打田十紀夫さんのライブ~垂石雅俊さん
7月17日(日)、
東京・曙橋にあるバック・イン・タウンで行われた
打田十紀夫さんの『どこかで春が』発売記念ライブに行ってきました。
ところがこの日、
日曜にも関わらず仕事で、
しかも予想より終了時間が遅くなってしまって
会場に着いたのは第1部がちょうど終わった時間、
拍手が聞こえてきた時でした。
そして、15分くらいの休憩の後、第2部開始。
やっとライブが見れました。
打田さんの新作CD『どこかで春が』は、
今までのと違い、唱歌など日本の伝統曲を
ブルースなどのアメリカン・ギター・スタイルで演奏するというもので
これがとってもいいんですよね!
ただ、この新作からの演奏は第1部でたくさんしたようで、
第2部はいつもに近い演奏曲もあり、
新作からは2~3曲しか聞けず、
ちょっと残念でした。
そして、ゲストの垂石雅俊さんが登場。
打田さんの今回のCDは
メジャー・レーベルの「キングレコード」からの発売で、
打田さんとキングレコードを結びつけたのが、
垂石さんなんだそうです。
ボクは垂石さんのお名前は知っていましたが、
ライブ演奏を聴くのは初めてでした。
ガット弦のいわゆるクラシック・ギターから
スチール弦のアコースティック・ギターまで
わけ隔てなく軽やかに演奏されるんですね!
ライブ終了後、打田さんとも
垂石さんとも直接お話しをする機会がありました。
そうしたらビックリ!
初めてお会いするのに垂石さんは
ボクのことを知っていたんです。
垂石さんご自身の著書「ソロ・ギター練習帳」で
我が師匠である南澤大介先生と対談したり、
南澤先生の著書「ソロ・ギターのための練習曲集」に
垂石さんの記事が出ていたりと交流があるようで、
そんな時、ボクのことも話題のひとつになったようです。
なんだか嬉しいような恥ずかしいような。(笑)
このブログのことも御存じでした。
ありがたいことです。
ということで、初対面なのに
「やあ!」という雰囲気の写真になりました。(笑)
ところで、垂石さんの著書
「ソロ・ギター練習帳」では序章に書かれ、
南澤先生の著書にも書かれた内容が
ギタリストの「身体のメンテナンス」についてなんですよね。
ボクもたぶんギターが影響して
「肩こり」がひどくなったり、
「テニス肘」になったりしたことがあって、
「ボディ・マッピング」の本などを読んだりして、
自分なりに身体の構造など少し研究したことがあるので、
垂石さんの著書はとても参考になりました。
楽しいはずのギターを弾いていて
身体を壊してしまったら元もこうもありませんよね。
だけど、なぜ、御自身の著書の序章から
身体のメンテナンスなんだろう?と思っていたら、
ちょうど発売された「アコースティック・マガジンvol.69」に
垂石さんの記事が出ていて、
腱鞘炎になって1年近くギターが弾けなかった時期があったと
書いてあったんです。
なるほど、ご自身もつらい時期を経験したからこそ、
いろいろ研究し、ストレッチなどを考案し、
新たにギターを始める人たちに
身体を壊してほしくないという
願いが込められた内容だったんですね!
写真に写っているのは垂石さんの新作CD。 (サイン入り)
クラシック・ベースのしっかりした基礎がありながら、
どっぷりクラシックにならず、
ポップでとても耳馴染みがいいんですね。
梅雨が明け、外は激しい日差しの昼下がり、
エアコンが効いた部屋で、コーヒーを飲みながら聴いています。
アルバムタイトルは、
「Cafe de Gutaer~ギターでくつろぐカフェ時間~」(キングレコード)
う~ん、まさにピッタリ!
良い時間を過ごさせてもらっています。
by acogihito | 2016-07-31 00:44 | ★アコギ関連 | Comments(0)