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オーマガトキ(OMAGATOKI)って?

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 アコースティック・ギター関連のCDを買い集めているうちに
 「オーマガトキ」というレーベルのCDが何枚にもなってきました。

 「オーマガトキOMAGATOKI)」・・・。

 だけど、「オーマガトキ」って、一体、どういう意味なんでしょうねぇ??
 辞書で調べても、インターネットで調べても、
 会社のホームページを見ても、出ていません。

 オー・マガトキ? オーマ・ガトキ? オーマガ・トキ? オーマガト・キ?
 第一、「何語」なのかもわかりません。
 英語? イタリア語? ポルトガル語?

 う~ん、「オーマガトキ」って何だろう?
 どういう意味なんだろう??
 その由来は???
 気になって気になって仕方ありません。


 そこで、株式会社オーマガトキに、メールで問い合わせてみました。

 そうして、返ってきた答えには、感動の物語がっ!!

 なるほどぉ~っ! そういう意味だったのかぁ~~っ!!


 ・・・以下、そのメールからの転載です。


 ご質問の社名の由来ですが、
 当社の発足時にライセンスしていた「Crepuscule(クレプスキュール)」という
 ベルギーのレーベル名と関係がございます。

 このクレプスキュールというレーベルは、レコードをひとつの文化と捉え、
 メジャーではできないミニマムだけれども大切な音楽を発売しているレーベルでした。

 当社はそのクレプスキュールの姿勢を日本でも展開したいという
 先代社長の意図によって発足し、
 その際にクレプスキュールともライセンス契約を行いました。

 そのCrepusculeが「夕暮れ」を意味するフランス語だったため、
 それを日本語に置き換える際に、「夕暮れ(黄昏時)」を意味する古語として、
 「逢魔が時・大禍時(おうまがとき)」という言葉が選ばれました。

 漢字で書いてしまうとあまり明るい感じではないのですが、
 夕暮れ時は一日が終わりかけて最も充実している時間でもあります。
 
 また、音楽作品に出会うことは、
 そうした一つの魔でもある(音楽に触れて人は変わることができる)
 という意味も含まれているようです。

 少し長くなってしまいましたが、
 当社の「オーマガトキ」という社名にはそのような意味が込められております。



 なるほどぉ~!そういう意味だったのかぁ~!!

 広辞苑によると、「逢魔が時」とは、

 おうま‐が‐とき【逢魔が時】
  (オオマガトキ(大禍時)の転。禍いの起る時刻の意) 夕方の薄暗い時。たそがれ。
  おまんがとき。おうまどき。


 なるほどねぇ~。

 「オーマガトキ」とは、「逢魔が時」。
 「たそがれ時」を意味する日本語。
 そんな日本語があることさえ知りませんでした。

 そして、「悪魔に逢う」ということに
 「音楽作品との出会い」の意味合いが込められていたんですねぇ。

 なるほどぉ~、「深い」し、「味」があるなぁ~。

 疑問が解決して、すごくホッとしたのと同時に、
 先代社長の心意気、レーベルとしての心意気までわかって、
 「オーマガトキ」にすごく親しみを感じてしまいました・・・。


*     *     *


 ところが、ですよ。
 そうなってくると、もう一つ、気になってくるのが、レーベルのマークです。

 「オーマガトキ」が、「逢魔が時」だとして、
 このマークは一体、何を表わしているんでしょうか?

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 小さくて良くわからないんですが、
 大空へ向かって女の人がピストルを構えているようにも見えるし、
 マイクを持って熱唱しているようにも見えます。
 まさか、箸を持って何かをつまもうとしている訳ではないだろうけど・・。

 でも、「逢魔が時」と、どんな関係があるマークなんでしょう??
 思いつかない!

