カジノ博物学!
「ギターマガジン」2020年8月号の特集は「カジノ博物学」、
エピフォン・カジノの特集です。
かつてビートルズのコピーバンドをやっていたことがあって、
エピフォン・カジノの
ジョン・レノン・来日公演モデルを持っているんですよね!
ビートルズ系楽器の専門店「with」が企画したリイシューモデルで、
その当時一般的に販売されていたカジノの3倍くらいの値段でしたが、
ビートルズが使っていたモデルを可能な限り再現したものなんです。
バンドでジョージを担当していたメンバーがジョージ・ハリソン・モデル、
ボクがジョン・レノン・モデルにしました。
ですので、ギターマガジンの表紙の、
まさにそのモデルを持っているんです!
特集内では、
このギターを企画したビートルズ楽器の専門家、
withの大金さんも記事を書いていました。
そのほか、
カジノにも使われている「P-90」ピックアップの特集や
カジノも含めて「箱モノとロック」なんていう特集もあって楽しめました。
ちなみに「箱モノ」とは
カジノのようにボディが空洞(共鳴胴)になっているエレキギターのことで、
フェンダーのような板にピックアップを付けたようなエレキギターは、
ソリッド・ギターといいます。
ところで、最近のギターマガジンって温故知新的な特集が多いですね。
今回も表紙は1966年の来日公演でのジョン・レノン。
もはや歴史的な54年も前の写真です。
ボクがギターマガジンを読み始めた80年代初頭は、
スティーブ・ルカサーやヴァン・ヘイレン、
ラリー・カールトンやリー・リトナー、
野呂一生や渡辺香津美、高中正義などなど、
その当時、人気だったギタリストが特集されていましたが、
最近はその時代を振り返る特集の数々・・・。
エレキギターの世界が衰退しているのか、
音楽のヒーローが楽器奏者ではなくなったのか、
時代の移り変わりを感じます。
by acogihito | 2020-07-20 23:01 | ★アコギ関連 | Comments(0)