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ついに利根川へ! (花見川カヌー探検 その3)

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 友人のN氏。
 中学時代からの、かれこれ35年近い付き合いになる親友です。

 去年の夏、ひょんなことから、
 「地元を流れる花見川を北上すれば、利根川まで繋がってるんだよね」
 「カヌーは一艇しかないけど、花見川沿いにはサイクリングコースがあるし、
 自転車とカヌーを交代しながらいけば、行けるんじゃない?」
 と、二人で始めた『花見川カヌー探検』。

 去年8月今年5月と複数に分けて続けてきたんですが、
 2008年7月28日、ついに目標の利根川までたどり着きました!

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地図の水色の部分が「川」や「沼」で、ピンクの線が並走する「サイクリングコース」


 今回の出発地点は、前回、うな重を食べるために上陸した
 かつて「甚兵衛渡し」という渡し船があったというあたり。

 そこから「北印旛沼」を抜け、
 「長門川(このあたりでは花見川ではなく、長門川という)」を抜けて、
 「利根川」に至るというコースです。

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 まずは親友N氏から出発。

 ボクはその間に、「出発地点」までカヌーを積んで来たクルマで「到着地点」まで先回りし、
 そこにクルマを停め、「折りたたみ自転車」を降ろして組み立てて、「サイクリングコース」を戻り、
 途中の「酒直水門」手前で合流して、交代するという作戦。

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 う~ん、空が広い!

 「酒直水門」手前の景色は、
 カヌーの聖地、北海道・釧路湿原を流れる「釧路川」のようでもあります。

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 「酒直水門」は閉まっているので、その向こう側まで二人でカヌーを担いで陸上を迂回。
 そしてボクと交代です。

 迂回ついでに近くの芝生のような広場で、
 昼飯のつなぎとして買っておいた「アンパン」を食べたんですが、
 こういう時に食べるアンパンって、なぜかすっごく美味しく感じるんですよねぇ~。

 ゆっくりと自力で進むしかないカヌーは、
 素朴なモノやコトへのありがたみや価値を
 ごく自然に再認識できるようになるのかもしれませんねぇ~。

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 地元、千葉市花見川区を流れる「花見川」も、
 北上して 隣の八千代市に入ると「新川」と名前を変え、
 さらに「西印旛沼」「北印旛沼」を越えて、
 本埜村(もとのむら)の この辺りになると「長門川」という名前になります。

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 う~ん、水面を流れる風が心地よく、見上げる夏の空は美しくさわやか!

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 岸辺を見れば、信頼する友人が自転車で走っているし、
 なんとも優雅で、ありがたい光景です。

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 やがて、JR成田線の支線である
 我孫子と成田を結ぶ通称「我孫子線」の鉄橋下を通過。

 乗ったこともないこの路線。
 自宅のある千葉市花見川区から見れば、
 千葉県の端っこを走っているように思えるこの路線の鉄橋の下をくぐるなんて、
 随分、遠くまで来たもんです。

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 そして、この鉄橋を越えたあたりで、一艇のカヌーと出会いました。

 ボクらより少し年上のその方は、この近所に住んでいて、
 時々、この辺りでカヌーを楽しんでいるんだそうです。

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 ボクらが、「千葉の花見川から自転車と交代しながらここまで来た」と話すと、
 「それは面白いですね!」と興味を持たれたようで、
 「途中までご一緒させてください」と、
 しばらくカヌー談議に花を咲かせながら並走することになりました。

 この辺りでカヌーをやっている人なんて、そんなに多くもないので、
 お互い、興味を持っちゃうんですよね。

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 ちなみにボクらのカヌーは、リバーツーリング用のファルトボート(折りたたみ式カヌー)ですが、
 その方のカヌーは小回りの利くスラローム艇。

 そうして、利根川目前というところで、
 「ではまた、どこかの水上でお会いしましょう!」とその方とは別れ、
 友人と交代。

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 念願の「利根川に出る」という大役を友人に託します。

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 さあ、この大きな「印旛水門」の向こう側に見えるのが、いよいよ「利根川」です!!

