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面白かった! 小説 『作曲少女』 『作曲少女2』

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 『作曲少女(平凡な私が14日間で曲を作れるようになった話)』と
 それに続く
 『作曲少女2(転調を知って世界が変わる私たちの話)』という
 小説を読んでみました。

 主人公は女子高生。
 昔、ヒットした『もしドラ
 (もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら)
 の作曲版という感じでしょうか。

 ドラッカーとは違い
 第1作目の『作曲少女』は、
 難しい音楽理論をあえて使わず、
 とにかく曲を作ってみようというお話。

 音楽理論を使わない分、
 パソコンのDAW
 (デジタル・オーディオ・ワークステーション)など
 ソフトを使って、楽曲をコピーしたり
 キーの勉強をしたりして、
 ちょっとしたコツをつかんで
 音楽的感性を高めて曲を作るという内容です。

 これがなかなか面白くて、
 曲を作っていく感覚を疑似体験できるって感じ。
 そして最近の作曲スタイル(作曲方法)を知ることができて
 勉強にもなりました。

 実は、ボクも昔、曲を作ったことはありますが、
 その頃はギターの知ってるコードをガチャガチャ鳴らして
 作ったって感じですからねぇ。
 あと、30年くらい前に
 初期の打ち込み系で曲を作ったこともありましたけど、
 今から思えばすっごく原始的です。
 
 でも、少しは知っているからか
 読んでいると
 その感覚はすごく伝わってきて、
 ああ、こんな感じ、こんな感じと
 ワクワクしました。

 作曲するワクワク感を表現した小説って
 今までなかったですもんねぇ。 
 そういう意味では意欲作です。

 で、2作目の『作曲少女2』では
 少しずつ理論的な話も出てきて
 「曲のああいう感じは こういうことでできているのかぁ~」
 ということが分かってきたりします。

 また、高校生の悩みや葛藤、
 成長していく姿なども描かれ、
 小説としても深みを増しています。

 読み進むうち、自分が高校生だったころ、
 あの頃のなんでも新鮮だった気持ちも
 少しよみがえった感じです。

 やっぱりワクワク感は大事だよなぁ。

 それから、この小説を読んで感じたことは、
 DAWを使うと
 こんなに簡単に曲を作れるものならば、
 ボクもちょっとやってみたいなぁ~と思ったこと。
 DAWは無料ソフトもあるようだし
 お金もかけずに始められるならいいかも!
 ギターを中心としたオリジナル曲を
 作れるものなら作ってみたいものだなぁ~、
 なんて思いました。


 いやはや、思った以上に楽しませてもらいました。
 ありがとうございます。

 3作目も出るのかなぁ~?
 密かに期待しちゃいます。


by acogihito | 2020-01-13 22:04 | ★アコギ関連 | Comments(0)  

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