 そこで、お礼の返信メールのついでに、さらに疑問を投げかけてみました。

 そうしたら・・・・、


 早速ですが、ご質問に回答申し上げます。
 このマークは、人が手を差し伸べて夕暮れの陽射しを避けている姿を現しています。

 デザインを担当したのは、ノルウェーの
 KIRKELIG KULTUR VERKSTED(シルケリグ)というレーベルのデザイナーで、
 かつてこのレーベルともライセンス契約をしていました。

 拡大したロゴをお送り致しますので、ご参考戴ければと思います。



 そして、こちらがマークの拡大図。

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 なるほど!
 「眩しいっ!」って、手で光をさえぎっているところだったんですね!!
 顔も横にそむけて、向こうを向いている感じです。

 いや~、なんか、とってもすっきりした気分!!

 それにしても「オーマガトキ」のインフォメーション担当のUさん、
 野暮な質問に丁寧にお答えくださり、本当にありがとうございました。


*     *     *


 ところで、「オーマガトキ」って、全国に350店の店舗を持つ日本最大のレコードチェーン店、
 (株)新星堂が1984年に設立した独立系レコード会社なんだそうです。

 1984年かぁ・・・。
 そんなに前からあったんですねぇ。

 ちょうどそのちょっと前の学生の頃、「新星堂」といえば、
 千葉の新星堂の練習スタジオで、バンドの練習をしてたっけかなぁ~。

 そして、日本のメジャー・レーベルが紹介する世界各国の音楽はごく一部にすぎない
 ということで、ジャンルを越え、内外を問わず未だ知られざる音楽や埋もれたままの名盤、
 心に残る素晴しい作品を紹介している会社なんだそうです。

 そうかぁ~、今までどっちかというと、メジャー・レーベルのCDばかり聴いていたから、
 「オーマガトキ」なんて知りもしませんでした・・。
 なんだか、とっても申し訳ないような気持ち・・・。
 でも、同時に、今になって、ようやく知ったとはいえ、
 そんな心意気のレーベルが存在することを知り、嬉しく思います。

 今やメジャー・レーベルでもCDの売り上げが落ちてくるような厳しい時代。
 でも、頑張って、これからも素敵なCDを、音楽を、どうぞよろしくお願いします!

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by acogihito | 2008-06-16 12:53 | ★アコギ関連 | Comments(16)  

Commented by きべっち at 2008-06-16 16:43 x
う~ん。

深い話ですな。

ロゴがその様子を象徴してますな。
Commented by acogihito at 2008-06-16 19:35
きべっちさま、こんばんは!

知ってしまえば、どうってことない話なんですが、
知らない時は疑問だらけ。

一つ利口になりました。
Commented by のぶぞ~ at 2008-06-16 20:12 x
最近、思っていたことがあるんですが・・・
CD買って、MP3にしてiPodで持ち歩く。
非常に便利になったんですが・・・

LPを聴いていた頃のように、そのアルバム(レコード盤、ジャケット、ライナーノート、レーベル)への想いが薄れてきちゃったかなぁ~

ってことです。
その証拠に、倫典さんの2枚とイサトさんのCDは、私も持ってますがレーベルがどこのだったかなんて覚えてなかった。
いや、全然見てなかったです。

もう一度一から聴きいて、見てみないとなぁ~と思っていたところでした。
Commented by takky at 2008-06-16 20:29 x
逢魔が時...闇であり, かつ光でもある時間帯が,
魔に出逢いそうな雰囲気を漂わせてるんでしょうかね...

どこでも簡単に明かりを照らせる現代ではわからない
感覚だと思います.

ちなみに「たそがれ」は「誰そ彼」と漢字を当てまして
「誰だろう?彼は?」と, 人が判別できかくなる時間帯の
意味を示しています.

もうひとつ「かわたれ」の時間帯もありますが, これは
調べてみて~. ;^^

歴史は好きですね~, 社会科の免状を持ってたりします. ;^^
Commented by acogihito at 2008-06-16 22:01
のぶぞ~さま、こんばんは!