 う~ん、なんだか武者震い??

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 そして、水門を通り抜け、ついに「利根川」へ!!!

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 水上でも、陸上からも「目標達成」を祝います!!

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 利根川に出てから再び交代。

 これが関東一の大河、坂東太郎と呼ばれる「利根川」の水上です。

 この先をずっと行けば銚子市になり、太平洋に繋がっているんですよね。
 「いつかは行ってみようか!?」と思いつつ、
 今回は栄町の「水と緑の運動公園」を最終ゴールとしました。


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 さてさて、この日は天気も良く、水上はいくらか涼しいとはいえ、大汗をかいたし、
 なんだかんだでけっこう疲れたんで、ゴール地点からクルマでちょっと行ったところにある
 「成田の命泉 大和の湯」という温泉へ。

 ちょうどいい温度の露天風呂にゆったりと浸かりながら、
 これまでの道中のことなどを話し合っていると、近くの森でヒグラシが鳴き出しました。
 実に気持ちのいい、夏の夕暮れです。
 
 そういえば、
 「昼飯はアンパンだけで、ちゃんと食べてなかったから腹が減ったなぁ~」
 「だけどよくアンパンだけで持ったよなぁ~(アンパンってすごいんだな)」
 ということで、成田市内のレストランへ。

 そうして早めの夕飯を食べ、外に出てみると、
 とってもダイナミックな夕焼けが広がっていました。

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 今回の行程は約15キロ。
 利根川を目指し、全行程約50キロの道のりを
 カヌーと自転車を交替で乗り継ぐ「駅伝方式」で続けてきた
 『花見川カヌー探検』も、ひとまず、これで目標達成!

 今まで気づかなかった地元の魅力を新発見する素晴らしい旅となりました。
 
 帰りは成田から高速道路を使っても、自宅まで約1時間の行程となり、
 「高速道路を使って帰らなきゃいけないくらい遠くまでカヌーと自転車で行っちゃったんだなぁ~」
 と、ちょっとばかり感慨深く思いながら、
 車中では「次はどうしようか?」と怪しげな作戦を話し合ったのでありました。


 (関連記事)→ 地元の花見川でカヌー! (花見川カヌー探検 その1)
           Nature Spirit 印旛沼でカヌー! (花見川カヌー探検 その2)
           東京湾へ! (花見川カヌー探検 その4 「完結編」)

by acogihito | 2008-07-29 11:14 | ☆その他 | Comments(18)  

指先のボキャブラリー

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 ギターの練習をする場合、
 1曲を徹底的に練習するのと、いろんな曲を練習するのと、
 本当はどっちがいいんでしょうかねぇ??

 まあ、良くわからないんで、
 ボクとしてはいろんな曲を練習して、楽しみながら徐々に徐々に、
 全体的に上手くなっていければ、それがいいなぁ~と思っています。

 で、7月に入ってから練習を始めた『ボヘミアン・ラプソディ』なんですが、
 思ったより早く覚えられました。 

 いろんな曲を練習しているので、技術的な上達はさほどではないものの、
 指先のボキャブラリーは少しずつ増えてきてるのかな?? (何となく少し嬉しい!)

 新しい指の動きにも思ったより苦労しませんでした。 (注:あくまで覚えただけですが…)

 で、気を良くして、次なる課題曲に挑戦です。

 それは、『天国への階段 (Stairway to Heaven)』!!

