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南澤大介先生の著書 『マイケル・ヘッジス』の本

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 南澤大介先生最新作
 『マイケル・ヘッジス/アコースティック・ギターの革新者
 を購入しました。

 とっても渋い本です。

 アコースティック・ギター・マガジンの別冊で
 「ザ・マスターズ・オブ・アコースティック・ギター」というシリーズなんですが、
 これまでに取り上げているアーティストが、
 『ジャンゴ・ラインハルト/ジプシー・ジャズ・ギター奏法
 『ジョアン・ジルベルト/ボサ・ノヴァ・ギター完全コピー
 と、いずれもソロ・ギターをやっているボクも
 あまり良く知らないギタリストです。

 ということは、マイケル・ヘッジスも一般的には、
 このお二人と同様にあまり知られていないんでしょうねぇ。
 
 ボクもご存命中は全く知りませんでした。
 解散してから知ったビートルズのようです。
 
 知ったのは、
 南澤先生の『ソロ・ギターのしらべ』第1作の巻末のコラムに
 『必聴』などと紹介されて聴いてみたいてから。

 おかげで、今では、
 アコースティック・ギターの可能性を広げ、
 1997年の没後も世界中のフィンガースタイル・シーンに
 大きな影響を及ぼしている偉大なギタリストだ
 ということも知ることができました。

 この本は、
 そんなマイケル・ヘッジスの演奏を
 解説している楽譜集なんです。

 著者の南澤先生は、二十歳のころ
 「GUITARISTS」という
 アコースティック・ギターの同好会を主宰し、
 マイケル・ヘッジスの曲を採譜したり、
 来日時にはインタビューも行うなど
 日本のヘッジス研究第一人者。

 ですから、ヘッジス本の著者としては
 まさにうってつけ、というか、
 天命ともいえるお仕事ですよね。

 本の前半は「マイケル・ヘッジスの軌跡」や
 「マイケル・ヘッジス奏法」の解説などがありますが、
 奏法の解説は、
 まさに現代の「ハイテク・アコギ奏法」そのもの。

 「ハイテク・アコギ奏法」の本などはいろいろ出ていますが、
 ボクにはこれで十分というくらいいろいろ出ています。

 そして収録されている楽譜は、
  1.「The Happy Couple」
  2.「Baby Toes」
  3.「Peg Leg Speed King」
  4.「Eleven Small Roaches」
  5.「Silent Anticipations」
  6.「Aerial Boundaries」
  7.「Hot Type」
  8.「Ragamuffin」
  9.「Two Days Old」の9曲。

 さまざまなテクニックが盛り込まれた
 タイプの異なる9曲だそうで、
 CDを聴きながら譜面を眺めているだけでも楽しいです。

 しかし、こうした奏法を生み出し、完成させたマイケル・ヘッジスって
 改めて「凄いなぁ~」と思ってしまいます。

 そして、それを受け継ぐギタリストが次々に出てきて
 さらにアコースティック・ギターの世界を発展させていますよね。

 きっとアコギには、まだまだ可能性があるんだろうと思います。

 10年後、20年後にはどんなギタリストが登場して、
 どんな新しい演奏を聞かせてくれるのか?
 それも楽しみです!!

 この本は、
 ロックをアートに昇華させたビートルズの解説本が、
 ロック・ポップスの歴史を知る上で必要であるように
 アコギ好きでソロ・ギターを弾く者にとっては
 必携の書になるかもしれません。


by acogihito | 2017-06-27 23:09 | ★アコギ関連 | Comments(0)  

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