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モーリスギターの総本山「モリダイラ楽器」に行ってきた

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 ボクの「Morris S-102Ⅱ」というギターは、5弦9フレットがデッドで、
 以前、「強制振動を与える」という実験を行った結果、かなり改善はしたんですが、
 それでも「まだ完璧じゃない」ということが気になって仕方ありませんでした。

 さらに、自分でも色々いじっているうちに、全体のバランスも崩れてきている感じがしたので、
 「こりゃ、やっぱり、ちゃんと修理してもらわないといけないな」と思っていました。

 ですが、購入した楽器店は売るだけで、修理に関してはどうも当てにならない気がしていたので、
 「楽器フェア」の際に営業の人に相談したら「じゃあ、持って来てください」とのこと。
 それで、過日、東京・岩本町にある「モリダイラ楽器」の本社に直接持ち込んだんです。

 受付を担当してくれたのは、奥から呼ばれて出てきたモリダイラ楽器・技術室のA氏。
 その際、ただ修理を依頼するだけでなく、
 モーリス・ギターのことなど、いろいろな話をすることができました。
 さらに、日ごろ感じていた疑問点などを質問をしてもスパスパ答えてくれる頼りになる人で、
 とっても良かったな。

 「修理には1か月くらいかかるのかな?」と覚悟していたら、
 「1週間から10日くらいでできる」とのこと。
 でも結局、1か月近くかかることになってしまいました。

 予定より時間がかかった経緯を聞くと、
 「一旦戻ってきたけど、まだ完全じゃないと判断したので、再度、修理に戻した」そうです。
 そして今日、受け取りに行ってきたという訳なんです。
 
 多分、普通の楽器店だったら、最初に戻ってきたところでOKにしてしまうところでしょうが、
 さすが技術室のA氏、こだわりがあるというか、仕事が丁寧というか、頼りになります。
 約束の「期間」より、約束の「質」を重視したということなんでしょう。
 こちらとしても、その方が嬉しいですからねぇ。
 ボクが「何を一番気にしていたか」を分かってくれていたって訳です。

 やっぱり直接持ち込んで良かった!

 修理個所は、ブリッジを削って調整、力木の加工調整、ナット及びフレットの調整、
 サドルの溝の調整及びサドルの交換調整、ネック・弦高調整、PUのバランス調整、 
 他各部点検、調整。

 もちろん、まだ保証期間中なので修理費はかかりませんでした。

 これで完璧です!

 本当は最初からデッド・ポイントなんて無ければ、こんなことをすることもなかったんだけど、
 でも、おかげで直接「モリダイラ楽器」の本社におもむくことになり、
 技術室の担当者といろんな話をする機会も出来て、かえって良かったなって思っています。
 それに「モリダイラ楽器」=「モーリスギター」にも、より親しみを持てるようになった気がします。

 さらに、デッド・ポイントのおかげで、ギターに関して色々研究したし、とても勉強にもなりました。
 まさに「災い転じて福となす」って感じでしょうかね!

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モーリスギター及びモリダイラ楽器のマークは、
頭文字「M」と「鷲」をモチーフにしていて「モリダイラ・イーグル」というそうです。

by acogihito | 2007-12-25 22:19 | ★アコギ関連 | Comments(8)  

Commented by aerog at 2008-12-30 08:29 x
ご無沙汰しております。デッド・ポイントの件でギターを調整してもらった結果、実際には何が具体的に変化したのか参考までに教えて頂けませんでしょうか?文面を見ていると結構な調整作業だった気がしますが・・・。相当な変化がありましたか?どうかよろしくお願い致します。
Commented by acogihito at 2008-12-30 10:40
aerogさま、こんにちは!

作業としては力木(ブレイシング)を削って調整したようです。

デッド・ポイントって結構、感覚的なところもあるので、
力木を削り過ぎてもいけないしということで、少しずつやったようです。

結果として、初めは「ボンッ」と詰まったようにしか鳴らなかったものが、
「ボ~ン」と普通に鳴るようになりました!
Commented by aerog at 2008-12-31 09:05 x
大晦日にまた質問で恐縮ですが、デッドポイント以外に何か音の変化はありましか?音質が変わったとか、(弦高調整で、弾き易さは変わったと思いますが・・・)お時間のある時に教えていただければ幸いです。来年もブログを楽しみにしています。
Commented by acogihito at 2008-12-31 10:01
aerogさまこんにちは!

音質に関してですが、
力木やサドルを削ったりしているので、
厳密に言えば少し変わったのかもしれませんが、
ボクの感覚で言うと全く変わっていない印象です。

もし変わっていたとしてもボクには全く分からりません。
同じ形式のギターでも
ギターの個体差による音質の差の範囲なんだろうと思います。

aerogさんが、もし、
ご自分のギターにの何か不満や気になる点があって、
調整してもらおうかな?とお悩みなのだとしたら、
調整してもらってもいいと思いますよ。

ボクはこの時の経験で、量販されているギターは
「平均値」として調整されているんだなぁと思いました。

でも、そのギターを使う人は千差万別で、
平均的調整が合うとは限りません。
だから本当ならその人に合うように調整してもらった方がいいんだろうと思います。

サドルをちょっと削るくらいの弦高調整なら自分でもできますが、
それ以上にブリッジ自体を削ったりするような調整は、
やっぱり専門家にお願いした方がいいようです。

自分の気に入ったギターが、
自分の好みに仕上がると嬉しいもんです。
Commented by aerog at 2008-12-31 12:03 x
なるほど、参考になりました。私の知りあいのギタリストは、Lowdenのギターをカッタウェイに変更し、ネックの幅と長さも変更してもらいました。
そのギターを20年以上使い続け、音はますます良くなっているといっていました。調整もそうですが、経年変化による音の熟成もギターによっていろいろあるようですね。また来年もいろいろな情報を期待しております。有り難うございました。良いお年を。
Commented by acogihito at 2008-12-31 20:52
aerogさま、こんばんは!

へぇ~!カッタウェイに変更するなんて凄い改造ですね!!
それでもますます音が良くなっているということは、
やっぱりギターって表板の質が重要なんですね!

こちらこそ、今後もどうぞよろしくお願いします!
Commented by オークフィールド at 2013-09-08 16:20 x
またまた、昔のブログにコメントさせてもらいます。

わたしも8年くらい前にかったS102で試してみると、まさにアコギヒトさんの同じところにデットポイントがありますね。
今までが気がつきませんでした.他のところがゆっくりと音が小さくなって行くのに対して5弦の9Fは3秒くらいで急に音が消えていきますね。

イヤ~私のようなガサツなものではチョット気がつきませんね。
とはいってもS102は素晴らしい音色のギターなので、あばたもエクボ、メンテしながら長く付き合っていきたいですね。

そろそろフレットも減ってきたので、フレットの交換とともに少しコンディションを見てもらうことにしますわ。



いつも参考にさせてもらってます。これからも情報発信してください。
Commented by acogihito at 2013-09-08 18:37
オークフィールドさま、こんばんは!
読んでくださってありがとうございます。

その位置はデッドポイントになりやすいところみたいですね。

ボクの場合、ちょうどその位置を弾く曲があって、
そこだけベース音がしないので(聞こえない)ので気付きました。

モーリスのメンテナンス、とても気持ちよくやってくれました。
そしてより愛着も湧いてきます。

良いですよね!

これからもよろしくお願いします!!

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