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南澤先生の面目躍如 「ソロ・ギターのための練習曲集」!

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 南澤大介先生の新しい教則本
 『ソロ・ギターのための練習曲集』が
 リットーミュージックから発売されました。

 一見、「ちょっと地味か?」と感じる表紙。

 いえいえ、とんでもありません。
 まるでピアノの練習曲集のような
 シンプルだけどアカデミックで
 格調高い風格があります。

 当然、その雰囲気を狙ったデザインですよね!

 中身は、
 アルペジオ、ストローク、打音、
 フォーム・チェンジや消音、リズムなど、
 様々な奏法、状況を強化するための
 練習曲が24曲入っています。

 しかも、それら1曲1曲が
 まるでオリジナル・アルバムのように
 しっかりした曲になっているんですよね。

 部分的に強化するフレーズ集ではなく、
 しっかりした曲ですから、
 練習曲をそのままレパートリーにできちゃう感じが
 いいですよね!

 さらにCDには、通常の速度での演奏に加え
 スローテンポでの演奏などもあって
 49曲も入っているし、
 とっても丁寧な教則本に仕上がっていると思います。

 まさに南澤先生の面目躍如という感じですね!

 南澤先生は
 サウンド・トラック音楽の制作が得意ですが、
 サウンドトラックの音楽は、
 映像や物語に合わせて作曲するわけですから
 「無」から作るより
 ある程度の「制約」や「条件」の中で
 作曲するわけです。

 今回の練習曲集も
 まるでオリジナル・アルバムのような
 クオリティーの高い曲が入っていますが、
 「無」から自由に作られているわけでなく、
 それぞれの「テーマ」に合わせた
 制約や条件の中で作られているわけですもんね。

 しかもCDの収録時間ギリギリいっぱいまで使って
 ボクたちに伝えようとする丁寧さなどなど、
 まさに南澤先生らしさいっぱいの練習曲集という感じです。


 全体的な「レベル」としては、
 やはり南澤先生の著作である
 『はじめてのソロ・ギター入門』が
 初級~中級の方向けだとしたら、
 こちらは中級~上級の方向けでしょうか。

 解説文の注意する点、心がけるポイントなどの書き方がいささか厳しく、
 より高度に書かれているように感じます。

 リズムと読譜に弱いボクは、
 「練習曲第22番 -リズムⅠ- 」の解説を読んで、
 「まさに自分のことだ」とドキリとしてしまいました。

 今、この本の発売記念として
 「みんなで練習曲を弾いてみようキャンペーン
 が実施されていますが、(2014年12月30日まで)
 ボクも「練習曲第22番 -リズムⅠ- 」をしっかり練習して
 参加してみようかな、と思っています。


 それにしても、ボクがソロ・ギターを始めた
 7年くらい前にはこのような本は無かったですからね。
 2009年10月に『はじめてのソロ・ギター入門』が発売されて、
 2014年9月に 『ソロ・ギターのための練習曲集』が発売。
 ボクは幸いにして南澤先生に直接習えるチャンスに恵まれましたが、
 「習いたい」と思った理由は、
 我流でやっていると限界があり、
 そのコツが全く分からなかったからで、
 それらをまとめた教則本や練習曲集が出るなんて
 良い時代になったものです。

 今後、「ソロ・ギター」という弾き方がどんどん一般的になっていけば、
 この本も、本当にピアノの練習曲集と同じように
 100年、200年後でも、世界中で使われる
 練習曲集になるかも知れないですよね!

 その「初版」を持っているなんて、
 将来「家宝」になるかもしれません!!


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by acogihito | 2014-09-15 08:16 | ★アコギ関連 | Comments(2)  

Commented by 必着仕事人 at 2014-09-16 22:22 x
レゴが、バージョンUPしてる~(*^。^*)
Commented by acogihito at 2014-09-17 00:02
必着仕事人さま
いいでしょう?レゴ人形!!
いろいろな服の中から一般的なカジュアルシャツなんぞを買ってみましたん!

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