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人生最高峰のギター! Yokoyama Guitars 『AR-GB #555』

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 いやぁ~、まさか自分がこんなに高価なギターを手に入れることになるとは
 初めてヨコヤマギターを見た2007年には想像のつかないことでした。

 7年前のその頃は、まだろくにソロ・ギターは弾けなかったし、
 その直後に18万円ほどしたモーリスS-102Ⅱを買った時には、
 「ずいぶん高いギターを買ったなぁ~」と思ったものでした。

 ところが2010年、憧れていたヨコヤマギター
 ついに手に入れてみると
 「やっぱりいい!やっぱり違うもんだな!」と、
 値段はモーリスの2~3倍するけど、所有した喜びと
 弾きやすさ、音の良さ、バランスなどを考えれば、
 5~6倍、いや10倍の価値があると感じたのです。

 以来、すっかりヨコヤマギターのファンになり、
 いつでも弾いていたいと夜中の静かな時間でも弾ける
 「リーフ・クワイエット」を特注で作ってもらったり、
 ヨコヤマギターだけが使っている珍しいサイド・バック材の
 「カマティロ」を使ったモデルも作ってもらいました。

 初めてヨコヤマギターを作ってもらった時は、
 清水の舞台から飛び降りる思いでしたが、
 1回飛び降りてみると案外大丈夫で
 金銭感覚が変わってしまったという感じでしょうか。

 そしてついに人生最高峰のギター、
 トップ材に「ジャーマン・スプルース」、
 サイド・バック材に「ブラジリアン・ローズウッド」、
 通称「ハカランダ」を使ったモデルを作ってもらったんです。

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 『AR-GB #555』
 ボディ形状は、
 A=オーディトリアム・スタイル
 R=ラウンド・カッタウェイ
 材は、
 G=ジャーマン・スプルース
 B=ブラジリアン・ローズウッド(ハカランダ)
 シリアルナンバー=555

 いやぁ~、素晴らしい!

 インディアン・ローズウッドと比べると
 格段に高価なブラジリアン・ローズウッドですが、
 音は、
 インディアン・ローズウッドがAMラジオなら
 ブラジリアン・ローズウッドはFMラジオ、
 インディアン・ローズウッドがラジカセなら
 ブラジリアン・ローズウッドは高級オーディオ
 という感じです。

 やっぱり違うもんですね。
 高域がキラキラしていて美しい!
 Hi-Fi という感じ。
 高域の倍音が多いんです。
 そして優しい音なんですね!!

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 ギターをあまり知らない人には、きっと
 ほんのわずかな差なんでしょうけど、
 わかるようになってくると「なるほど!」と思う音の違いです。

 この差に、この価格差が許容できるかどうかですけど、
 ボクには納得のものとなりました。

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 そして、もうひとつ。
 せっかく人生最高峰のギターを作ってもらうなら、
 インレイも「オガワインレイクラフト」の小川さんに何かお願いしたいと思いました。

 小川さんのセンスは最高ですからね!

 とはいえ、ペットを飼っているわけではないから
 動物の図案でもないし、
 花とか鳥というイメージでもないし、
 あんまりギラギラな図案もちょっと違うし・・・、
 と、どんなデザインがいいか悩んでいたんです。

 そんな時見たのが「Kraut Guitars」です。

 ロゼッタなどのデザインが今までにないような幾何学模様で、
 とっても良かったんですね。
 小川さんにも見てもらって、いろいろ相談を重ねました。

 そして小川さんが提案してくれたのがこのデザインです!

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 ネック部分とヨコヤマギターの特徴である
 ピックガード風のロゼッタ部分に
 いろいろな木材の木の色をそのまま生かした
 モザイク模様を入れたものです。

 細かい図柄まで入れられる技術に走ることなく、
 小川さんのセンスが前面に生かされ、
 ヨコヤマギターの清楚な雰囲気を崩さない
 素晴らしいデザインですよね。

 しかもどことなくヨコヤマギターに通じる
 「和」のテイストも感じます。

 さっすが小川さん!!

 カラフルな色も天然の木の色でできるということで、
 いろいろな材を知っている小川さんならではのデザイン。
 まさにボクが望んだもので、
 小川さんにお願いしてホントに良かったです。

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 ちなみに
 ピンク色っぽいのがピンクアイボリーという材、
 薄い茶色がハワイアンコア、
 濃い茶色がカリン、
 灰色が神代桂、
 灰茶が神代タモ、
 そのほか、メイプルにウォルナットが使われています。

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 塗装は、ボディトップのみ艶有りで、
 そのほかは渋い艶消しにしてもらいました。

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 ヘッド(天神)の材もブラジリアン・ローズウッドです。

 周囲に「黒白黒」のラインを入れてもらいましたが、
 このデザインをお願いする人は意外と少ないそうです。

 でもボクは気に入っているので、
 ボクのヨコヤマギターには全部ラインを入れてもらっています。
     ↓
 『AR-GC #420』 『LEAF-Quiet #367』 『AR-WR #300

 そうそう、ブリッジも全てスルーブリッジです。

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 ネック幅は、
 ナット側を通常より広く「AR-GC #420」や「LEAF-Quiet」同様、
 46ミリにしてもらいました。

 通常より1.5ミリ広く、
 弦1本当たりでは0.2ミリほど広いだけですが、
 1フレット、2フレットあたりで演奏する時、
 指がほかの弦に当たってしまうことがなく
 ボクには弾きやすくなるんです。

 ブリッジ側は標準の59ミリなので、
 上に行けばいくほど普通のギターと変わりません。

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 弦高は、12フレットの上から6弦の下までの間が
 約2ミリとかなり低めに調整してもらってあります。

 ピックで激しくストロークなどしたらビビりまくりですが、
 そういう演奏ではないソロ・ギターなので
 押さえやすさを優先しました。

 弦は、1~2弦と6弦がミディアム・ゲージと太い
 Wyres(ワイアーズ)の南澤大介先生のシグネチャー弦
 使っているんですが、弦高が低いので
 テンションもそれほどきつくなく弾きやすいです。

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 そしてネックヒール部は
 「AR-WR #300」同様なめらかな処理をしてもらいました。

 12フレット付近で演奏する時やギターを持つ時、
 ボディーの角が当たることなく、
 スルッとしていて気持ちいいんですよね!