 『ソロ・ギターのしらべ 官能のスタンダード篇』に
 スペシャル・トラックとして演奏は収録されているものの、
 著作権の関係で譜面の掲載ができなかったという曲です。

 でも、聴くだけでは我慢できず、
 どうしても弾けるようになりたい曲だったので、
 音だけではコピーのできないボクは、
 PAN SCHOOL OF MUSICの専科で南澤先生にレッスンを受けた際にお願いして、
 お手本として弾いてもらい、それをビデオに収録させてもらってたんです。

 こういう覚え方は、『ノルウェーの森』『ブラックバード』に次いで3曲目。

 秋からまた、PANで南澤先生にレッスンを受ける予定で、
 それまでに“ロック三大名曲(名アレンジ)”である
 『ボヘミアン・ラプソディ』『天国への階段』『いとしのレイラ』の3曲は覚えて、
 細かいところは、そこで指摘を受けつつ上達できればいいかな?と思っているんですが、
 このペースでいけば、さらに1曲、
 『ヒア・カムス・ザ・サン』も覚えられるかな?? (頑張りたい!)

 そうすれば、『ノルウェーの森』『ブラックバード』とともに
 「ソロ・ギターのしらべ」シリーズには掲載されていない
 “ビートルズ三大佳曲(名アレンジ)”も覚えられることになる! (嬉しい!!)

 ちなみにこの3曲は、南澤先生が現在制作している
 「ソロ・ギターのミニ・アルバム」には正式に収録されるようで、
 大いに楽しみにしているところなんです!!

 さらにその「ミニ・アルバム」には、「ソロ・ギターのしらべ」に掲載されているのとは違う、
 DropDの1弦空け2カポというアレンジのカーペンターズ『遙かなる影』も収録されるそうで、
 それも楽しみなんですよね!

 以前、楽器フェアで、そのアレンジの『遙かなる影』を聴いたことがあるんですが、
 響きに厚みがあって、とってもいい感じだったんです!

 できることなら、それも習いたいよなぁ~。
 そうすれば『トップ・オブ・ザ・ワールド』『イエスタディ・ワンス・モア』とともに
 “カーペンターズ三大名曲(名アレンジ)”も弾けるようになるんだもんなぁ~~~。

 ・・・と、夢と希望は広がるばかり・・・。
 
 とにかく今は、秋のレッスン再開に向けて
 なるべく多くの曲を覚えておきたいという心境です。 (曲として弾けるようになるのはそのあと)

 そうしてレパートリーを増やしつつ、
 いろんな曲を楽しみながら練習していこうと思っています。

 今後の人生が楽しみです!!

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by acogihito | 2008-07-25 00:00 | ★アコギ関連 | Comments(14)  

トニー・マクマナス & 打田十紀夫 ライブ!

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 “ケルティック・ギターの最高峰” トニー・マクマナス 遂に初来日!という
 謳い文句に誘われて、そのライブを東京・曙橋の「BACK IN TOWN」に見に行ってきました。

 と言っても、「ケルティック・ギター」ってどんなものなのか、
 ちっとも分っていないんですけどね。

 でも、オープニング・アクトが打田十紀夫さんなんで、
 打田さんのライブは見たことがなかったボクにとっては、ちょうどいい機会でした。

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 まず、最初の50分ほどが打田さん。

 曲目は、「思い出の鱒釣り」「BURG Blues」「Appalachian Mood」など、
 ボクが唯一持っているCD「思い出の鱒釣り」からの曲が多く、
 とっても親しみやすいものでした。

 CD「思い出の鱒釣り」は、打田さんらしい曲がたくさん入ったアルバムなのかな?

 割と軽いタッチで弾かれているようだけど、音は実にはっきりしていて、
 ギターにはマグネチック・ピックアップが付いていたけども、
 マイクからの音がメインなのか、アコギらしい音がしてました。

 おしゃべりも軽妙で実にいいムード。
 いずれ是非、ソロ・ライブを見てみたいものです。

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 そして、トニー・マクマナスさん。

 ケルティック・ミュージックと言われても良くわからないんだけど、
 要は、アイルランドやスコットランドなどの民俗音楽的要素が入っているという感じでしょうか?

