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グラスネイルの研究 その2 「グラスネイルの使い方(作り方)」

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 写真は、ボクが現在使っているグラスネイルのセットで、
 ③の「ブラッシュ・オン・ボンダー」と、⑤の「スプレー・アクティベーター」は買い直しましたが、
 それ以外は基本的に「押尾コータロー コンサート・ツアー2008 Nature Spirit」で買った
 「グラスネイル・セット」のままです。 (ヤスリとかだいぶ汚れたけど・・)


 内容を説明しましょう。

 ①サイマル・セプティック・スプレー(消毒液) 無くてもいいけど、あった方がいいかも
 ②アフィックス(脱脂液) これも無くてもいいけど、あった方がいいかも
 ③ブラッシュ・オン・ボンダー(接着剤、ボトルにはブラッシュ・オン・コントロールと書いてある)
 ④ナチュラル・フィニッシュ・パウダー(補強パウダー)
 ⑤スプレー・アクティベーター(瞬間硬化剤) ③④⑤は無くては話にならない
 ⑥ミラクル・ディゾルブ(ラッカー薄め液に相当する除去液) 意外と役立つのであった方が便利
 ⑦デザートオイル(保湿剤) 無くてもいいけど、あった方がいいかも
 ⑧ファイル(荒目のヤスリ) あった方がいい。目の粗いの細かいの、いろいろ売っている
 ⑨クリスタルキューブ(スポンジの細か目のヤスリ、ブロックファイルともいう) あった方がいい
 ⑩バンプレッド(艶出し用のファイル) ピカピカにしないなら無くても可

 その他、「PPスティック」というはみ出した時に取る棒、
 ファイルでこすると爪の粉(カス)が出るんですが、そういう時に掃除するための「ブラシ」、
 さらに下準備で自爪の垢を取る「パミスストーン」なんていうのも持っているんですが、
 これらは無くても構わないし、すべての物は、あとから個別に追加注文できます。
 
 
 では、これをどう使って「グラスネイル」を作る(塗る)かを簡単に説明しましょう。



★下準備 
 まず、①サイマル・セプティック・スプレーを爪にシュッとスプレーして消毒します。
  (ポンプを押して霧吹きのようにスプレーします)

 そして、⑨クリスタル・キューブで、ササッと爪の表面を擦って、汚れとか爪の垢を取り、
 尚且つ、爪の表面を少しざらつかせることによって接着剤の付きを良くします。
  (ちなみに「パミスストーン」は、この時に使いますが、左手で右手を作業するのは
   やりにくいので、クリスタル・キューブで十分という感じです)


 それから、②アフィックス(脱脂液)を塗ります。
 キャップに刷毛が付いているので簡単。塗ると爪の表面がきれいな艶消しになる感じ。

 ここまでが下準備。 
 ペンキを塗る作業でいえば、錆を取ってヤスリをかけて表面を整えるのと同じです。

 下準備をきちんとやった方がグラスネイルがピタッと自爪にくっついて長持ちするようですが、
 薬剤は無くてもクリスタル・キューブがあれば何とかなります。



★塗る 
 ここからがいよいよ本番!
 前回説明したグラスネイルの基本の3点(③、④、⑤)が登場します。

 ③ブラッシュ・オン・ボンダーのキャップには刷毛が付いていて、
 その刷毛には接着剤が付いてきます。
 適当な分量にちょっとしごいて、④ナチュラル・フィニッシュ・パウダーをちょこっと付けて
 混ざり合ったものを爪に塗ります。

 いっぺんにドッと厚く塗るのではなく、薄く塗るのを繰り返す方がいいみたい。
 これもペンキと同じ要領ですね。 (→ポイント1、2)

 塗り終わったところで、⑤スプレー・アクティベーター(瞬間硬化剤)をちょっと吹き付ければ、
 化学変化を起こし、10秒ほどで固まります。 (→注意1)

「ポイント1」
 ④ナチュラル・フィニッシュ・パウダーを沢山付ければ
 個体に近くなってドロッとしてきます。
 少しだと、接着剤そのままの液体に近い状態ですが、
 塗るには液体に近い状態の方が塗りやすいので、
 あまり沢山付けない方がいいみたいです。

 ただ、液体に近いと、変に流れてしまう危険があるので、
 早めに⑤スプレー・アクティベーター(瞬間硬化剤)を吹き付けて固めてしまいます。

 厚くしたい場合は、その上にもう一度か二度、上塗りするのがいいようです。

「ポイント2」
 全部の指に③ブラッシュ・オン・ボンダーと、④ナチュラル・フィニッシュ・パウダーを
 ミックスしたものを塗ってから、⑤スプレー・アクティベーターをスプレーするのではなく、
 指1本1本、仕上げていった方が、乾いてない状態のまま、
 変な所にくっついたりしないでいいようです。

「ポイント3」 
 作業を繰り返していると、③ブラッシュ・オン・ボンダーのキャップの刷毛に
 ④ナチュラル・フィニッシュ・パウダーの粉がいっぱいくっついて固まりになってきて、
 刷毛の操作がしづらくなってきます。

 そういう時に役に立つのが、⑥ミラクル・ディゾルブで、
 これはペンキでいう「ラッカー薄め液」に相当するものなので、
 この中に刷毛を突っ込んで、刷毛を洗うといいです。

「ポイント4」 
 個人的な印象なんですが、③ブラッシュ・オン・ボンダーは、
 ハーフサイズより、標準サイズの方がボトルが大きい分、キャップに付いた刷毛も大きく
 塗りやすいような気がしています。