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 ・・・ということで、足掛け2年がかり、
 細部まで自分なりにこだわった人生最高峰のギター、
 人生を彩る最高のギターが完成しました!!

 7年前の自分なら想像を絶するような高価なギターとなりましたが、
 今の自分には価格以上の価値を感じられます。

 大満足!
 横山さん、小川さん、どうもありがとうございました!!

 さあ、あとは弾くだけです!

 出来立ての今は、
 トップ材のジャーマン・スプルースが
 びっくりするほど白いですが、
 年月が経つうち飴色に変化し、
 音も弾き込むうちに
 もっともっと出てくるようになるでしょう。

 ギターの成長とともに腕も上げるよう努力して
 これからもソロ・ギターを堪能していこうと思います。

 う~ん、楽しみ~~!!

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形になる前

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ネックはホンジュラス・マホガニーのワンピース!

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塗装前

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完成!


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by acogihito | 2014-12-28 20:06 | ★アコギ関連 | Comments(19)  

ついに完成! 人生最高のギター

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 2014年11月29日(土)、
 自宅のある千葉を出た時は曇り、
 途中、山梨県に入ったあたりで雨が降り出しましたが、
 長野県・諏訪湖あたりで急激に天気が回復して、
 みるみるうちに青空が広がってきました。

 いやぁ~、ありがたい。
 
 「ヨコヤマギターズ」の工房に行くのは、7月19日(土)以来。
 その時に細部の仕様を決定して製作をお願いしていたギターが、
 ついに完成したのです。

 中央高速を松本で降り、
 ヨコヤマギターズを販売する
 「ワンダートーン」の坂本さんと合流して、
 「やきそば よっちゃん」で名物のお好み焼きと焼きそばを
 昼食にいただいてから工房に向かいました。

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 遠くに見える北アルプスの山々の頂には、もう雪が積もっています。
 本来ならもっと寒いはずの11月最後の週末ですが、
 この日は温かく、しかも晴れ間はどんどん広がり、
 天気もギターの完成を祝福しているようでした。

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 そして、ついに受け取りです!

 いやぁ~、素晴らしい!!
 最高です。

 ヨコヤマギターを初めて知ったのは
 アコースティックギターマガジン2007年春号(Vol.32)の
 「にっぽんのギター工房」という記事でした。

 見たとたん
 「こんなにシンプルで美しいギターがあるのか!」と魅せられ
 以来、いつかは欲しいと憧れ続けていたんですが、
 夢とは思い描いていると何とかなるもので、
 3年後の2010年春に何と南澤先生とともに注文しに行き
 1本目の「ローズウッド・モデル」を作ることができました。

 以来、横山さんご本人や
 ワンダートーンの方々の人柄にも惹かれ、
 2本目の「リーフ・クワイエット
 3本目の「カマティロ・モデル」と作っていただき、
 今回は何と4本目。

 しかも、トップ材に「ジャーマン・スプルース」、
 サイド・バック材に「ブラジリアン・ローズウッド(ハカランダ)」を使うという
 超贅沢な人生最高となるギターを作ってもらったんです。

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 弾いてみると、
 パッとその瞬間に「違う!」というのがわかりました。
 きらびやかで深みがあって優しい音色です。 

 やっぱり違うもんですねぇ。

 「ブラジリアン・ローズウッド(ハカランダ)」は、
 現在はワシントン条約で輸入が禁止されてるので、
 禁止前に輸入され残っている材しかなく、
 希少なため、ものすごく高価になっていますが、
 やっぱりそれだけのことはあって、
 ほかの材とは違うんですね。
 びっくりです。

 そして、その場で弦高など細部の調整もしてもらいました。

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 実は今回、せっかく人生最高のギターを作ってもらうなら
 清水の舞台よりもっと高い、
 スカイツリーんてっぺんから飛び降りちゃえという勢いで
 インレイにもこだわってみました。

 以前から、「オガワインレイクラフト」の
 小川さんの仕事には感心していたのですが、
 何か作ってもらいたいと考え、
 お会いするたびに相談させていただきました。

 そして提案いただいた小川さんのセンスにびっくり!

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 細かい技を使った絵柄ではなく、
 木の素材の色を生かしたモザイク模様の図案だったんですよね。

 しかもヨコヤマギターのシンプルな基本デザインは壊さないという。

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 美しい!
 さっすが小川さん!!
 技術はもちろんですが、デザインのセンスが最高です。

 もう悩むことなくお願いしちゃいました。

 ということで今回、
 ありがとうございましたとお礼を伝えるのと、
 完成したギターを見てもらおうと、
 小川さんの工房にも訪ねることにしました。

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 ヨコヤマギターズ工房近くで1泊し、
 温泉でくつろいで、宿の部屋でできたてのギターを弾いて
 美味しい料理をいただくという贅沢な時間を過ごし、
 翌11月30日(日)、
 新潟県十日町市にある小川さんの工房に向かいました。

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 ところどころで雨が降っているようで、
 道路は濡れていたりするんですが、
 ボクが行く上空は晴れていて、
 雨に会うこともなく、
 ありがたいことでした。