 はっきりしたコード展開があるというより、モードといった感じで、
 とにかくやたら細かいフレーズが連続して展開するんですが、
 メロディーというより、スケールみたいな感じで、
 初めて聴くボクには、どれも似たような曲に聞こえてしまいました。

 ロックでいえば、ビートルズよりレッド・ツェッペリン的って感じかな?

 ボクは、ビートルズ的なメロディーがはっきりした曲の方が好きなんですよね。
 だから、「すごい!」とは思ったものの、個人的な趣味ではイマイチだったかな?
 その分、気軽に聴いていられました。


 興味深かったのは、カナダのビルダーに作ってもらったというシタールの音がするギター。
 もろにシタールのような音がして、インド的スケールの曲を演奏していました。

 一体、どんな仕組みになってるんだろう?

 以前、南澤先生に「ノルウェーの森」を教わった時
 「シタールのブリッジは点ではなく、面になっている」と聞いていたんで、
 終了後、まっ先にステージ脇に置かれたそのギターを見てきました。

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 なるほど! やっぱりブリッジ(サドル)が面のようになっている!!
 面白いギターがあるもんです。

 このギターがあれば「ノルウェーの森」は完璧?

 トニーさんもこのギターを紹介する時、「ノルウェーの森」のさわりを弾いたけど、
 シタールといえば「ノルウェーの森」ですもんねぇ。

 それにしてもビートルズって大したもんだよなぁ。
 当時、チューニングも分からないまま、とりあえずって感じでジョージ・ハリスンが弾いた曲が、
 今やシタールの世界的な代表曲のようになってしまってるんですからねぇ。

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 その後、打田さんとトニーさんのCDを購入し、サインを頂きました。

 その時ビックリしたのは、トニーさんは左利きなんですよね。
 それであれだけ細かいフレーズの連続を弾きこなすんてスゴイ!
 変なところで感心してしまいました。

 いずれにしても、いろいろな人のライブを見ると、
 ギターに対する様々なアプローチを体感することができて、
 実に興味深いし、楽しいし、勉強になりますねぇ。
 

by acogihito | 2008-07-22 02:36 | ★アコギ関連 | Comments(2)  

『ちいさいおうち』 実写版?

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 都内、某所にある一軒の住宅。

 まるで、映画「三丁目の夕日」に出てくるような「昭和」の面影、そのままの住宅です。



 ところが、時が経ち、

 一歩引いて周りに目を転じてみると・・・、

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 そこは東京港区赤坂。
 この春オープンした超近代的な「赤坂サカス」などに取り囲まれた
 大都会のド真ん中なんです。

 なんだかとっても居心地が悪そう。

 まるで、子供の頃に読んだ絵本『ちいさいおうち』の実写版を見るかのようです。

 「むかしむかし、静かないなかに、ちいさいおうちがたっていました」
 と始まるそのお話は、
 町の明かりが遠くに見えはじめたのをきっかけに周辺がどんどん開発され、
 道ができ、自動車やトラックが走りだし、道路はあちこちに延び、
 背の高い家やアパート、お店などが次々と完成。
 人工的な町の照明は明るすぎて、もはや太陽も月もわからない、
 「ちいさいおうち」は昔に帰りたいと思う・・・、
 というもの。

 町の中にぽつんと取り残され、居心地悪そうにしている「ちいさいおうち」が印象的で、
 子供心にも「可哀そう」に思ったものでした。

 このお宅に、どんないきさつがあるのか分りません。
 
 だけど、そのまま住み続けていたら、「ちいさいおうち」と同様、
 周りがどんどん変わっていってしまった、ということなんだろうと思います。

 喧騒な都会の中で居心地の悪そうな「昭和の家」。

 でも、この家と、その庭だけは、時間が止まり、
 静かな空気が流れているようにも感じる不思議な光景です。

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 ちなみに、ジョージ・ハリスンの
 『オール・シングス・マスト・パス(ALL THINGS MUST PASS)』というアルバムの
 「ニュー・センチュリー・エディション」のCDのジャケットでも
 『ちいさいおうち』と同様のことが表現されています。

