水彩画に挑戦! その2
先日、野村重存(のむら しげあり)さんが講師を勤める
水彩画の1日講座に参加してきました。
野村さんといえば、
TBSテレビ系列で放送されている「プレバト」で
「水彩画の魔術師」と紹介されている
水彩画査定の先生ですよね。
実は、今回の1日講座を
偶然インターネットで見つけたのは、
募集開始からすでに数日経ってからのこと。
番組では「水彩画教室は5年待ち」なんて紹介されているので、
「もう定員いっぱいか?」と
半ばあきらめて問い合わせしてみたところ、
まだ空きがあるとのことで、
これは「ラッキー!」と思って申し込みました。
野村先生の水彩画は、
ものすごく細密で、
本物を綺麗に写し取って、
まさに水彩画の魔術師ですよね。
なんていうか、
「本物の雰囲気を壊さないように」
というところなど、
南澤大介先生のソロ・ギター・アレンジと
通じるところがあるように感じます。
いつかこんな絵が描けるようになれたらなぁ~。
会場は、東京・神田(神保町)にある
老舗画材店「文房堂」。
館内で野村さんの作品展も開催されていて、
それに合わせて1日だけの体験講座が開かれることになったようです。
普通のレッスンなら5年待ちのところ、
1日限りとはいえ直接習えるなんて
本当にありがたいことです。
感謝感謝!
そのレッスンですが、
「初心者向けに話を進めていきます」とのことで、
まさにボクためのようで
これまたラッキー!
ありがとうございます!
まず、今回 描いていく
「京都・光明寺 もみじ参道 薬医門」の
写真のコピーが配られました。
そしてそれをどのように描き進めていくのか、
下書きから着色まで
明確に、しかも簡潔に説明してくれたんです。
近くから手元を見るのは、
かつて南澤先生にソロ・ギターを習った時のよう。
微妙な力加減、微妙な動き。
やっぱりプロは違います。
ちょっと見た感じだと
できそうなんだけど、
いざやってみるとなかなかできない。
繊細な技なんですよねぇ。
ところでレッスンは3時間。
講義が1時間半で実習が1時間半の予定でしたが、
講義が長くなり実習は1時間ほどに。
でも、先生の講義や実演の方が見たかったので
ちょうどいい感じです。
実習は、
右側の本物の景色の「写真」を見ながら、
先生が描いた「お手本」を目指して描いていきます。
真中にある先生の「製作途中の絵」を真似ながら
自分でも描いていきます。
先生は教室を回りながら、
大きな声で指導してくれます。
例えば、
「上手い人のまねをすることで自分も上手くなる」
「描き方を知って覚える」
「明暗、陰日向」
「着色は明るい色から」
など。
なるほど。ギターも
弾き方を知っていれば上達は早いし、
上手い人のまねは大事だし、
さらに「明暗」ではないけど、
音の「強弱」「抑揚」も大切ですもんね。
共通点も多いようです。
今回はさらに
先生の完成作品だけでなく、
製作途中のコピーも配られ、
段階ごとに先生を真似することができます。
ちなみに上の写真の右下にあるのがボクが描いている絵で、
その左上にある先生の製作途中を真似していくわけです。
と、そうこうしているうちに予定時間が終了。
着色を始めたところで時間切れとなってしまいました。
でも、凄く勉強になりました!
やっぱり、直接「教わる」っていいなぁ~!!
そして、購入した著書にサインしてもらい
先生と一緒に写真も撮らさせていただきました。
野村先生、ありがとうございました!
ちなみに「水彩画教室5年待ち」というのは、
同じ人がずっと変わらず習っていて、
なかなか空きが出ないということなんだそうです。
さて、絵の方ですが、
途中のままなのは残念なので、
家に帰ってから
まだ余韻が残っているうちに
先生の描いたお手本の絵を
しっかり “コピー” しながら
着色の続きをしてみました。
門の周りの紅葉だと分かれば成功です。
下書きを急いだので、
左右の遠近感のバランスがおかしかったり、
紅葉などの葉っぱの感じが
なかなか上手く描けなかったり
いろいろ問題があるんですが、
でも、まあ、これはこれで、
今回2回目の挑戦にしては
いいのではないかなぁ~とは思っています。
by acogihito | 2018-12-03 16:04 | ☆水彩画 | Comments(0)