 しかも本来ならもっと寒いはずなんですが、
 この日は季節外れ小春日和。

 でも、長野と新潟の県境あたりになると
 家々が本格的な冬を前に
 「さあ、来い!」とばかりに、
 窓を柵で囲ったり、植木を材木で囲ったりという
 雪対策が進められていて、
 厳しい冬がやってくるんだな、
 今日が今年最後の暖かい日なんだろうな
 という感じでした。

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 小川さんの工房の周りも
 冬になる4メートルの雪が積もるといい、
 千葉に住むボクには想像のつかない
 違った冬を過ごしているんですねぇ。

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 小川さんの仕事、インレイを入れる作業は
 ギターを組み立てる前の材料に入れることがほとんどなので、
 完成したギターを見る機会は案外少ないんだそうです。

 ですから今回は、
 お礼を兼ねて見せに行って良かったです。

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 この素敵な工房で作っていただいたんですねぇ!

 いやぁ~、それにしても嬉しい!ありがたい!!

 ボクが敬愛する横山さんと小川さんという素晴らしい方々の手によって、
 ボクの人生を彩る最高のギターができました。
 
 本当にありがとうございました!

 そして、横山さんと小川さんの工房を訪ねさせていただいたことは
 ボクにとってはとても有意義な旅行となりました。
 こちらも合わせてお礼を言いたいです。
 

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 ところで、またギターを作って、
 「よくそんなにお金がありますね」と思われるかもしれませんが、
 ボクの場合はタバコをやめたのが大きいですね。

 結構ヘビースモーカーで1日2箱は吸っていました。
 それをやめることによって
 420円×2箱×365日=306600円と、
 1年で30万円ちかくをギターに回せる計算です。

 もうやめて4年になりますから、
 それだけで120万円!
 これはでかい!

 煙になって消えていたお金をギターに回して、
 しかも健康にも良いなんて
 最高じゃないかと思っています。

 それに「いつかは欲しい」と、
 例えば「10年後に」なんて言っていると、
 すぐに60代になって、
 せっかくのギターを弾ける時間が
 10年も短くなってしまいますからね。
 だったら「今でしょ!」と
 ギターを優先させてしまったんです。

 さすがにスカイツリーから飛び降りる思いでしたが
 飛び降りて、ホントに良かったです。

 一般的に考えれば、
 びっくりするような高価なギターですが、
 その材料や、横山さんの仕事、小川さんの仕事、
 そしてその完成度などを考えると
 決して高いものではなく、
 かえって安く感じるほどです。

 さぁ、これからさらにギター人生を楽しみますよ!!
 
 楽しみ楽しみ、楽しみです!!

 本当にありがとうございました。



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by acogihito | 2014-12-01 13:25 | ★アコギ関連 | Comments(5)  

Yokoyama Guitars 『AR-GC #420』

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 先日完成したヨコヤマギターズの『AR-GC #420』。
 少しのろけさせていただきます。

 ボディ形状は、大好きなオーディトリアム/ラウンドカッタウェイ・モデルのAR。
 木材は、トップがジャーマン・スプルース、サイドとバックがカマティロでGC。
 ヨコヤマギターズ420番目のモデルです。

 ボクは艶消しのギターが好きで、
 モーリスの「S-92Ⅱ」はもちろん、ヨコヤマギターズ「AR-WR #300」も
 「LEAF-Quiet」も艶消しです。

 ところが今回のトップ材は、
 横山さんも驚くほどの全面に入ったベアクロウが特徴なので、
 トップのみ艶有りにしてもらいました。

 おかげで大理石のような雰囲気です。

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 サイドとバックのカマティロは、カマティロとしては渋いながら、
 渦を巻いたような細かい杢目がとても美しくて気に入っています。

 そしてカマティロの特徴でもあるんですが、とても重く、ズッシリしています。

 この雰囲気からも石のような重厚感がありますねぇ。

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 ナット幅は通常の44.5ミリより少し広く46ミリにしてもらいました。
 ブリッジ側の幅は変わりません。

 ボクの場合、3カポくらいで弾くことが多く、
 その感覚で慣れちゃうと、カポ無しの場合、
 指が隣の弦に当たって消音しちゃうことがあるんですよね。

 で、「LEAF-Quiet」の時、試しに46ミリで作ってもらったのですが、
 それがとてもよく、今回も46ミリにしてもらったんです。

 そういう細かい注文ができるのが嬉しいですよねぇ!

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 そして、これは横山さんが工夫してくださった部分!
 ボディサイドがわずかに内側に向かって湾曲しているのが分かりますでしょうか?
 ボディの淵、バインディングの角もかなり丸くしてくれています。

 以前、「AR-WR #300」でも角を丸めてもらったことがあるんですが、
 今度はボディサイドまで加工してくださいました。

 これによって右腕が当たる部分がソフトになり、長時間弾いていても痛くなりません。
 とっても嬉しい配慮ですよね!

 この加工はボクがお願いしたわけではありませんが、
 以前からボクが「角が痛いので丸くして」とお願いしていたので、
 横山さんが「どうせなら」と工夫してくださったんです。
 ホント、嬉しい配慮ですよねぇ。
 横山さん、ありがとうございます!

 嬉しいっ!!!

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  3号機カマティロモデル製作記
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   ヨコヤマギターズ・カマティロ・モデル 「AR-GC #420」 完成!

by acogihito | 2013-02-21 16:58 | ★アコギ関連 | Comments(2)  

ヨコヤマギターズ・カマティロ・モデル 「AR-GC #420」 完成!