 左上(もともとのジャケットデザイン)→右上→左下→右下の順で見てください。

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 これは、1971年に発売されたアルバムを
 30年後の2001年にデジタル・リマスタリングして再発売する際に手を加えられたものですが、
 「30年でこんなに変ったよ」という遊びであり、警告でもあるんですよね。

 う~む・・・。

 21世紀になって、「地球温暖化」などが叫ばれる今、なんだか考えちゃうよなぁ~。

by acogihito | 2008-07-18 01:49 | ☆その他 | Comments(4)  

植物ってスゴイよなぁ~

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 自宅から自転車でちょっと行ったところの公園で咲いている「大賀ハス」の花です。

 「大賀ハス」というのは、ボクが生まれる10年ほど前の1951年に、
 これまた自宅からちょっと行ったところにある今の「東大グランド」の一角で、
 2000年以上も前の種が発見され、それを故「大賀一郎」博士が開花に成功させたもの。

 その後、「検見川の大賀蓮」として千葉県の天然記念物に指定され、 
 「千葉市の花」としても制定されています。

 とはいえ、実はボクには、普通の「ハス」と、
 どこがどう違うのか良くわかっていないんですけどね。

 それでも、直径20センチくらいの見事な大輪の花に圧倒されつつ、
 「2000年以上も土の中で眠っていた種が開花するなんて、植物ってスゴイよなぁ~」
 「昔(縄文時代)の人も、この辺で、これと同じ花を見てたんだろうなぁ~」
 などと、時の流れに思いを馳せてしまいます。

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 2000年かぁ・・・。

 ところで、
 ギターの木材は、樹齢 どれくらいの木を使っているものなんでしょうねぇ・・・?

 きっとボクの使っているギターの木が この世に生を受けたのは、
 ボクが生まれるより、ずっと以前のことなんでしょうねぇ・・・。

 自宅に帰り、改めて眺めて見て、
 その年輪(木目)の数からすると、数百年??

 何と壮大!
 「木(植物)ってスゴイよなぁ~」
 植物の時間感覚で見れば、人間の何と小さなことか。

 さらに、
 「命が終わっても形を変えて、素晴らしい音を出す楽器になったりするんだもんなぁ~」
 などと、その偉大さに感じ入ってしまいました。

 大事にしなくちゃねぇ~。
 きちっと鳴らしてあげたいねぇ~。

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by acogihito | 2008-07-14 11:36 | ☆その他 | Comments(18)  

コントロールしやすいギターとは?

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 今年初め、南澤先生にソロ・ギターを習い始めたばっかりの頃、
 先生にボクの「Morris S-102Ⅱ」を試しに弾いてもらったことがあります。

 その時の先生の感想が、
 「う~ん、僕にはちょっとコントロールしづらいギターかな」というものでした。

 コントロールしづらい?
 どういう意味なんだろ??
 一応、「Morris S-102Ⅱ」も先生のと同じモーリスだし、
 フィンガーピッキング用に作られたギターということで買ったんだけども・・・。

 その時は、その意味がわからず不本意だったんですが、
 その後、先生の使う「Morris S-121sp」の量産モデルである「S-92 」を買い
 今ではその方が多く弾くようになって、たまに「S-102Ⅱ」を弾くと、
 その意味が分かるようになってきました。

 なんていうか、「S-102Ⅱ」は、「S-92」と比べると
 中低域の音がボワンボワンするんですよね。

 「S-102Ⅱ」は、「S-92」と違い、ラウンド・バックというボディ構造が採用されていて、
 ボディバックが丸みを帯びています。

 それが「音量のアップ感、力強い鳴り感、伸びやかなサスティーンを生む」
 というのがセールスポイントなんですが、
 「消音」に気を使うようになり、少しはそれができるようになってくると、
 消音しても、中低域の余韻がボワンと残って、
 思った通りに音が切れないことが気になってくるんですね。

