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今年も行ってきました! 能楽堂でのソロ・ギター “生音” ライブ

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 2016年9月3日(土)、
 昨年に引き続き今年も開催された能楽堂での生音ライブ、
 ソロ・ギタリスト in 梅若能楽学院会館
 フィンガーピッキング「出音一番勝負 第二幕」

 に行ってきました。


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 場所は、東京・東中野にある
 「梅若能楽学院会館」の能楽堂。

 PAなどの音響設備は一切使わない生音ライブです。

 でも、能楽堂の舞台の下には「かめ」が仕込まれているそうで、
 それが共鳴して良く響くんだそうです。

 確かに去年聴いた時も
 生音の割にはよく聞こえました。

 大したもんなんですねぇ~。


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 司会は、今年も喜多川結羽さん。

 綺麗な方ですよねぇ~!

 モデル、女優、
 最近ではツヤ肌セミナー講師、ウォーキング講師などをされ、
 そして自らも琴を奏でる多彩な方のようです。

 そんな方が和服姿の女神として
 どちらかというと地味で野暮ったいソロギタリストを
 日本の文化歴史が培った檜舞台にいざないます。
 

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 トップバッターは、土門秀明さん。
 
 バブルガムブラザーズの元ギタリストで、その後渡英。
 ロンドン地下鉄演奏許可書(バスキング)を日本人で初めて取得して
 地下鉄構内で13年間、ギターを弾いて生計を立てていたという方です。

 前回の能楽堂生音ライブの際は、
 ビートルズの曲をカヴァーした
 『While Solo Guitar Beatly Weeps』という
 オムニバスアルバムの発売記念ということもあって、
 演奏曲はビートルズの曲でしたが、
 今回はビートルズ縛りがないということで
 土門さんの出身地、山形県酒田市のお寺で
 インスピレーションを受けたというのオリジナル曲や、
 地下鉄構内でどういう曲を演奏して、
 どういう曲が受けたかなどをトークを交えて演奏してくれ
 とっても興味深かく、楽しかったです。


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 2番手は、垂石雅俊さん。

 先日、打田さんのライブにゲスト出演されていた際に
 初めてお会いしたんですが、
 ボクのことを、このブログや
 南澤先生を通じてご存知で、
 垂石さんの方から「やあ!」という感じにお声がけくださり
 驚いてしまいました。

 そんな、気さくでとっても腰の低い方なんですが、
 演奏は、
 4歳からピアノで音楽をはじめ、
 新堀ギターなどでしっかりクラッシックギターを学んできただけあって、
 重厚で、なめらかで、気品高く、
 そして、単に伝統のクラシック・ギターだけでなく
 現在のソロ・ギターの要素もふんだんに取り入れ、
 とっても親しみやすくポップなものでした。

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 そして、ボクの師である南澤大介先生と共演。

 垂石さんのオリジナル曲を演奏したんですが、
 南澤先生は、ハイテク・アコギ奏法を随所に取り入れる斬新なものでした。


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 続いて、益田洋さん。

 peacejoytown名で世界中にファンを持つという益田さん、
 2014年にアメリカとカナダなど
 35州のファンの自宅をクルマでまわるという
 お礼参りの演奏旅行をしたそうで、
 思いがけない出会いや巡り合わせ、感動の話を
 洋楽ポップスや日本の民謡、唱歌をソロ・ギター・アレンジした
 流麗な演奏の合間に語ってくれ、
 感心したり、驚いたり、楽しいステージでした。


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 そして、告井延隆さん。

 センチメンタルシティーロマンスの元リーダーで、
 現在は加藤登紀子さんギタリストでもあるそうです。

 ボクにとっては、
 「たったひとりで弾いているのに何故かバンドの音が聴こえる」!
 というキャッチフレーズのもと出された
 「SGT. TSUGEIS'S ONLY ONE CLUB BAND」シリーズが衝撃で、
 能楽堂1回目のライブには出演されず残念だったのですが、
 今回、初めて拝見できるとあってホント、楽しみでした。

 演奏は、オムニバスアルバム『While Solo Guitar Beatly Weeps』で、
 告井さんが演奏した「ウィズ・イン・ユー・ウィズ・アウト・ユー」から始まり、
 「リクエストはありますか?」と呼びかけ、
 リクエストされた「イエロー・サブマリン」と
 「ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープス」を演奏。

 ギター1本なのにビートルズの完全再現!

 確かに「たったひとりで弾いているのに何故かバンドの音が聴こえる」
 という感じで、しかも、その場でリクエストされた曲も完璧!!

 そして後半は、初期の曲をメドレーのように次々演奏、
 「ラブ・ミー・ドゥ」「プリーズ・プリーズ・ミー」
 「フロム・ミー・トゥ・ユー」「シー・ラブス・ユー」
 「アイ・ウォント・ホールド・ユア・ハンド(抱きしめたい)」
 もう、ビートルズの「赤盤」のA面を聴いているようで、
 涙ものでした。

 そして、最後に
 「アイ・ソー・ハー・スタンディング・ゼア」!