ボクも通勤電車の中では、iPodを使っていますが、
家ではCDを聴くことが比較的多いかな?

でも、CDになってからの難点は、
曲数が多いこと、演奏時間が長いこと。

やっぱりLP時代のように、片面20分強、
両面で45分くらいが聴きやすいですよね。

CDになって目一杯の74分近く入ってないと損した気になるし、
でも、長すぎて1回で全部聴くということはほとんどないし、
何となくバランスとしては良くない感じ。

まあ、12曲入りくらいが一番いい感じでしょうか??

Commented by acogihito at 2008-06-16 22:17
takkyさま、こんばんは!

「かわたれ」・・、
「彼は誰か?」の時間帯。
明け方または夕方の薄暗い時刻。
その後、「たそがれ」の夕方に対して「明け方」を指す言葉に。

う~ん、日本語って味がありますねぇ!

そして、聞き慣れない日本語をカタカナやローマ字で表記すると
全くわからなくなったり・・・。

面白いもんですね。
Commented by まさを at 2008-06-16 23:32 x
こんばんは^^

う~ん、素晴らしい!
このレーベル名に秘められた意味、それを懇切丁寧に説明してくれたUさん。
そして何よりも、気になったらとことん調べるあこぎひとさんのその飽くなき探究心!
自分が常に進化し続ける為には確実に必要な要素ですもんね。

Commented by 必着仕事人 at 2008-06-16 23:50 x
あこ ぎひとさんのブログは、いつも勉強になります!!!
これかたも楽しみにしてますね~!!!
Commented by acogihito at 2008-06-17 00:19
まさをさま、こんばんは!

お褒めいただき、ありがとうございます。

そして、
「オーマガトキ」をこれからもよろしくお願いいたします。
と、頼まれてもいないのに宣伝したくなってしまう気分です。
Commented by acogihito at 2008-06-17 00:20
必着仕事人さま、こんばんは!

ありがとうございます。

ところで、7月からが楽しみですね!!!

Commented by 必着仕事人 at 2008-06-17 23:20 x
下手過ぎてあいてして頂けないか心配です!(汗)
Commented by acogihito at 2008-06-18 08:10
いやいや、全然心配はいりませんよ!ボクも相当なものでしたから。

ただ、一番初めに弾く時は相当緊張すると思います。
なんといっても、本人の前ですからねぇ・・・。

でも、徐々になんとかなってきました。

やっぱり南澤先生の演奏を目の前で聴くと、
メロディーと伴奏の各音の音量の微妙なバランス感覚が大したものだと思います。
CDを聴くのとは違い、それだけでも相当な勉強になります。
Commented by とりー at 2012-11-09 11:58 x
オーマガトキを
調べてたら、
こちらのブログにたどりつきました。

感動の物語ですね!

情報ありがとうございます。
Commented by acogihito at 2012-11-10 17:09
とりーさま、コメントありがとうございます。

お役に立てて何よりです。
最近、音楽はネット配信が主流になってきて、CDは淋しい限りですよね。
でも、こういう会社には頑張ってほしいと思っています。
Commented by おかもち at 2015-10-24 19:30 x
感動しました。兄と2人、2001年頃に初めてオーマガトキのレーベルに触れ(サラヴァ)、その邂逅にはひたすら衝撃と感動を覚えました。今でも数々の作品を愉しんで聴いています。この度、ちょっとした会話から兄がこちらのブログに行き着き、オーマガトキの事を知ることができました。記事を書いていただき、ありがとうございます。また熱い気持ちになっております。
Commented by acogihito at 2015-10-25 08:39
おかもちさま、コメントありがとうございます!
わぁ、それは良かったです。

オーマガトキ、そしてこのブログも邂逅ですね!

ボクも毎日ではありませんが、
ウォークマンに入れて、時々聴いている
大切な音楽がオーマガトキにはたくさんあります。

ボクもお役に立てて何よりです。
ありがとうございます!

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