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頑張れ、ギブソン!

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 2018年3月6日(火)付「朝日新聞」の記事、
 米ギター ギブソン苦境・・・。

 「債務期限が迫るなか、営業の低迷が続き、
  あと半年のうちに債務不履行に陥る可能性がある

 「借り入れなどの債務は計550億円」・・・

 ギブソンが経営不振に陥っていることは、
 ネット記事などでも見ていたので知っていましたが、
 こうして一般紙にも掲載されると、
 やっぱりショックですよねぇ・・・。

 若者ロック離れ エレキ振るわず

 原因は、若者のロック音楽離れだそうで、
 エリック・クラプトンも
 「たぶん、ギターは終わったんだろう」と
 言ったとか言わないとか・・。
 全体的にエレキギターの売り上げが落ち込んでいて
 フェンダーも他人事ではないそうです。

 う~む、
 でも確かにそうかもしれませんよね。

 最近テレビで
 高校の「ダンス部」というのを
 取り上げられることをよく目にしますが、
 ボクらが高校の時は
 そんなのなかったですもんね。

 今はEDM=エレクトロニック・ダンス・ミュージックが
 盛り上がりを見せていて
 そこにはエレキギターは必要ないんだそうです。

 ボクらの時代は、ロックかフォーク。
 音楽と接すると言えばダンスではなく、
 ギターという楽器が必須でした。
 ダンスといえば、
 ピンクレディーが流行ったような時代でしたもんねぇ。
 あとはフォークダンスでしょうか。(笑)

 そして80年代に入って、
 シンセサイザーや打ち込み系の音楽や
 フュージョン、AORが流行ってくると
 フォーク的なアコースティックギター(アコギ)は、
 急速に低迷。
 でもエレキギターは、
 YAMAHAのSGシリーズとか
 日本製のギターが流行ったりして元気でしたよね。
 カシオペアとか高中正義とか。

 90年代に入って
 エリック・クラプトンの「アンプラグド」が流行ると
 再びアコギに注目が集まり、
 日本ではさらに2000年代に入って、
 押尾コータローさんのハイテク奏法などによって
 新しいアコギの魅力を知らしめられたのと、
 南澤大介先生の「ソロ・ギターのしらべ」によって
 アコギ1本でメロディーと伴奏を弾く
 「ソロ・ギター」が知られたことによって
 アコギの人気が高まったように思います。

 でもその一方でエレキギターは、
 80年代から大きく進歩することなく、
 奏法的にもサウンド的にも
 「行き着いちゃったのかな」
 という感じもしました。

 ただアコギも、
 押尾コータローさんに続く
 メジャーなギタリストの登場や
 「ソロ・ギターのしらべ」の新作などが
 どんどん出てこないと
 この先どうなるか、
 ちょっと不透明な感じもします。

 ハカランダやローズウッドなどギター材も
 ワシントン条約で規制されるようになってますしねぇ。
 ギターの未来は必ずしも明るくない・・。

 う~む、でもボクはギターが好きだぞ!

 頑張れ、ギブソン!!
 頑張れ、ギター!!


by acogihito | 2018-03-12 23:07 | ★アコギ関連 | Comments(0)  

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