 それに比べると、フラット・バックの「S-92」は断然切れがいい。

 なるほど、先生の言っていたのは、そういう意味だったんだろうなぁ~。

 まあ、「S-102Ⅱ」と「S-92」では、トップ材は共にシダーだけど、
 サイドとバックは、「S-102Ⅱ」がローズウッドで、「S-92」はマホガニーという
 材の違いもあるのかもしれません。

 それに弾く曲によっては、
 中低域が厚い「S-102Ⅱ」の方がいいんじゃないかな?ってのもあるし、
 使い分ければいい訳なんですけどね。

 いずれにしても、今までは、
 「力強い鳴り感で伸びやかなサスティーン」なんてのは、
 単純に「いいものだ」と思っていたんですが、
 必ずしもそうとは限らないということはわかってきました。
 
 ギターの音は、何を持って良しとするのか?
 コントロールのしやすさとのバランスはどうなのか??

 今後、新しいギターを買う時があるとすれば、
 「コントロールのしやすさ」ということも選定条件として考えなくてはならず、
 どういうのが自分にとってベストなのか、新たな研究課題ですね。

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左が「S-92」、右が「S-102Ⅱ」

 ちなみに、5月に「TOKYO ハンドクラフトギターフェス 2008」に行った時、
 モーリスの人が「今、S-102の三世代目のS-102Ⅲを開発中なんです」と言ってたけど、
 今度はどんなボディ形状になるのか?それも気になるところです。

 ラウンド・バックでなければ、評判が悪かったってこと??

by acogihito | 2008-07-11 02:00 | ★アコギ関連 | Comments(10)  

種も仕掛けもありませんが

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  「おい~っすぅ!」 (いかりや長介風?)

 7月6日(日)、東京・池袋の東武百貨店で開かれている「大人の楽器市」に
 南澤大介先生の「クリニック&ミニ・ライブ」を見に
 6月に開業したばかりの東京メトロ「副都心線」に乗って行ってきました。

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 会場には、アコースティック・ギターが好きな人や
 南澤先生の「ソロ・ギターのしらべ」をやってますという人たちが大勢集まっていて、
 演奏が始まると皆さん真剣そのものです。

 ところで・・・、

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 一見、「種も仕掛けもない」ような先生の手。

 手だけを見れば、「感情線が随分はっきりしているな」と思うくらいで、
 ボクと、そんなに変わらないんですが、
 出てくるサウンドが大きく違うのは、なぜなんでしょう??

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 この日は、クリニックでもあるので、演奏を披露するだけでなく、
 さまざまな奏法や、ギターの魅力も紹介してくれました。

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 さらに、いろいろな人のいろいろな質問にも笑顔で答える楽しいクリニックでした。

 この中で、先生がさりげなく強調されていたのが、やっぱり「消音」。

 う~む、消音かぁ・・・。

 でも、最近、少しずつ分ってきました。
 実は先生の演奏の秘密は、それだけじゃないんですよね。

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 さりげない南澤先生の演奏スタイル。

 ボディやネックを叩くといった大技を多用することもなく、
 ごくオーソドックスな演奏スタイルです。

 ところが、そこには、まるで「手品」のような
 「目にもとまらぬ細かなフィンガーテクニック」が隠されているんです。

 それを一言でいえば、「バランス感覚」でしょうか?

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 ロックやポップスなど、あらゆるジャンルの曲をギター1本で再現する
 南澤先生の「ソロ・ギターのしらべ」シリーズの魅力は、何と言っても
 「原曲のイメージを損なうことなく」ギター1本に置き換えている
 アレンジの素晴らしさにあると思います。

 そして、それを演奏する上で大切なことは、
 さまざまな楽器の、いろいろな音色で演奏されている原曲のイメージを
 「ギターという単一な音色で、どう表現するのか」ということになりますよね?