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 2013年2月10日(日)、
 千葉市と柏市在住の千葉県民3人を乗せたクルマは中央高速をひた走り、
 向かった先は、長野県筑北村のヨコヤマギターズ工房。

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 3人は去年のヨコヤマギターズ主催の合宿でも一緒になり、
 ほぼ同じ時期にヨコヤマギターズのカマティロモデルを発注したんです。

 そして、「それなら一緒に受け取りに行きましょう!」ということになり、
 この日、一番最後に頼んだボクのギターも完成したので
 受け取りに行ってきました。

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 到着すると、日本有数のギター手工家・横山 正さんが笑顔で迎えてくれ、
 自らの手で豆を挽き、おいしいコーヒーを入れてくれました。

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 はやる気持ちを抑えて、まずはコーヒーを味わい、心を落ち着かせます。

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 ちなみにカマティロ3姉弟は、
 横山さんの左から南澤先生の千葉レッスンでもご一緒している寿さん、
 松井先生にレッスンを受けているAyaさん、そしてボク。

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 さあ、そしていよいよオーダーメイド・ギターの引き渡し式です!

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 まずは一番最初に注文したAyaさん!
 シリアルナンバーは、#418。

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 続いて、寿さん!
 シリアルナンバーは、#419!

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 そしてボク。
 シリアルナンバーは、#420!!

 いやぁ~、感激です!!
 日本有数のギター手工家・横山さんから自分のために作ってもらったギターを
 直接、手渡してもらうというのはこの上もない幸せです。
 そして、今回は3人一緒なので喜びも感動も3倍でした!

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 ところで、今回のモデルは、
 3人とも、トップ材がジャーマンスプルースで、
 サイド・バックがカマティロという同じ木材を使っています。
 ですから型番はみんな同じ「AR-GC」。

 でも、そこはオーダーメイド!
 細かい仕様はそれぞれの好みでずいぶん違います。
 一人ひとりの個性が反映されて、見比べてみてもホント、楽しい!!

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 ちなみにボクの「AR-GC #420」、
 12フレットには今回も名前のインレイを
 「オガワ・インレイ・クラフト」の小川さんに入れていただきました。

 トップ材のジャーマンスプルースは、
 横山さんも「こんなの見たことがない」とおっしゃるほどのベアクロウが
 全面に入っているのが特徴です。

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 ボク自身、ベアクロウが特別好きというわけではないんですが、
 超絶的に入ったベアクロウがレスポールのトラ目を思わせるような美しさで、
 一目ぼれでした。

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 塗装もつや消しが好きで、
 「AR-WR #300」も「LEAF-Quiet」もつや消しにしてもらったのですが、
 今回はトップ材のみ艶ありの塗装にしてもらいました。
 見る角度によってベアクロウの輝きが変わり、
 艶あり塗装と相まってなんとなく大理石のような質感で、とても美しいです。

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 バックとサイドのカマティロは、
 派手なサップが特徴のカマティロ材としては、渋めの模様。

 でも、渦を巻いたような模様、
 赤紫のようなその色合いは、ローズウッドと比べるとかなり個性的です。

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 そして、カマティロ材の特徴として、ずっしりと重い。
 ギターとしてはとても重く、模様や質感などから
 「石」でできたギターのような感じさえします。

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 そして3人、それぞれに試奏。
 いやぁ~楽しい!いやぁ~幸せ!!

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 最後に横山さんにギターケースにサインを入れてもらいました。

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 いやぁ~、大満足です!!
 今回も本当にありがとうございました。

 そしてまたお世話になることがあるかもしれません。
 その時はどうぞよろしくお願いいたします!!



  当日の模様、ヨコヤマギターズのブログでは、こちら

  3号機カマティロモデル製作記
   ヨコヤマギターズ・カマティロ・モデル発注!
   ヨコヤマギターズ・カマティロ・モデル製作中! その1
   ヨコヤマギターズ・カマティロ・モデル製作中! その2
   ヨコヤマギターズ・カマティロ・モデル製作中! その3
   Yokoyama Guitars 『AR-GC #420』


  さっそく演奏してみました

by acogihito | 2013-02-11 19:08 | ★アコギ関連 | Comments(6)  

「Morris S-92Ⅱ」がいい感じ!

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 このところ、ボクのモーリス「S-92Ⅱ」がとってもいい感じ!

 なんて言うか、音色もいいし、弾きやすいし、
 弾いていてとっても気持ちがいいんです。

 それにしても良くできたギターですね、モーリス「S-92Ⅱ」。

 シダー・トップ、 
 マホガニーのサイド&バック。
 装飾も地味で、
 全体に茶色っぽいギターですが、
 ソロ・ギター用のギターとしては、
 ネックも握りやすいし、コントロールしやすいし、
 コストパフォーマンスにも優れています。

 購入してから丸5年。
 作られてからは7年くらいという感じでしょうか。
 今、ボクの「S-92Ⅱ」は、ちょうどいい具合に鳴りだしたのかもしれませんねぇ!

 なんかそれだけなのにとっても嬉しいし、毎日が楽しいです。
 ありがたいありがたい!

 さて、また弾いちゃおっかなぁ~♪♪


 
  (関連記事)→ 「Morris S-92Ⅱ」にインレイを入れてもらいました!
            「Morris S-92Ⅱ」を買ってしまいました!
            



by acogihito | 2013-01-15 20:25 | ★アコギ関連 | Comments(4)  

完成!ヨコヤマギターズ「LEAF-Quiet」! (詳報)

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 面白いギターができました!
 ヨコヤマギターズ横山 正さんにオーダーして作っていただいた
 「LEAF-Quiet (リーフ・クワイエット)」!!
 略して「リーフQ」!

