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南澤大介先生のオリジナルCD 『Obedient Woods』

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 南澤大介先生の新作CDが届きました。
 帯には「実に8年ぶりとなる待望のオリジナル・ソロギター・アルバム」と書いてあります。

 1作目の『Milestone』を出されたのが8年前なんですね。
 8年前と言えばボクがまだソロ・ギターを始める前、
 ビートルズで言えば、デビューから解散までの期間ですから、ずいぶん長い時間、
 本当に待望のニューアルバムです。

 その2作目のアルバム名は『Obedient Woods (オベディエント・ウッズ) 』。
 日本語にすると「従順な森」。
 

 どういう意味でこのタイトルになったのかは分かりませんが、
 「Woods」がギターだとすれば、このアルバムは、
 5本のギターを見事にコントロールし、従えているという感じがします。

 
 それはまるで「細密画」のよう。

 ボクは、ソロ・ギターは、鉛筆画や水彩画と共通するイメージを持っているんですが、
 このアルバムでの演奏は、例えば鉛筆画だったら、
 ザザッと描いてそれらしい絵というよりも
 細部の細かいタッチ、点や線にまでこだわって
 コントロールしきった「細密画」のようなんですよね。

 音数は決して多くないものの、ものすごく繊細で細密で、
 細部まで丁寧に演奏されているという印象です。

 凄いなぁ~。

 このアルバムには、軽快なナンバーからバラード系まで
 さまざまなタイプの曲があるんですが、
 特に聴き惚れるのはやっぱりバラード系。
 その繊細な演奏がすごくいいんですよね。

 以前、南澤先生は、ギターの演奏に関して、
 「前より上手くなってきたと自分で思う」とおっしゃっていたことがあったんですが、
 もともと上手かった人がさらに上手くなるというのはどういうことだろうか?
 と思っていたんですが、
 より繊細で細密な演奏ができるようになった
 ということのなのかもしれませんね。

 深いなぁ~。

 押尾コータローさんのダイナミックなアプローチとはまた違う
 とっても繊細なアプローチ。

 いやぁ~、ギターっていろいろな表現ができて本当に奥が深い。
 そして興味が尽きません。

 ボクも従順にコントロールできるようになりたいなぁ~と改めて思い込まされました。

 できれば一歩でも(↓)こんな感じに近づけるように・・・。



南澤先生の新譜『Obedient Woods』より、「出会い(Encounter)」の演奏動画です。 
 


 ところでジャケットは、沼の写真を上下逆にしたようですが、
 そうすると山と空と雲のように見えて、これまた不思議。

 ちなみに1作目の「Milestone」には「One」が隠されていて、
 2作目の「Obedient Woods 」にも「Two」が。
 ジャケットの写真にも木が2本て感じになっているそうです。

 面白い!洒落ているなぁ~!!

 今回のアルバムは、今までの南澤先生のアルバムと違い、
 エフェクトの深い曲がある、(今まではごく軽いリバーブくらいだった)
 フェードアウトの曲がある、(今まではフェードアウトの曲はほとんどなかった)
 ハーモニクスを駆使した曲が多いなどが特徴的ですかねぇ~。

 いや~、ギターってホント、面白く楽しいものですねぇ~~!!

by acogihito | 2013-05-12 16:23 | ★アコギ関連 | Comments(2)  

Commented by 必着仕事人 at 2013-05-10 21:09 x
私は、明後日のMikiライブで購入予定です~♪♪♪

材や演者で表情を変えるギターって本当に奥が深い楽器ですよね~!

そして、あこぎひとさんや南澤師匠に出会わせてくれたギターに感謝!!!
Commented by acogihito at 2013-05-10 21:39
必着仕事人さま、こんばんは!

ホント、そうですよねぇ。
必着さんほか、普通だったらお会いすることのない
大阪のみなさんと友達になれたのもギターのおかげ!
ギターに感謝感謝です!!

そしてギターという奥深い楽器に出会え、それに気づけたこと。
さらに南澤先生の「ソロ・ギターのしらべ」に出会えたたこと。
そして、そのご本人から指南を受けられていることにも感謝です。

ありがたい、ありがたい!

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