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ソロ・ギターの魅力、再発見!

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 こんな経験をしました。

 先週、信州方面にクルマで行った時、
 片道、4時間近くかかることもあって、
 中学・高校~20歳くらいまでに良く聴いていた曲を
 シャッフル再生にしてじっくり聴いていたんです。

 おととし行われた高校の同窓会のBGM用に
 ボクのウォークマンの中には、
 歌謡曲からニューミュージック、洋楽まで、
 70~80年代にさまざまなジャンルの懐かしいヒット曲を
 400曲ほど集めたソングリストが作ってあったんですよね。

 普段あまり聴くことのないこれらの曲を
 ブルートゥースでクルマにつなげてまとめて聴けば、
 かつてのCDチェンジャーなどでは考えられないほど
 膨大な曲をシャッフル再生ができます。

 中央高速ですから、府中あたりを通る時は
 ユーミンの「中央フリーウェイ」をかけて
 「♪ 右に見える競馬場~、左にはビール工場~」
 を改めて味わったり。

 他にも次々かかる曲たちは、もちろん当時のまま。
 邦楽ならば、どれも歌えるような曲ばかりで
 一瞬にしてその時の気分や感覚が戻ります。


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中央高速、右に見えるやぐらは府中競馬場の施設、左奥の四角い建物がビール工場


 ところが暫くすると
 なんだか急にむなしく、切なくなって
 どうしようもなくなってしまったんです。

 歌と共に当時の様々な記憶が
 鮮明によみがえります。
 
 それは楽しかった思い出もありますが、
 あの時、ああしていれば良かったというような
 後悔の気持ちもあります。

 今でも活躍しているアーティストたちの声も
 みんな若くはつらつとしています。
 でも、今じゃこんな声、出ないよねぇ・・、
 中には亡くなった人もいるなぁ・・。

 シャッフルの加減でそんな曲が次々と再生されました。

 なんというか、もう絶対に取り戻すことができない過去。
 30~40年という過ぎ去った膨大な時間をまざまざと見せ付けられ、
 落胆し、打ちひしがれてしまったんです。

 最新の記憶科学を解説した
 『脳はなぜ都合よく記憶するのか』という本によると
 人間の記憶はテープの再生と違って
 断片的な要素をその都度つなぎ合わせて作るそうです。

 今回はそうした記憶を
 自分の都合のいいようにつなぎ合わせるのではなく、
 当時のままの録音を聴くことによって
 忘れ去りたかった記憶が鮮明によみがえるとともに
 時間の流れまでも明確に感じすぎて
 むなしく、切なくなってしまったのかも知れません。

 同窓会でみんな聴いていた時は、
 単に懐かしいBGMだったんですけどねぇ・・。
 

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 で、音楽をソロ・ギター曲に切り替えました。

 気持ちがスーッと落ち着いてきました。

 ソロ・ギター曲もお気に入りをたくさん詰め込んだ
 ソングリストが作ってあって、
 こちらは通勤時などにも良く聴いているんです。

 ソロ・ギターで聴くと
 例えば『ソロ・ギターのしらべ』に収録されている懐かしい曲も
 適度にオブラートに包まれ、
 「この曲好きだったな」という感じで、
 思い出は思い出として静かにジッとしていてくれます。

 また、ソロ・ギターのオリジナル曲は
 随分前に録音された曲でも
 ボクにとっては「現在」であり、
 今後、練習したいと思っている曲は
 懐かしい曲であっても「未来」なんですよね。

 そんなことも改めて感じました。
 

 今回、懐かしい曲を聴くことで、
 時間の流れをこんなにもショックに感じたのは初めて経験でした。
 それと同時に改めてソロ・ギターの魅力を再発見した気分です。

 ボクにとってソロ・ギターは、
 前を向いて生きて行くための大事な音楽でもあるってわけなんですね!


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by acogihito | 2017-05-02 23:30 | ★アコギ関連 | Comments(0)  

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