 深夜の練習などに最適な、サイレント・ギターならぬ、
 クワイエット・ギター(静かなギター)として作っていただきました。

 「サイレント・ギター」との一番の違いは、
 音がしないのではなくて、小さなアコギらしい生音がしっかりと鳴り、
 ヘッドフォンをしなくてもギターを弾いている感覚が楽しめるということです。

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 昨年10月末29日ミュージックランドKEY新宿店で開かれた
 ヨコヤマギターズの大試奏会の際に横山さんに直接、製作を依頼。
 ミュージックランドKEY新宿店・店長の橋川さんに窓口になっていただき、
 3月20日、完成品を受け取りに行ってきました。

 いやぁ~、見事です!
 良く鳴るギターを作るのが仕事の日本一のギター手工家に対して、
 「あんまり鳴らないギターを作ってくれ」なんて変なお願いをしたにもかかわらず、
 それを快く引き受け、見事に具現化してくれました。
 
 しかも、予想図どおりにです! (それ以上の出来か?)

 横山さん、どうもありがとうございました!!

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 さて、この「リーフQ」ですが、
 メインギターとしてではなく、練習用のセカンドギターとして考えています。

 練習用のギターですから、人前に出ることはあまりありません。
 室内着、パジャマのようなギターですかねぇ。

 でも、仕事柄、帰宅が遅くなることが多いボクにとっては、
 一番、触れる機会が多いギターになるかもしれません。

 なので、外観には少々こだわらせていただきました。

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 まず、ヘッドトップは、ちょっとヘビの頭の模様のようなスポルテッドメイプル。

 ボディは、アコースティックギターではなく、
 ヨコヤマギターズ・エレクトリクス
 「Leaf (リーフ)」というエレキギターをベースに使っています。

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 ホワイトスプルースのボディトップには、
 ヨコヤマギターズのアイデンティティとも言える
 ピックガード風のデザインのロゼッタ・パーツを
 ショルダー部分に入れてもらってアクセントにしました。
 材はカマティロ。

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 マホガニーの単板をくり抜いて作られたボディーは、
 ちょっと派手目に赤に塗装してもらいました。
 この赤はギブソンのエレキギター「SG」のような色なので、
 赤でも落ち着いた色で、マホガニーの木目と相まってとっても美しい!!
 塗装は表も裏も艶消しです。

 美しいと言えば、ネックからボディーへのラインが滑らかで、
 これが本当に美しいんです。

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 もちろん、今回も「オガワ・インレイ・クラフト」の小川さんに
 名前のインレイを入れてもらいました!

 また、ベースとなった「Leaf」はエレキギターですが、
 ネックやペグ、ブリッジなどは、アコースティックギターの仕様になっているので、
 弦のテンションなど、弾き心地は、いつも弾いている「AR-WR#300」と変わりません。

 YAMAHAのサイレントギターの場合、
 ネックの形状も、スケールも、テンションも全く違いますからね。
 
 いつも弾いているのと同じ弾き心地というのは練習用としては最高ですよね!
 違いは、音量が小さいこと!

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 この「リーフQ」のベースとなっている「Leaf」のリミテッド・エディションは、
 もともとマホガニー単板をくり抜き「生鳴り」を重視した
 セミホロウ・ボディという構造になっています。

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 今回は、それより少し厚いマホガニー単板を使っていただき、
 「生鳴り」にも厚みを出していただきました。

 ただ、鳴り過ぎてはいけないので、センターブロックを残し、
 ブリッジから伝わる弦の振動は適度に抑えられ、
 ボディー全体に伝わる仕組みになっています。

 でも、ここまでは電気部品を廃しただけで、
 リーフのリミテッド・エディションと大して変わりません。

 生鳴りを重視したセミホロウ・ボディといっても、
 ボディの容積でいったら普通のアコギの10分の1くらいでしょうか。
 そのままでは、やっぱり普通のアコギと比べたら音は薄く、特に低音が出ません。

 そこで今回、サウンドホールで、横山さんが大いに工夫してくださいました。

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 それがこれ!
 「マルチ・サウンド・ホール」とでもいいましょうが、
 大小4つの穴がボディーサイドに開いています。

 ところがこの穴、普通のサウンドホールと違って、
 肉厚のあるボディーサイドに開けられているので、
 共鳴管のような働きをするんです。

 特に低音側、4,5,6弦に効果があり、
 弾いていると、その穴の部分からモワンと音が聴こえてきたりして、
 「効いている」と感じるんです。

 ちょうど小さなスピーカーの低音を増強する「バスレフ」のようですかね。

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手前の小さなスピーカーの穴がバスレフ


 バスレフなら4つも穴がいらないんじゃないかと思って、
 試しに、ひとつひとつ穴をふさいだり、ひとつだけにしてみたり、
 いろいろ実験してみたんですが、
 どれかひとつというより、やっぱり4つの方が全体的にはバランスが良かったです。
 大したもんですね、横山さん!

 ということで、この共鳴管的「マルチ・サウンドホール」のおかげで、
 ボディサイズの割には低音がしっかりとした
 バランスのとれた音になっています。

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 そうして完成した「LEAF-Quiet」。

 肝心の、その音量ですが、
 YAMAHAのサイレントギターは普通のアコギの10分の1だといいます。
 だとすると、こちらは3分の1という感じでしょうか?

 ボリュームでいえば、半分にしぼった感じかな。
 
 センターブロックがブリッジの振動を押さえているので、響き過ぎず、
 ボクにとっては、ちょうどいいくらいの音量になっています。

 う~ん、素晴らしいですねぇ!
 小さい音でもしっかり鳴るギター!!