 でも、ギター1本で、できることと言えば、音の「大小」「強弱」「長短」、
 あと「重なり具合の調整」といったところで、かなり限定されてしまいます。

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 そこを南澤先生は、種も仕掛けもないけれど、まるで「手品」でもするように
 普通の人が気付かないところで、指を細かく動かして、上手~く表現しているんですよね。

 それは、「メロディーになるべき音」と「伴奏になるべき音」をゴチャゴチャと同時に弾くために
 そのままだったらオルゴールのように平坦になってしまいそうなところを
 一本一本の指を巧みに動かして、微妙な「強弱」やタッチによる「音色の差」をつけ、
 さらに「消音」することによって、音の「長短」や「重なり具合」なども絶妙にコントロールして、
 それぞれが独立して、その曲にふさわしいバランスで聞こえるようにするテクニック。

 一見、当り前で、さりげないけど、それらによってギターという単一な音色でも、
 実に表情豊かに原曲のイメージを再現しています。

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 もちろん、ほかのアコギ・インスト系のプレーヤーも、
 プロならみんな同じようなことをやっているんでしょうけど、
 オリジナル曲と違い、カバー曲の場合、
 原曲のイメージやメロディーラインがはっきりしている分、
 余計にその「バランス感覚」が重要なんだろうと思います。

 ましてや、原曲に可能な限り忠実にギターで再現しようとなれば、尚のことでしょう。

 それが南澤先生の演奏の魅力であり、
 「ソロ・ギターのしらべ」シリーズの魅力なんだろうなと、
 最近、つくづく感じ入っている次第なんです。

 いつかは、一歩でもそれに近づきたいもんだよなぁ~。

by acogihito | 2008-07-07 08:46 | ★アコギ関連 | Comments(10)  

『Bohemian Rhapsody (ボヘミアン・ラプソディ)』 練習開始!

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 “ついに”と言いますか、“とうとう”と言いますか、“ようやく”と言いましょうか、
 『ボヘミアン・ラプソディ (Bohemian Rhapsody) 』にチャレンジする日がやってきました!

 実は今年、南澤大介先生のレッスンを受ける際の「何をやりたいですか?」という問いに
 「トップ・オブ・ザ・ワールド」と「ボヘミアン・ラプソディ」って言ってたんです。

 ところが、「トップ・オブ・ザ・ワールド」で「消音」を習っているうちに「まだまだだな」と思い、
 ちょっと遠回りして、ほかの曲などを練習していたんですよね。

 ボクにとっては、南澤先生アレンジの「ボヘミアン・ラプソディ」は特別な曲で、
 これを聴かなければ、ここまでソロ・ギターをやってみたいとは思わなかったかもしません。

 初めて「ソロ・ギターのしらべ」で、この曲を聴いた時の衝撃は鮮明で、
 それまでギター1本で、こういう曲をこんな風に弾けるなんて、知りもしませんでしたからねぇ。
 
 それ以来、ロック好きのボクとしては、
 「いつかこの曲をこんな風に弾けるようになれたらカッコいいだろうなぁ~」と思っていた
 憧れの曲であり、ソロ・ギターをやるからにはの「ひとつの目標」としていた曲だったんです。

 それだけに、練習を始めるのはガッカリすることのないように、
 「少しは弾けるようになってから」と思っていたんですよね。

 そして今、この曲にチャレンジする時を迎え、
 ついに、とうとう、ようやく、ここまで来たかと「感無量」といった気持ちなんです。

 とはいえ、この曲を覚えて、“弾ける”ようになることはできたとしても、
 “弾きこなせる”ようになるには、相当な時間がかかりそうですけどねぇ。

  (そもそもできるのかな? いまだに「トップ・オブ・ザ・ワールド」も弾きこなせず・・・)

 それに、その後にも「ソロ・ギターのしらべ」シリーズの中で、
 弾けるようになりたい曲が次々と出てきたし、
 南澤先生に習い、練習しているうちに
 乗り越えなければならない課題も山のようにあることも分かってきて、
 自分の目標とするところまでは、まだまだ先の長~い道のりなんだなと実感しています。

 でも、一歩一歩進んでいる感じはあって、それがとっても嬉しくもあるんですよね!