 実は、ボクはかつて
 ビートルズのコピーバンドをやっていたことがあるんですが、
 ビートルズの曲、特に初期の曲って、
 曲自体はそれほど難しくなくても
 ビートルズっぽく演奏するのは、
 ノリとか、ハーモニーとか、バランスとかが独特で、
 けっこう難しいんです。

 それをギター1本で再現してしまうんですから、
 ホント、凄い!大したもんです。

 ホントに一人で弾いているんだと
 この目で見れてとっても良かったです。

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 それから、告井さんが使う指は3本でした。

 親指がポールのベース、
 人差し指がジョンとジョージのギター、
 薬指がジョンとポールとジョージのボーカル
 とパートが分かれているような、
 そんな感じがするフィンガリングが印象的でした。
 
 
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 そして5番のギタリストとして
 正式にに登場したのが、南澤大介先生!

 オリジナル曲の「」で始まり、
 「和」ということで、
 「ソロ・ギターのしらべ~感涙のバラード篇」より
 「天城越え」を演奏。

 司会の喜多川さんの着物姿を思い浮かべ、
 檜舞台、鏡板に描かれた松を眺めていると、
 石川さゆりさんが
 のけぞりながら熱唱している姿が目に浮かぶような、
 迫力のある演奏でした。

 そういえば、PAも使っていない
 「生音」だったんだよなぁ~、と改めてビックリ。
 「かめ」が効いているようです。

 そして、大作の
 「ホテル・カリフォルニア」のフルバージョン、
 9月3日にピッタリの新しいオリジナル曲
 「過ぎ去りし夏」などを演奏してくれました。


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 オオトリとして登場したのがAKIさん。

 まずは一人でオリジナル曲を2曲演奏した後に、
 ゲストの琴奏者、帯名久仁子さんが登場。
 「AKI&KUNIKO」としての演奏が始まりました。

 AKIさんのオリジナル曲も
 AKI&KUNIKOの演奏する曲も、
 モード的な展開の曲で、
 コード進行的展開の曲に慣れているボクにとっては、
 どこが始まりで、どこが展開で、
 どこが終わりだか、わかりにくかったりするんですが、
 お二人の息はピッタリ。

 決めるところは決め、
 ピタッと止まるところで止まるので、
 「こういう曲は、どういう風に覚えるもんなんだろう?」
 と不思議に思いながら、
 ギターと琴が絶妙に響きあう
 アバンギャルドな世界を味わいました。


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 最後は、全員でビートルズの
 「アクロス・ザ・ユニバース」を演奏。

 アンソロジーに収録されたバージョンのような
 東洋的なゆったりとした演奏で、
 どこからかシタールのような響きがするのは琴だろうか??
 と思っていたら、どうやら南澤先生が、
  「ノルウェーの森」を演奏する時に
 1弦だけシタールのような音に変化させる
 プラスチック片(結束バンドを切ったもの)

 付けていたようにも見えました。


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 14時に始まったライブは、
 途中休憩を2回はさんで、
 19時終了。

 たっぷり6時間!

 だけどアッという間でした。

 いやぁ~、良かった!良かった!

 なんか、前回より、
 それぞれのギタリストの特徴がはっきり出て
 良かったような感じがします。

 そして、それぞれのギターの音の違いも
 はっきり分かって良かったです。

 やっぱりアコースティック・ギターは生音が一番なんですねぇ~!

 出演者の皆さん、関係者のみなさん、
 素敵なライブをどうもありがとうございました。

 そして会場でお会いしたギター仲間のみなさん、
 ありがとうございました。


 終了後、垂石さんとロビーで会い
 「南澤先生と3人で写真を撮りましょう!」
 ということになって撮った1枚。

 ちょっと手ブレした写真ですが、
 返ってライブ直後の熱い興奮が伝わってくる感じですよね!
 
 良い1日でした。
 ありがとうございました!

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by acogihito | 2016-09-04 20:36 | ★アコギ関連 | Comments(3)  

Commented by k260 at 2016-09-05 21:31 x
acogihitoさまこんにちは、
うわぁ,シャッター押したの私ですゴメンナサイ...
(少し加工で補正出来るかもしれませんが)
噂の能楽堂ですが土門さんが一度色々な方向に向けて演奏されていたのが参考になって
小さい音から大きい音まで誇張なく響かせている事が実感出来ました。
やはりプロギタリストの皆様の音空間は圧巻ですね。
早速の記事ご作成どうもお疲れさまでした。

Commented by acogihito at 2016-09-06 10:27
k260さま、こんにちは!

写真どうもありがとうございました。
もう1枚の方はブレがないんですが、こちらの方が却って雰囲気があって良かったのでこちらの写真にしました。
ありがとうございます。

ちょっとした足踏みがドンドンと低音を響かせて聞こえてきたので、舞台下の「かめ」が共鳴しているのかなと思いました。

生音だとギターそれぞれの音、ギタリストによる違いもはっきり聞こえて、とっても良かったですよね!

またぜひご一緒しましょう!

Commented at 2016-09-06 21:56 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。

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