 その音は離れて聴くと軽い音です。
 でも、弾いている自分には共鳴管的マルチ・サウンドホールのおかげで、
 小さな音でも思った以上に低音がしっかり聴こえ、
 バランスがいいんです。

 さらにセンターブロックを介して弦の振動がボディ全体に伝わるので、
 小さな音でも「弾いている実感」を感じられます。 

 そして「大したもんだな」と思ったのは、
 弾いた音だけでなく、ストリング・ヒット、爪が弦に当たってこすれる音など、
 すべて均一に小さいんですよね。

 サイレントギターの場合、生音で聴くと、
 弦の鳴る音と比べ、爪の当たるカチカチした音とか、
 ストリング・ヒットの音は普通にけっこう大きいですが、
 「リーフQ」はその辺もバランス良く小さいんです。

 音色は、メインギターの「AR-WR#300」などと比較すれば、
 中域がやや鼻にかかったような感じなんですが、練習用のギターとしては十分。
 というか、自分が予想した以上!さすが横山さんですねぇ!!

 それにこれは、これが初号機。プロトタイプですから、
 次に、もし作るとしたら、少し改良を加えれば音色ももっと良くすることもできそうですよね。
  (4つのサウンドホールを見ていると何でもできそうという感じです)

 それから今回、ピックアップもあえて付けず、あくまで、
 「音は小さいんだけど、生音でしっかりした鳴るギター」として作っていただきましたが、
 ピックアップを付ければ、かなりカッコいいエレアコにもなりますよね!

 ワンダートーンの坂本さん、末次さん、
 ミュージックランドKEY新宿店・店長の橋川さん。
 そして、何より製作してくださった横山さん、
 本当にありがとうございました!!

 これで深夜でも心おきなくギターを楽しめます!!
 ボクにとって、本当にありがたいギターです!!
 どうもありがとうございました。

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 クワイエット・ギター(Quiet Guitar)」の製作プロセス
  1.発想 → こんなギターがあったら?
  2.考察 → 新宿へ!
  3.実行 → クワイエット・ギター(Quiet Guitar)製作始動!
  4.製作1 → クワイエット・ギター(Quiet Guitar)製作中! その1 
  5.製作2 → クワイエット・ギター(Quiet Guitar)製作中! その2 
  6.製作3 → クワイエット・ギター(Quiet Guitar)製作中! その3
  7.完成1 → 完成!ヨコヤマギターズ「LEAF-Quiet」!(速報)
  8.完成2 → 完成!ヨコヤマギターズ「LEAF-Quiet」!(詳報)



 ★2015年追記!
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現在、ミュージックランドKEY新宿店では、ボクの「LEAF-Quiet」に
 ピックアップを付けるなど改良を加えた量産タイプが販売されています!

by acogihito | 2012-03-24 16:21 | ★アコギ関連 | Comments(6)  

「Morris S-92Ⅱ」にインレイを入れてもらいました!

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 12フレットに入った自分の名前。

 これはボクのヨコヤマギターズ「AR-WR #300」でも
 今作ってもらっている「リーフ・クワイエット・ギター」でもありません。

 なんとこれは、モーリスの「S-92」!

 
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 「オガワ・インレイ・クラフト」の小川さんに入れていただきました。

 小川さんとは昨年の「サウンドメッセ in 大阪 2011」で直接お会いすることができ、
 その穏やかな人柄の中に秘められた仕事に対する意気込みや思いを伺うことができて
 とっても魅かれたんですよねぇ。

 さらに様々な作品を見ると、そのセンスが上品でとっても素晴らしい!

 そんな小川さんにはボクのヨコヤマギターズ「AR-WR #300」にも
 「リーフ・クワイエット・ギター」にも名前を入れてもらっています。

  (AR-WR #300には南澤先生とおそろいの先生の愛犬トウテツのイラストのインレイも)

 ところが、そうなってくると「S-92」だけが仲間外れというか、
 ちょっと遠い感じがして、かわいそうに思っていたんです。

 そこで
 「完成しているギターにも入れることはできるんですか?」と
 小川さんに問い合わせたところ、
 「できますよ」とのこと。

 もう悩まずお願いしてしまいました。

 いや~、素晴らしい!

 「少しは指板が減るのかな?」なんて思っていたんですが、
 そんなことはほとんどありません。 
 一体、どうやって削っているんだろうと思うくらいです。

 ヨコヤマギターズ「AR-WR #300」と同じ12フレットに同じインレイが入っているので
 持ち代えてもポジションなどの目印が同じでパッと弾きやすいし、
 「自分のギター!」という感じがして、グッと迫ってくる感じです。
 それにデザイン的にもセンターにワンポイントできて引締った感じもします。

 これで送料も含めて約2万円でやってくれたんですから感謝ですね!

 小川さん、本当にありがとうございました!

 
 ちなみに「オガワ・インレイ・クラフト」への正式注文は、
 基本的にドルフィンギターズ大阪江坂店、東京恵比寿店が加工窓口なんだそうですが、
 「どっちも近くない・・・」という方は直接、メールなどでの問い合わせにも乗ってくれるそうです。

 ただし、小川さんが一人で動かしている工房なので
 どうしても返信などが送れてしまうこともあるのでご了承ください、とのことでした。


 ボクは本当に入れてもらって良かったと思っています。
 フレットにかからないデザインならば名前以外もいろいろできるでしょうし、
 気になる方は問い合わせてみたらいかがでしょう?
 ボクとしてはおススメです。

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12フレットにメイプル材で本名の「Akihito.」と入れてもらいました。
文字のデザインは「AR-WR #300」と同じ。
隙間なくメイプル材が埋め込まれています。
見事です!!

