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ひとつの理想形

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 南澤大介先生の8年ぶりのオリジナルCD 『Obedient Woods』の
 楽譜集が発売されました。

 さっそく手に入れたたんですが、これがとっても素晴らしいんですよね。
 特に以下の2つの点で!

 まず1点目は、
 「ソロ・ギターの楽譜としては
 ひとつの理想形、完成形なのではないか」ということ。

 というのは、この楽譜集は、通常の五線譜、TAB譜に加え、
 左手の指の押さえ方を示したダイヤグラムも一緒に書かれているんですよ。
 つまり、ダイヤグラム、五線譜、TAB譜の三段構造になっているんです。

 素晴らしい!見やすい!分かりやすい!

 TAB譜でどの弦のどこを弾けばいいか分かるし、
 ダイヤグラムで左手の指はどのような配置でどう動かせばいいかも分かるという
 もう至れり尽くせりの楽譜なんですよね。

 続いて2点目は、
 付録の『ウラObedient Woods』のCDがとってもいいんです。

 「ソロ・ギターのしらべ」シリーズで南澤先生に親しんでいるボクとしては、
 「ギタリスト」「アレンジャー」としての南澤先生を見ているわけですが、
 南澤先生は「作曲家」「音楽家」としての顔も持っています。

 『Obedient Woods』は南澤先生がこれまで作曲された
 選りすぐりの曲をソロ・ギターにアレンジしたCDなわけですが、
 この『ウラObedient Woods』には、その原曲が収録されているんです。

 原曲は、お芝居やプラネタリウム上映作品などのサウンドトラックなんですが、
 この『ウラObedient Woods』は、それらを集めて
 南澤先生の「作曲家」「音楽家」としての面を聴けるCDなんですよね。
  (南澤先生の歌も聴ける!)

 しかも宇宙的な浮遊感がある涼しげな曲も多く、今年の猛暑の夏にもピッタリ!
 聴いているだけで体感温度が2~3度下がって感じられるような気もします。
 いやぁ~、素晴らしい!!

 南澤先生、ありがとうございます!!


 

by acogihito | 2013-08-12 23:36 | ★アコギ関連 | Comments(2)  

Commented by dusk☆ at 2013-08-16 13:34 x
「ウラObedient Woods」良いですよね。涼しい屋内でこのアルバムを聴いてると、外は35℃を超える猛暑だということを忘れます。
同じ楽曲でもアレンジが違うとこんなにも印象が変わるのかという感じで、色んなバージョンの聴き比べができるのも面白いですよね。
Commented by acogihito at 2013-08-16 22:24
dusk☆さま、こんばんは!
コメントありがとうございます。

ホント、そうですね!
今年の猛暑に「ウラObedient Woods」はホント涼やかでありがたいCDですね。

それに確かに同じ曲でのバージョン違いであったり、
ソロ・ギター・アレンジとも聴き比べたりすると、
作曲家として南澤先生がどの部分を大事にされているかも
分かるような気がしてきたりして、いろいろ興味深く聴けますね。

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