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ベテランの安定感、メジャーの安心感

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 7月30日に発売された
 押尾コータローさんのニューアルバム『PANDORA(パンドラ)』、
 とってもいいです。

 ここ最近の押尾さんのアルバムの中でも
 聴きやすく、まとまりがあっていいです。

 なんて言いますか、
 派手さはないんですが、
 落ち着きがあって、
 ベテランの味わいと言いますか、
 深みがあって「さすが」という感じなんですよね。

 ソロ・ギターのアルバムの場合、
 押尾さんを除くと、
 ほとんどのアーティストさんが
 インディーズ・レーベルで、
 中には自主製作という方もいたりして、
 それはそれで自由でいいんですが、
 やっぱりメジャーに比べると
 「甘い」というか、
 「ゆるい」というか、
 「自分勝手」というか、
 「割と気軽に作っちゃってるんじゃないか」など、
 そんな印象を
 特に若いアーティストさんの作品の中には
 感じたこともあったんですが、
 押尾さんのアルバムは、
 ベテランであるだけでなく、
 周囲のディレクターやプロデューサーなど
 第三者の厳しい目が注がれた中で、
 売り物としてクオリティーを上げるために
 切磋琢磨されて作られた作品は違うよなぁ~
 と、改めて感じ入った次第です。

 一方で、
 7月23日に発売された南澤大介先生のCD
 『ドラゴンクエスト/ソロ・ギター・コレクションズ』ですが、
 楽譜集『ドラゴンクエスト/ソロ・ギター・コレクションズ』の
 お手本演奏のCDということで、
 同様の楽譜集
 『ファイナルファンタジー・ソロ・ギター・コレクションズ』シリーズや
 『ソロ・ギターのしらべ』シリーズに付属しているCDのようですが、
 独立してメジャーレーベルからの発売されました。

 聞くところによると、
 試聴した作曲者のすぎやまこういちさんが、
 その出来の良さに感嘆し、
 「これはちゃんと発売すべき」ということで、
 キング・レコードのすぎやまさんのレーベルから
 発売されることになったんだそうです。

 つまり、南澤先生にしてみれば、
 いつもの通りやっていたことが
 メジャーのフィルターをすんなり通過したってことですよね。

 南澤先生の場合、ご自身でレコーディングされていますが、
 ひとりでも自分自身に厳しく取り組んでいるからこそ、
 それがそのままメジャーレーベルでも通用するレベルになっていた
 ということなんだろうと思います。

 そしてそれは、
 『ファイナルファンタジー・ソロ・ギター・コレクションズ』シリーズや
 『ソロ・ギターのしらべ』シリーズのCDも
 単なる付録ではなく、「メジャーレベル」の作品
 ということになるんでしょうね!

 ベテランの安定感、メジャーの安心感といいますか、
 押尾さん、南澤先生以外にも
 中川イサトさん、住出勝則さん、打田十紀夫さんなど
 ベテランのCDは、
 やっぱり厳しい世界を生き抜いてきただけあって、
 相当自分に厳しくされているのか、
 作品のクオリティが高いように感じています。
 
 若いアーティストの方々には
 自由な発想はそのままに、
 いろんな人に叩かれながら成長して、
 素晴らしい作品を作り出して欲しいなと思います。

 押尾コータローさんと
 南澤大介先生の新作CDを聴いて
 そんなことを思いました。

by acogihito | 2014-08-03 22:54 | ★アコギ関連 | Comments(0)  

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