 

  (関連記事)→ 「Morris S-92Ⅱ」がいい感じ!
            「Morris S-92Ⅱ」を買ってしまいました!

by acogihito | 2012-02-26 19:46 | ★アコギ関連 | Comments(2)  

ついに完成!横山ギター!!(その2) 「AR-WR #300」

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 「いつかは欲しい」と思って憧れていた横山ギター。
 ついに手にして、興奮冷めやらぬ日々が続いています。

 何しろ、オーダーメイドの特別仕様ですからねぇ~。

 しかも、オーダーした時は、南澤先生と一緒に工房まで行き
 受け取りも一緒に行くという、またとないシチュエーション。
 これ以上の喜びはないといった感じです。


 では 早速、ボクの横山ギターを御紹介しましょう!

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 タイプは「ARーWR」。
 これは、ボディが「オーディトリアム・スタイル(A)」の「ラウンド・カッタウェイ(R)」で、
 トップ材が「ホワイト・スプルース(W)」、バックとサイドの材が「インディアン・ローズウッド(R)」
 という意味なんですね。(南澤先生のは「AR-WH」)


 まずは、バックとサイドの木材。
 南澤先生は、試奏したそのサウンドから「ホンジュラス・マホガニー」を選んだのですが、
 それも捨てがたいものの、「インディアン・ローズウッド」の方が見た目が好きなのと、
 やはりサイドとバックがマホガニーの「モーリスS-92」を持っているので、
 それとはサウンドが違う、ちょっとパキッとしたこちらを、ボクは選びました。

 トップ材は、横山さんお勧めの「ホワイト・スプルース」です。
 いくつもある中から、インディアン・ローズウッドとの組み合わせに合う
 「この1枚!」というものを選んで頂きました
 もっとパキッとしたサウンドのインゲルマン・スプルースなどの、いわゆるスプルース系と、
 柔らかいサウンドのシダー系の、ちょうど中間的なサウンドだそうです。


 指板は「エボニー」。
 ブリッジも「エボニー」で、スルータイプ。
 ボディ周囲を縁取るバインディング材には
 「トチ」というオレンジ色っぽい木を選ばせてもらいました。

 そして、指板エンドは、「2ステップ・ウェイブ・シェイプ」という
 横山ギターの特徴的なデザイン。
 う~ん、洒落ています!

 
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 サウンド・ホール周りの「ロゼッタ・デザイン」は、
 これまた横山ギターの特徴的なピックガード風のデザインのものと
 どっちにしようか最後まで悩んだんですが、
 木材を組み合わせる円形のものにしました。

  (南澤先生はピックガード風のデザインを選択)

 選んだ木材は、
 「スポルテッド・メイプル(白っぽい木)」と「ハワイアン・コア(茶色っぽい木)」。

 同じ種類の木材でも木目や柄が違うので、
 工房で、いくつもある中から気に入ったものを選ばせてもらい、
 それに黒い輪郭を付けてもらいました。


 改めて眺めてみると、このデザイン、
 日本古来の文様である「(ともえ)」にも似ていて、
 とってもいい感じですよね。

 それに、塗装も艶消しにしてもらい、
 貝殻などがキラキラするような派手な感じがなく、装飾はすべて木材。
 全体的にも渋めで、どこか日本的な「わび・さび」を感じ、しっとりと美しいです。
 (と思って、ひとりで悦に浸っています。)

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 ネック材は「ホンジュラス・マホガニー」。

 ヘッドは「インディアン・ローズウッド」を表と裏にあしらった
 ラミネートヘッドにしてもらいました。

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 このヘッドの材も、
 いろいろある中から自分の好きな木目、柄のものを選ばせてもらいました。
 そして、ヘッド表面の周囲には、黒白黒のライン。

 写真では、白い線しか見えませんが、
 1本0.5ミリに削られた細い黒白黒の木材が3本埋め込まれているんです。
 この木材はたぶんメイプルで、木材の微妙な木目の濃淡と、
 塗装の具合が絡まって、白い線は、白というより「燻し銀」のように見えて、
 クローム・メッキのペグと相まって、重厚感があります。

 ところでボクは、このヘッドのデザインが好きなんですよねぇ。
 シャープな感じがするし、ナットに対して弦のかかり具合が直線的で
 バランスが良さそうですしねぇ。


 続けましょう!

 そして、12フレットには・・・・!

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 これぞオーダーメイド!
 メイプル材を使って、名前を埋め込んでもらいました!!

 う~ん、まさに自分のためのギターという感じです。

 ちなみに文字は、
 ハンドルネームの「あこぎひと」ではなく、本名の「あきひと」にしました。


 それから、ネックのヒール部分には・・・・

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 これもオーダーメイドならでは!

 南澤先生とおそろい
 南澤先生の愛犬「トウテツ」のイラストの「ワン・ポイント」です!

 これは、顔の部分がメイプル材、
 目と鼻にはパドゥークという木材が埋め込まれています。

 あまり目立たないところだけど、
 こんなところにちょっと凝っているところがお茶目でいいですよねぇ!
 (と、ひとりで悦に浸っています。)
 これには随分、手間がかかったようです。

 ちなみにデザインは、南澤先生の奥様によるもので、
 ワイアーズの「南澤大介シグネチャー弦」のパッケージにも使われています。


 さらに、このヒール部分の形状ですが、
 ボディとの段差がなく、滑らかに繋がるように
 これまでにない曲線的な新しいデザインを特注で作ってもらいました。

 エレキギターのようにハイポジションがとても弾きやすいです。

 横山さんは、加工が大変だったと仰っていましたが、
 今後は、このデザインも、正式なラインナップに加わるかもしれませんねぇ?


