仕様変更、塗装でこんなに音が変わるとは!
写真(↑)は、
サイドとバックにハカランダを使った
Yokoyama Guitars 『AR-GB #555』、
ボクにとって人生最高峰のギターです。
実は、少し前の話になりますが、
仕様の一部を変更をしました。
「塗装」です。
もともとサイドとバックは、
「艶消し」だったんですが、
ちょっとした不具合を補修してもらう際、
「艶あり」に変更してもらったんです。
どうして「艶あり」に変更したかと言えば、
「色が黒に近い材は“艶あり”の方がいいのでは?」
と思ったから。
知人のハカランダ・ギターなどを見ると、
艶ありの方が、艶なしより
ハカランダの色が濃く、黒に近くなって、
グッと深みが増して見えるんですよね。
で、補修の塗装をしてもらう際、
「全体を艶ありに変更してください」
とお願いしたんです。
そういう我がままを聞いて対応してくれるのも
かかりつけの楽器店「MUSICLAND KEY」、
Yokoyama Guitars ならでは、なんですよね!
ありがたいことです!
で、しばらくして
「艶あり」になって戻って来ました。
そうしたら、
見た目の変化以上に
音が変化していたんです。
ハカランダならではの
高音のキラキラ感はそのままに
低音がキュッと引き締まった感じ。
ボクにとってはとってもいい方向に
変化したんです。
「そうか、塗装でこんなに音が変わるのか!」
本来なら塗膜が薄い「艶消し」の方が、
材本来の音に近いのかもしれませんが、
ボクのハカランダには「艶あり」の方が
グッと引き締まっていい感じになりました。
だったら、ということで、
その後、「カマティロ」モデルの『AR-GC #420』 も
サイドとバックを「艶あり」に変更してもらいました。
こちらはハカランダ・モデルほど
大きな変化はありませんでしたが、
やっぱりキュッと引き締まった印象はあります。
「う~ん、これもいい感じ!」
ボクは、モーリスの『 S-92Ⅱ 』以来、
「艶消し」に魅せられてきましたが、
音としては「艶あり」の方が合うのかもしれません。
となると・・・
と、悩んだ末、
インディアンローズウッド・モデルの
『AR-WR #300』も
艶ありに変更してもらうことにしました!
こちらはトップも艶消し仕様でしたから、
他の2台より大掛かりな作業になるとのこと。
いい感じに成長していたので、
「どうしようか?」と
だいぶ悩んだのですが、
ハカランダ・モデルが入って以来、
少し印象の薄くなってきてしまった
インディアンローズを
生まれ変わらせるのも悪くない。
新しいギターを買うつもりで、
今、やってもらっています。
さあ、どうなるか!?
今、新しいギターを頼んだ時のように
ワクワクしてます!
新しいギターを買うことを考えれば
かなり安いですしね!
それで同じようなワクワク感を味わえるなら
いいもんですよね!!
乞うご期待!です。
ちなみにハカランダ・モデルの『AR-GB #555』ですが、
以前アップした演奏動画『星に願いを』(↑)は
仕様変更後(艶あり)のものです。
この演奏動画をご覧になって、
ある方から音の変化に気づいてコメントを頂き驚きました。
分かるもんなんですね!
当時の記事の「コメント欄」をぜひご覧ください。
高音から低音まで、
キュッと引き締まってとてもバランスの良いサウンド!
しかもその後、ナットの「溝切り」も調整してもらって
ものすごく弾きやすくなっています。
最高です!!
by acogihito | 2017-12-25 21:49 | ★アコギ関連 | Comments(0)