村治佳織&奏一 デュオ・ギターコンサート
2012年4月14日(土)、千葉市民会館大ホールで開かれた
村治佳織さんと弟の奏一さんのデュオ・コンサートに行ってきました。
CDを聴いて、一度は行きたいと思っていた村治佳織さんの演奏を
念願かなってようやく見れたという感じです。
写真はNGのコンサートだったんですが、
やっぱり村治佳織さんは華がありますね。
登場した瞬間、場内にパッと輝きました。
クラシックギターのコンサートは初めてだったんですが、
約1000人の会場でも大きなPAは使わず、
ご自身の後ろに小さなスピーカーがあるだけ。
ですから、ちょっとした咳払いが会場全体に響き渡ってしまう感じで、
ちょっと緊張してしまいます。
それでも、それがあるだけいいんでしょうね!
演奏された曲目はスペイン系の知らないクラシック曲が多かったんですが、
初めて聴くボクにはメロディーがはっきりせず、
複雑なアルペジオが繰り返されるように聴こえてしまいました。
印象に残ったのは「アルハンブラの想い出」、
ビージーズの「愛はきらめきの中に」、
エリック・サティの「ジムノペティ」「グノシェンヌ」、
アンコールで演奏された「カバディーナ」「禁じられた遊び」で、
中でも、ビージーズの「愛はきらめきの中に」が良かったなぁ~と思うボクは、
やっぱり「ソロ・ギターのしらべ」的な曲が好きなんでしょうね。
今回は、デュオ・コンサートでしたので、
全体の3分の2以上がデュオ演奏で、残りが一人ずつというものでした。
「アルハンブラの想い出」など、一人でも弾ける曲も二人用にアレンジされ、
様々な装飾音が入ってはいましたが、
やっぱり「一人で演奏するところをもっと見たかった」と思ったのも
ソロ・ギターのファンだからなんでしょうね。
ところで、興味深かったのは、
「クラシックではあまりやらない奏法です」と解説しながら、
ボディーヒットや人工ハーモニクスを多用する曲があったこと。
クラシックギター界も新しい奏法をどんどん取り入れている感じが良かったですね。
ボクの席は、1000人ほどの会場の中ほどよりやや後ろの方だったので、
右手の細かい動きは見えなかったんですが、
左手が指板上を縦横無尽に滑らかに動く様子は良く見え
なんかとっても感心してしまいました。
うん、やっぱり「滑らかさ」は大事ですよねぇ。
そして今後の練習課題が見えた気がしました。
新しい曲を覚えるよりも、
より滑らかに、より豊かに演奏できるようにしたい!
最近、南澤先生が「丁寧に弾いてください」とおっしゃる意味が
ようやく「体的」に分かりつつあるので、
今後はそんなところを追求していきたいと思います。
やっぱり、ライブはいいですねぇ!
そんなことを思ったのもライブのおかげ!!
ありがとうございました!!
by acogihito | 2012-04-15 21:27 | ★アコギ関連 | Comments(2)
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寿
at 2012-04-16 09:54
x
仕事さえなければお供したかったです。クラシックギターの大ホールでの演奏会はどういう音響システムなんですか?どんな音で聞こえるのか興味深いです。
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acogihito at 2012-04-16 10:12
寿さま、おはようございます。
今回の音響システムですが、恐らく、
演奏席の斜め後ろにある四角い箱がスピーカーで、
席の前にコンデンサーマイクのスタンドが設置されていました。
ですので、マイクで拾った音をハウリングしない程度に
自身のモニターと兼ねてそのスピーカーから出していたと思われます。
決して大きな音ではなく、
ステージ上で弦楽四重奏を生音でやっている感じ、
ピアノを生音で弾いている感じ、
あるいはそれらの音より小さかったかもしれません。
そんな感じで、物音を立てられず、けっこう緊張感があります。
今回の音響システムですが、恐らく、
演奏席の斜め後ろにある四角い箱がスピーカーで、
席の前にコンデンサーマイクのスタンドが設置されていました。
ですので、マイクで拾った音をハウリングしない程度に
自身のモニターと兼ねてそのスピーカーから出していたと思われます。
決して大きな音ではなく、
ステージ上で弦楽四重奏を生音でやっている感じ、
ピアノを生音で弾いている感じ、
あるいはそれらの音より小さかったかもしれません。
そんな感じで、物音を立てられず、けっこう緊張感があります。