「注意1」
 ⑤スプレー・アクティベーター(瞬間硬化剤)は、ドッとたくさんスプレーしてしまうと、
 強烈な化学変化で硬化することになり、そうすると発熱するので、注意が必要です。
  (もともとセットに付いていたスプレー・アクティベーターは、スプレーの出来が悪く、
  霧にならずボタボタと出てしまい、それをかけたら熱くなってきてびっくりしました・・)


「注意2」
 ③ブラッシュ・オン・ボンダー(接着剤)は、そのままキャップをして、しまってしまうと、
 キャップがくっついて開かなくなってしまうことがあります。
  (ボクはこれで失敗して買い直す羽目になりました・・・)
 まだ乾いてなければペーパータオルなどでよく拭き取って、
 固まりかけてたら⑥ミラクル・ディゾルブ(ラッカー薄め液)で、
 キャップ周りに付いた接着剤を溶かし取って、
 さらにキャップの口周りに⑦デザートオイル(保湿剤)を塗っておけば固まりません。




 こうして、全部の指に③ブラッシュ・オン・ボンダーと
 ④ナチュラル・フィニッシュ・パウダーをミックスしたものを塗り、
 ⑤スプレー・アクティベーターを吹きかけて固まらせれば、
 とりあえず「グラスネイル」の完成です。



★仕上げ 
 塗ったままの状態だと、デコボコだったりするので、
 ⑧ファイル(荒目のヤスリ)で、形を整え、
 ⑨クリスタル・キューブ(細か目のヤスリ)仕上げます。

 さらに、⑩バンプレッドで磨けば、ピッカピカになります。
  (ボクは、そんなにぴかぴかにしないので↓、これはなくてもいいかな?)

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 最後に、爪の周りに⑦デザートオイル(保湿剤)を塗っておくといいようです。
  (しっとりしていい感じ)


 以上が、ざっくりした「グラスネイル」の作り方(塗り方)なんですが、
 上手く塗れるようになると、3~4週間は持ちます。


 また、グラスネイルの上級には、
 下塗りをしたり、表面に上塗り(コーティング)したりすることもあるようですが、
 ギタリストとしては、そこまではいらないかもしれませんね。

 そう考えると、ネイルカンパニーの商品では、
 グラスネイル・キット“3”か、“4”あたりが、いろいろ入っていてバランスが良さそうですかね。

 ちなみに押尾コータローさんの「グラスネイル・セット」は、
 そのちょうど中間くらいの内容のセットでした。


 (関連記述)→押尾コータロー「グラスネイルセット」の実験
          大きな一歩?
          グラスネイル、その後
          ネイルカンパニーの佐藤瑛利子さんに「グラスネイル」を教わった!
          グラスネイルの研究 その1 「そもそもグラスネイルとは?特徴と基本」 
          グラスネイルの研究 その3 「グラスネイルの補修」 
          グラスネイルの研究 その4 「補修にも使えるミラクル・ディゾルブ」  

by acogihito | 2008-10-29 00:10 | ★アコギ関連 | Comments(6)  

Commented by やすこ at 2008-10-29 01:21 x
こんんばんは、あこぎひとさん。
とても詳しい解説ありがとうございます!
よく理解できました。
早速買ってやってみます~楽しみ楽しみ♪


Commented by acogihito at 2008-10-29 09:24
やすこさま、おはようございます。

商品には説明書が付いているだろうし、
ネイルカンパニーのWebSiteには説明書をダウンロードできるようになっているので、
それらを見ながらやれば、大丈夫だと思います。

あと、元の商品は外国製(アメリカ)で、
向こうは良く商品名を変えるそうで、
例えば、説明書では「ブラッシュ・オン・ボンダー」と書いてあるのに
ボトルの表には「ブラッシュ・オン・コントロール」と書いてあったり、
慣れないと、ちょっと混乱することがあるかもしれませんが、
「そういうことあるんだな」と思いつつ、
説明書をよく見つつ、「何に使うものなのか」が分かっていれば、
大丈夫だと思います。

ボク的には、これでギターが大きく変わりました!
Commented by ぴよぴよ at 2008-10-29 21:36 x
 詳しい説明をありがとうございます。
なかなか良さそうですね。
3~4週間は持つということですが、ダメになる時というのはどんな感じなのでしょうか?
爪から剥がれてくるのでしょうか?

ちなみに、ボクはある専門職なので、ペースト状態から光(可視光線)を当てることによって硬化するレジン(プラスティック)を爪に付けています。
2~3週間すると、根元に近い部分が爪から剥がれてくるので、隙間に瞬間接着剤を流し込んでなんとか持たせます。
しかし、それが2度3度になると限界で、全部剥がして付け直すことになります。
Commented by acogihito at 2008-10-29 23:51
ぴよぴよさま、こんばんは!

ぴよぴよさんが使っていらっしゃるのは、
「カルジェル」に近いもののようですね!

3~4週間経ったらどうなるのか?
補修方法は、近日中に書く予定です!!

ちなみに剥がれそうな時は剥がしちゃうときもありますが、
基本的には、前のを残したまま、補修して上塗りします。
Commented by ビリー at 2008-12-28 19:57 x
はじめまして!
私もグラスネイルを購入したのですが、この記事は大変分かりやすくて参考になりました。

ありがとうございます。
Commented by acogihito at 2008-12-29 08:33
ビリーさま、初めまして!

お役に立ったようで何よりです。

今後ともどうぞよろしくお願いします。

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