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特殊奏法の魅力

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 やっぱり「百聞は一見にしかず」とは良く言ったものですね。

 ボクは、例えば押尾コータローさんの演奏は凄いと思いつつも、
 「特殊奏法」というのは、南澤先生があまりやらないのもあるし、
 ずっと昔に見たティム・ペンとスタンリー・ジョーダンの演奏のトラウマからか、
 どこか、「特殊奏法」→ 「曲芸的」→ 「キワモノ的」という印象を持っていて、
 自分でやってみたいとまでは思っていなかったんですよね。

 ですが、先日の合宿で、松井祐貴さんの演奏を目の前で見て、
 ガラッと、その印象が変わってしまいました。

 見た目はダイナミック、
 しかも手の動きがなめらかで美しく、思った以上に繊細で多様。
 ピックアップを通さないと、
 ちゃんとした音がしないんじゃないかとさえ勝手に思っていたんですが、
 生音でも、いい音。
 というか、生音の方がやっぱりギターらしくって、
 とってもいい音がするものなんですね。

 これは凄いや!これはカッコいい!

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 その時、いくつかのパターンを教わったのですが、
 「おっ、これは普通の伴奏にも使えそう!」と思ったのが、
 ボディヒットとネックヒットを交互に繰り返して刻む、
 8ビートのストローク・パターン。

 ピックを使ってのストロークの時、
 2拍目と4拍目を右手の腹というか横でミュートして、ピックでブラッシングして、
 スネアドラムが入ったようにリズムを刻むパターンがありますが、
 この奏法では、それにさらにバスドラムが入ったようになり
 音の幅と厚みが増すんです。

 やり方としては、
 1拍目で手のひらの手首との付け根部分(パーム)でボディを叩き、
 同時にその勢いで弦を弾き、その裏でアップストローク。
 2拍目は指で指板の付け根部分を叩き、その裏でアップストローク。
 
 これを繰り返すと、ドッ、チャ、タッ、チャ、ドッ、チャ、タッ、チャ、となり、
 左手は普通にコードを押さえているだけでも
 8ビートのストロークにバスドラとスネアが入ったようでカッコいいんですよね。
  (↓ 下のYouTubeのEX-4を速くした感じ)

 うん、何かの折、
 「ちょっとギターで伴奏してくれませんか?」なんて言われた時、
 普通にストロークかなんかでやるんだろうなと思っていたら、
 オジサンが、いきなりこのパターンでバシッと演奏したら、
 かなり意表を突いてカッコいいんじゃないでしょうか?

 とは言え、そんなにすぐにできるものじゃないんですが、
 これは練習の価値アリですね!

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 それから、押尾コータローさんの曲で「ファイト!」のような、
 ベースのスラップ奏法(チョッパー奏法)のような弾き方のコツも教えてもらいました。

 これができたらホント、カッコいいんですが、
 左手の消音が非常に微妙なんですよね。

 というのは、鳴らす音(例えば6弦のあるひとつの音)
 以外は全部、押弦に使っていない他の指で消音するんですが、
 強い力消音しようとすると、押弦してしまって音が出ちゃうし、
 弱い力だと右手のストロークに負けて消音しきれなくなっちゃうし、
 そのバランスが難しく、しかもそれをパッパと切り替えていかないと
 フレーズにならないという、慣れないとかなり難しい。

 しかもこれは映像を見ただけでは、なかなか分かりません。
 教えてもらって初めて、
 「そんなに複雑で微妙なことをやっているのか」と思い知りました。

 南澤先生の演奏では、右手の消音が決め手ですが、
 このパターンの特殊奏法では、右手はわりとラフで、
 左手の消音によって、鳴らしたい音だけ鳴らすようにしているんですね。
 
 う~ん、難しい・・・!
 だけど、これができたら、かなりカッコいいですよねぇ!

 今まで「特殊奏法」は、積極的にやってみようとは思っていなかったんですが、
 是非ともチャレンジしたくなってきました。
 松井さん、ありがとうございました。


 それにしてもアコースティック・ギターには、
 本当にいろんな奏法があって、面白いし、奥深いよなぁ~、
 改めて、つくづく感じ入りました。
 大したもんですねぇ!

        
松井さんの特殊奏法解説

  この動画の詳しい解説はこちら

by acogihito | 2010-10-11 20:59 | ★アコギ関連 | Comments(8)  

Commented by クーデルムーデル at 2010-10-12 12:14 x
凄い! こうやって弾くのですね。

やってみたくなりました。練習してみよ。
Commented by まきろん at 2010-10-12 14:52 x
こりゃ かっこいいな~
こういうのをさりげなくできたらいいな~と
すごいな~松井先生
Commented by s-121sp at 2010-10-12 15:37 x
あこぎひとさんへ

凄いテクですね~
普通に弾けない自分にもできるだろうか(^^ゞ
Commented by acogihito at 2010-10-12 22:15
クーデルムーデルさま、こんばんは!

これが動画ではなく、目の前で見ると、
もっと衝撃を受け、やってみたくなると思いますよ。
Commented by acogihito at 2010-10-12 22:17
まきろんさま、こんばんは!

この軽やかな感じが難しいんですよね。
慣れないと、初めてギターでストロークを弾いた時みたいに
力が入っちゃって、ぎごちないんです。

でも、弾けたらカッコいいですよね!
少しずつ練習してみようと思っています。
Commented by acogihito at 2010-10-12 22:20
s-121spさま、こんばんは!

これはですね、ピッキングとストロークの違いみたいなもんで、
普通のフィンガーピッキングとはまるで違うので、
普通が上手くなくても、こっちなら上手く弾けるという場合もあるかもしれません。
とは言え、リズム感はそうとう重要で、「若い奏法」という感じはしますよね!
Commented by 必着仕事人 at 2010-10-12 22:37 x
この動画を見ると、楽しかった合宿は思い出すんですが、詳細が思い出せないんです・・・

年かな~(汗)

でも、面白い奏法ですよね~♪
Commented by acogihito at 2010-10-12 23:37
必着仕事人さま、こんばんは!

ありゃりゃ、そりゃまずいですねぇ~(笑)
楽しさのあまり興奮状態だったのかな?

ボクはかなりの衝撃を受けたので、明確に覚えているというか、
合宿での一番の収穫だったような気がします。

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