カポタスト(Capotasto)って?

その昔、「カポタスト」と言えば、写真上段の「ゴム製」のものが主流でしたが、
今はいろんな優れたカポタストがありますよね。
写真下段左は、ボクが今まで使っていた
「JIM DUNLOP (ジム・ダンロップ)」の「Victor Capo (ビクター・カポ)」。
右が最近買った「SHUBB (シャブ)」の「C1」というカポタストです。
「SHUBB」のカポタストは南澤先生が使っていたので真似してみました。
「SHUBB」のカポタストは、それまで店頭で見たことはあっても、
どういう仕組みになっているのわかりませんでしたが、使ってみると、いとも簡単。
テコの原理を応用して、うまい具合にカチャッと装着することができます。
軽いし、簡単だし、これはいい!今、一番のお気に入りです。
ちなみにギターを知らない方のために「カポタスト」とは、
「演奏のキーを変えるためにフレット全体を押える道具」のことです・・・。
・・・って、そんなことを思っていたら、
「カポタスト」って、そもそも、どういう意味なんだろう?って疑問が湧いてきてしまいました。
で、ちょっと調べてみました。
まず、「カポタスト (Capotasto)」ってのは、「イタリア語」です。
で、イタリア語の辞書によると「Capotasto」の意味には、「上駒」って書いてあるから
そうすると本来は「ナット」ってことになるのかなぁ?
ちなみにギターでの「ナット」とは、
「ギターのヘッド部分で弦を支えている部品」のことです。
でも、さらに調べてみると、
「Capo」には「(人や動物の)頭」などの意味があって、
「Tasto」には「触れること、さわること」、
さらに「ピアノの鍵盤」や「弦楽器の指板」の意味もあるようだから、
二つ合わせて、「指板の頭」→「指板の上」→「指板上」ってことで、
なんとなく「カポタスト」らしい感じがするし、
わかったような気になって納得することにしました。
それから、英語では単に「カポ (Capo)」だけでも正式名称で、略称ではありません。
フラメンコ・ギターではスペイン語で「セヒージャ(Cejilla)」というそうですよ。
ちなみに「セーハ」もスペイン語で「ceja」なんだそうです。(英語では「バレー」)
ギター用語って、いろんな言語が混在してるんですねぇ~。

ところで、その「ギター (Guitar)」は英語ですが、
スペイン語の「guitarra」を語源とするだそうで、
その「guitarra」は、さらアラビア語の「gitara」が語源だそうで、
さらに遡ると、古代ギリシャ語の「kithara」に由来しているんだそうです。
その「kithara」も、ものによっては「cithara」って書いてあるものもあって、
そうするとインドの「シタール」にも近い響きのようにも思うし、
世界の弦楽器って、きっと、巡り巡って繋がっているんだろうなぁ~なんて思ったり・・・。
そうなってくると「三味線」はどうなのかなぁ~?なんて思ったり・・・。
いかんいかん、そんなことやってたら眠れなくなっちゃうや・・。
(関連記述)→ カポタストによって音が違う?
by acogihito | 2008-02-21 00:19 | ★アコギ関連 | Comments(4)

Victor Capoは、押尾コータローがこないだ使って欲しいって思ったカポです!!!
SHUBBかな?
南澤さんが1・2を外しって使い、とても驚きもした!!!
いや~
余りにも深いカポ談義に眠れなくなりそうです・・・(眠)グ・・・
SHUBBかな?
南澤さんが1・2を外しって使い、とても驚きもした!!!
いや~
余りにも深いカポ談義に眠れなくなりそうです・・・(眠)グ・・・
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カポタストは古い人なんで, 当然ゴム製を使っています. ;^^
買ったのはずいぶん前ですが, ちゃんと使えてます, > えらいぞ!!
三味線の語源ですか...なんだろ?
奥さんが三味線と琴の師範なんで, 聞いてみましたが
「知らん!」の一言でした. ;^^
買ったのはずいぶん前ですが, ちゃんと使えてます, > えらいぞ!!
三味線の語源ですか...なんだろ?
奥さんが三味線と琴の師範なんで, 聞いてみましたが
「知らん!」の一言でした. ;^^
あれ?必着仕事人さん、眠っちゃいましたか??
実はカポタストのことを中国語では・・・・
実はカポタストのことを中国語では・・・・