぇ?


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 そして、ボディ内のラベルには、
 横山さん、直筆のサインと「AR-WR」の文字と「300」という文字。
 300というのは、300本目という意味で、
 ボクのギターがヨコヤマギターのちょうど300本目になったわけなんです。


 ということで、この度、ついに完成した念願の横山ギターなんですが、
 価格にすれば、モーリスS-92の3本分くらいになり、
 ボクの今までの人生の中で、
 単体の楽器としては、一番高価なものになるんですが、
 いつかは欲しいと思っていた念願のヨコヤマギターだし、
 オーダーメイドで、有名なギター作家・横山正さんの手作りだし、
 その完成度はもちろん、製作中も
 途中経過の写真を送ってもらったりして楽しめたし、
 価格以上に満足しています。

 横山さん、それにワンダートーンのみなさん、本当にありがとうございました!


 う~ん、いいですねぇ!

 しかし、人間の欲望とは尽きないもので、
 こうなってくると、またいつか、
 別の仕様の横山ギターをお願いしたくなってくるんですよねぇ・・・。

 おっと、その前に、もっともっと練習しなくちゃ!

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   小さなことで“R”が・・・

by acogihito | 2010-09-21 00:06 | ★アコギ関連 | Comments(14)  

Commented by piyopiyo at 2010-09-21 06:45 x
美しいギターですね!
傷をつけないように注意しないとね(笑)。
ロゼッタデザイン(こんな言葉、初めて知りました(^^ゞ)が派手過ぎず落ち着いた感じで素敵ですね。
ネーム入りというのもいいですね。
Commented by acogihito at 2010-09-21 09:59
piyopiyoさま、おはようございます!

> 傷をつけないように注意しないとね(笑)。

そうですよねぇ。
でも、艶消しだから、ちょっとくらいなら目立ちにくいかも?

ネーム入りのギターは、ずっと前からの念願でした。
それをヨコヤマギターで実現できて夢のようです。

あとは自分の技量がギターに見合うようになりたいものなんですが、
こればかりはなかなか念願がかないません・・・、トホホ・・・。
Commented by s-121sp at 2010-09-21 10:32 x
あこぎひとさん
ほら~ほら~顔が緩みっぱなしですよ(^▽^笑)
大切に弾いてあげてください
オーダーメイドか~夢だな~
Commented by まきろん at 2010-09-21 13:26 x
いいですね~
自分でもほしくなる
指板のところの
自分の名前がいいな~

上手になったら買う可能性が生じてもいい!
ということで自分を納得させて
おこう
Commented by acogihito at 2010-09-21 22:41
s-121spさま、こんばんは!

あらぁ~、やっぱりそうですか?
文面からも顔が緩んでるのが伝わっちゃいますか?
お恥ずかしい・・・。
でも、素直に嬉しいんです。

ところで、南澤先生の北海道ツアー、いかがでしたか?
堪能されましたでしょうか?
Commented by acogihito at 2010-09-21 22:46
まきろんさま、こんばんは!

きっと、欲しくなると思いますよ!

練習を続けて、ある程度、少しは弾けるようになってきて、
一方で、ギターの知識もついてきて、いろいろ分かるようになってくると、
欲しくなってくるんですよ、きっと。

やっぱりいいですよ! 名前入りのギター!!
しかも自分のお気に入りのブランドで、
自分のお気に入りのデザインにしてもらったんですから。
Commented by kaz at 2010-09-21 22:50 x
美しい〜!サウンドホール回りのデザインが凄くキレイです。ネックとボディを接続するカーブは正に匠の技を感じます。ギターもこのクラスになると美術品の風格が漂ってますなぁ...。経年と共に音色も育っていくんでしょうね。秋の夜長にギター三昧酔えそうで羨ましいっす!
Commented by acogihito at 2010-09-21 23:42
kazさま、こんばんは!

ありがとうございます。
確かに眺めているだけで嬉しいので、ボクにはまさに美術品ですね!

まだ本当に完成直後で、音色もこれから育っていくそうなので、
どういう方向に育っていくのか、それも楽しみです。

そうですね!
おかげさまで、今年の秋は本当に充実した秋になりそうです。

ただ秋以降は、仕事の関係でいろいろ動きがあるので、
今のうちに十分、楽しんでおこうと思っています。
Commented by inst at 2010-09-22 14:37 x
あこぎひとさん、ご無沙汰してますー
isntです。

しばらくご無沙汰している間に、素晴らしいものが完成しましたね!
どんな音がするんだろー
そのうちYouTubeなんかで音を聴かせて下さいね。

Commented by acogihito at 2010-09-22 21:05
instさま、こんばんは!

コメントありがとうございます。
おかげさまで良いギターができました!

音に関しては、「これから育っていく」とのことなので、
どんな音になるか楽しみにしているところです。

今のところ、モーリスS-92より軽く弾いても
ポ~ン、ピーンと「芯がある音」に感じています。
また、ハンマリングとかプリングの音が出やすく感じ、
この点でも軽く弾いてもいいので、弾きやすく感じます。

今後が楽しみです!
Commented by ひでー at 2010-09-26 18:46 x
横山ギター 完成おめでとうございます。
かっこいいですね!
横山ギターはヘッド裏というか、ネック裏の造作がかっこいいですね。
前から見えないのに、洒落ていて。こだわりを感じさせます。
音も聞いてみたいです〜。

Commented by acogihito at 2010-09-26 23:04
ひでーさま、こんばんは!

ありがとうございます。
おかげさまで、嬉しい日々が続いています。

> 横山ギターはヘッド裏というか、ネック裏の造作がかっこいいですね。

そうなんですよね!
ラミネート・ヘッドと呼ばれ、ヘッドの裏にも、
ボクの場合はローズウッドを張ってもらいました。
とっても洒落ていていいですよね!

ボクのヨコヤマギターに対するイメージは、
綺麗いで、洒落ていて、横山さんのこだわり、オリジナリティーを感じるものの、
それが重荷になりすぎず、シンプルで、
楽器として「弾き込みたい」と思わせてくれるところ。

ギターの中には
まるで芸術品のように綺麗すぎたりして、
「弾くのがもったいないんじゃないか」
「触って汚れちゃったらいけないんじゃないか」
「傷をつけたら取り返しがつかなそう」と、
それが重荷に思えるんじゃないだろうか、
というようなものもありますが、
ヨコヤマギターの場合、
その辺のバランスがちょうどいい感じだと思っています。
Commented at 2011-05-20 09:53 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by acogihito at 2011-05-20 17:47
k1さま、初めまして!
書き込みありがとうございます。

そうですか、そんな番組があったんですね!
長野だけの放送のようで見てみたかったです。

でも、Websiteがずいぶんしっかりしていて
見た気分になることが出来ました。

ありがとうございます。
今後ともよろしくお願いします。

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