 いろいろな曲を覚え、楽しみながら、
 ゆっくり、じっくりと、全体的にレベルアップできればなぁ~と思っています。

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by acogihito | 2008-07-04 00:37 | ★アコギ関連 | Comments(6)  

花見川サイクリングコース

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 ありがたいことに、梅雨なのに、自分の休みの日になると、比較的天気がいいんですよね。 
 ということで、今日も “ちょっと自転車” で出かけてみました。

 先週は海に行ったので、今週は「花見川サイクリングコース」を、山の方へ!

 i Pod の BGM は、押尾コータローさんの『 Nature Spirit 』と、
 岡崎倫典さんの『 Musings -an ode to nature- 』。

 共に 「 nature=自然」がタイトルに付いているから、いいんじゃないかな?

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 「花見川サイクリングコース」は文字通り、
 地元、千葉市花見川区の中心を流れる「花見川」に沿って、
 東京湾から、ズーッと北上すれば、「利根川」まで繋がっているサイクリングコースです。

  (今、友人とカヌーで利根川まで遡上中 → こちら


 この「花見川」を舞台にした小説があります。
 稲見一良(いなみいつら)さんの『花見川のハック』という作品。

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 内容は、ハックという10歳の少年を主人公に
 花見川周辺で「ハックルベリー・フィン」のような冒険ストーリーと、
 「となりのトトロ」のようなファンタジーを掛け合わせたような、
 ワクワク、ドキドキ、ハラハラするようなお話です。

 主人公のハックがハックルベリー・フィンのイメージだとすると、
 川も本当は、ミシシッピ川(オハイオ川)のようなイメージなんだろうけど、
 実は、花見川には、そんなジャングルのようなところがあるんですよね。

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 写真は去年、友人と花見川をカヌーで遡上した時のもの。

 ねっ??
 何だか、ワニでも出てきそうな、こんなワイルドな雰囲気の場所も花見川にはあるんです。

  (この辺り、ワニはいなくても、カメがたくさんいるんです。ワニガメならいたりして?)


 「花見川のハック」の作者である稲見一良さんは、
 残念ながら1994年に他界されていますが、
 花見川周辺に住んでいたそうで、
 きっと、この辺りをサイクリングでもしながら、
 小説の構想を練っていたのかも知れませんねぇ。

  (別に「花見川の要塞」という短編もあります)

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 そんな「花見川」に沿って、サイクリングコースは続きます。

 BGM の押尾コータローさんの「永遠の青い空」、
 岡崎倫典さんの「Living Naturally」あたりの曲が、
 ウグイスなどの野鳥の声と混ざり合って、とっても心地いい!

 この辺りは、野鳥も多いんですよね。

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 しばらく行くと、「ここは一体どこ?」というような景色の場所に。

 周辺には、住宅があったりもするんですが、
 この場所からは、どこにも建物が見えず、
 どこか遠くの山の中にでも来たかのようです。

 自宅から “ちょっと行ったところ” に、こんなところがあるなんて、
 ありがたいもんだよなぁ~!


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 往復で18キロ少々。
 約2時間の小旅行。

 先週も仕事がきつかったけど、これで気分もサッパリ!

 もちろん、今日もまた、家に帰ってからは、
 気分一新、ギターの練習に精を出せたのは言うまでもありません。



 (関連記事)→ 地元の花見川でカヌー! (花見川カヌー探検 その1)
           Nature Spirit 印旛沼でカヌー! (花見川カヌー探検 その2)
           ついに利根川へ! (花見川カヌー探検 その3)
           ちょっと海まで

by acogihito | 2008-07-01 23:24 | ☆その他 | Comments(12)