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 そして、ボディ内のラベルには、
 横山さん、直筆のサインと「AR-WR」の文字と「300」という文字。
 300というのは、300本目という意味で、
 ボクのギターがヨコヤマギターのちょうど300本目になったわけなんです。


 ということで、この度、ついに完成した念願の横山ギターなんですが、
 価格にすれば、モーリスS-92の3本分くらいになり、
 ボクの今までの人生の中で、
 単体の楽器としては、一番高価なものになるんですが、
 いつかは欲しいと思っていた念願のヨコヤマギターだし、
 オーダーメイドで、有名なギター作家・横山正さんの手作りだし、
 その完成度はもちろん、製作中も
 途中経過の写真を送ってもらったりして楽しめたし、
 価格以上に満足しています。

 横山さん、それにワンダートーンのみなさん、本当にありがとうございました!


 う~ん、いいですねぇ!

 しかし、人間の欲望とは尽きないもので、
 こうなってくると、またいつか、
 別の仕様の横山ギターをお願いしたくなってくるんですよねぇ・・・。

 おっと、その前に、もっともっと練習しなくちゃ!

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   横山ギター、製作中! (その2)
   横山ギター、製作中! (その3)
   完成!横山ギター!! (その1)
   小さなことで“R”が・・・

by acogihito | 2010-09-21 00:06 | ★アコギ関連 | Comments(14)  

ついに完成!横山ギター!! (その1)

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 満足げな笑みを浮かべる3人の男たち。

 写真中央、「ソロ・ギターのしらべ」シリーズでおなじみのギタリスト、南澤大介先生。
 右が、数々の名ギターを作ってきたクラフト・マン、横山 正さん。
 左が、ギターに関しては全くのズブの素人、ワタクシ・・・。

 2010年9月14日(火)、
 場所は、長野県筑北村の横山ギターズの工房。

 そうです!
 今年4月に南澤先生と共にお願いしていたギター
 ついに完成したのです!!

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 う~ん、嬉しいなぁ~~!!

 思っていた通りの出来栄え! 大満足です!!


 ちなみに、このギターの「チャームポイント」を ひとつ御紹介すると・・・・

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 ヒールの部分に南澤先生の愛犬「トウテツ」のイラストが
 木工細工であしらわれているんです。

 写真は南澤先生のギターですが、これはボクのにも!
 まさに「ワン・ポイント」ですね!


 それから上の(3人の)写真で横山さんが手にしているものは・・・

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 最近、作り始めたという「ヨコヤマ・ウクレレ」!

 まるでヨコヤマギターのミニチュアのようなかわいいウクレレです!!


 そして、ボクのギターがこちら!

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 う~ん、美しい!! ホレボレしちゃいます。

 横山さん、本当にありがとうございます!!

 さて、本来なら、ここでこのギターの詳細を説明するところですが、
 それは後日ということで・・・。

 だって今は、説明よりも、少しでも弾いていたいんですよ。


 その代わりに、この写真を!

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 これは10月2日(土)~3日(日)に行われる
 ヨコヤマギターズ主催の「ソロギター合宿~横山ギター工房探訪ツアー」で、
 会場となるコテージの内部の様子です。

 この日は、下見もしてきました!

 外は豊かな緑に囲まれ、中は温かい木のぬくもり!
 木で出来たギターを弾くには最適な こんな素敵なところで、
 南澤先生と松井祐貴さんを講師にソロ・ギター合宿!!

 う~ん、いいじゃないですか!

 夕食は、この外でバーベキュー!
 翌日は、ここからクルマで5分くらいのところにある
 ヨコヤマギターズの工房見学です!!

 これまた楽しみですねぇ~!!
 
 ちなみに気温は、東京よりだいぶ涼しい感じでしたので、
 参加される方は、少し暖かい服装も用意しておいた方が良さそうです。


 当日の模様は、ヨコヤマギターズのウェブサイト内の
   「横山さんのブログ」にも掲載されています。

 南澤大介先生のブログは、こちら


  関連記事
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   小さなことで“R”が・・・

by acogihito | 2010-09-14 19:50 | ★アコギ関連 | Comments(14)  

久々に Fender Acoustic GA-45SCE

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 久々に 「Fender Acoustic GA-45SCE」を取り出して弾いてみたら、
 実にいい感じに手に馴染んできました。

 不思議なもんですねぇ~、ギターっていうものは。

 2007年初頭にソロ・ギターを練習し始めたばっかりの頃は、
 まともなアコギは、この「Fender Acoustic GA-45SCE」しかなかったんだけども
 その夏に「Morris S-102Ⅱ」を買ったら、
 なんか拗ねちゃったように調子が悪くなって、
 そして、今年2月に「Morris S-92」を買ってからは、
 お役御免というか、しばらくケースの中にしまってあったんです。
 
 で、久々に取り出して弾いてみたら、結構いい感じ。

 「鳴り」自体は、特に1弦2弦は「S-102Ⅱ」や「S-92」ほど音がきらびやかじゃないんだけど、
 スケールがやや短いからか、手に馴染んで弾きにくかったところがさらっとできたりして、
 「あれ?結構いい感じじゃん!」という感じなんです。

 「GA-45SCE」は、そもそもエレアコだから、
 「S-102Ⅱ」や「S-92」よりボディーの鳴りは抑えられているんだろうし、
 エレアコとしては、ピエゾとボディーに付いたマイクの2系統をミックスでき、
 プリアンプにはイコライザーやチューナーも付いてるなど、
 値段の割にはよく出来てるんですよね。

 それにしてもギターって面白いもんですね。
 まるで、「俺もいるんだから、たまには弾いてくれよな!」と訴えかけて来たかのようです。

 自分の弾き方も消音を意識するようになって変わったから、
 それも何か起因して弾きやすく感じるのかもしれないし、何か再認識してしまいました。

 またちょっと、こいつと遊んでみようと思います。

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by acogihito | 2008-04-23 00:51 | ★アコギ関連 | Comments(2)