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石の上にも三年?

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 「アコースティック・ギター・マガジン Vol.37(2008年夏号)」の特集記事、
 「拡散するマイケル・ヘッジスの魂」は、ボクにとって大変興味深いものでした。

 やっぱり、マイケル・ヘッジスがアコースティック・ギター界に与えた影響は、
 相当、凄いもんなんだなぁ~と改めて認識しました。

 記事を読むと、それはまるでロック・ポップス界に影響を与えたビートルズのようですよね。

 そのマイケル・ヘッジスが、アコギ界を「それ以前と以後に分けてしまった」という
 アルバム『エアリアル・バンダリーズ』が発売されたのが、1984年・・・。

 う~む・・・。

 しかし当時、ボクは、このアルバムのことは全く知りませんでした。

 じゃあ、当時、音楽を聴いていなかったか?といえばそうではなく、
 1984年頃といえば、ちょっと思い出しただけでも
 マイケル・ジャクソンの「スリラー」、ヴァン・ヘイレンの「ジャンプ」、
 マドンナの「ライク・ア・バージン」など洋楽が全盛だった時期で、
 その直前まで学生バンドをやっていたボクは、その手の音楽は、
 どっちかといえばよく聴いていた方だったし、
 邦楽もサザンオールズターズの「ミス・ブランニューデイ」、
 小泉今日子「ヤマトナデシコ七変化」、松田聖子の「時間の国のアリス」などなど、
 当時ヒットしていたものは、ほとんど聴いていたつもりでした。

 でも、マイケル・ヘッジスの『エアリアル・バンダリーズ』を知らなかったということは、
 当時のアコギ界はマイナーで、かなりマニアックな世界だったんだろうなぁ~と思います。

 まあ、当時は、バブリーな時代へ一直線の能天気な頃だったし、
 音楽は、MTVが登場して、派手で陽気な80年代ロック・ポップスが全盛の頃でしたからねぇ~。
 アコギは当時の世間一般、そしてボクにも、ちょっと地味で渋すぎたのかもしれません。

 それがなぜか、21世紀に入ってから興味を持ち始め、
 2007年からソロ・ギターの練習を始め出したんですから、
 時代は変わったというか、不思議なものですよねぇ~。

 それというのも南澤大介先生の「ソロ・ギターのしらべ」を
 2001年頃に聴いたのがきっかけで、
 そういう意味では、ボクにとっては「ソロ・ギターのしらべ」が、
 ボクを「それ以前と以後に分けてしまった」アルバムってわけなんですよね。
 

 ところで、この特集記事の中で、一番「なるほど!」と思い、「励み」になったのが、
 中川イサトさんがマイケル・ヘッジスについて語ったインタビュー記事でした。

 氏は、マイケル・ヘッジスが、まだタッピング奏法をしていないファースト・アルバムから、
 タッピング奏法が出てくるセカンド・アルバムの間には3年間のブランクがあり、
 その間が、その奏法の模索と習得をしていた時期で、
 あのマイケル・ヘッジスでさえ、それにそれだけの時間がかかったんだ
 と言っているんですよね。

 なるほど、3年かぁ~。
 
 「石の上にも三年」という ことわざ もあるけど、
 何かを成し遂げるには、最低でもそのくらいの時間がかかるのかもしれませんねぇ。

 ボクがソロ・ギターの練習を始めてから、まだ1年半とちょっとしか経ってませんから、
 そりゃあ、まだちゃんと弾けなくても当然といえば当然なのかもしれません。

 となると、あと1年半、ちゃんと練習すれば、ある程度のレベル、
 人に聴かせてもいいかな、と思えるようなレベルになるかな?

 ・・・なんて、インタビュー記事本来の趣旨とは全く違う部分で、
 「なるほど!」と思い、「励み」にしてしまいました。

 石の上にも三年・・・。

 頑張ろうっと!

by acogihito | 2008-08-01 23:23 | ★アコギ関連 | Comments(6)  

Commented by まさを at 2008-08-02 01:55 x
こんばんは!

私はマイケル・ヘッジスのアルバムを購入するきっかけになったのは他でもない南澤さんの「ソロギター調べ、法悦の~」でした。
「ラガマフィン」を練習しながら「これは難易度CどころかEレベルでは!?」と思いました^^
でも名前を知った時には既にお亡くなり遊ばされてましたので、生で演奏を観る機会が無いのが残念ですよね・・・。

Commented by acogihito at 2008-08-02 09:36
まさをさま、おはようございます。

ボクもマイケル・ヘッジスを聴くきっかけは南澤先生なんですよね。

ビートルズも初めて聴いた時は既に解散していたし、
マイケル・ヘッジスもお亡くなりになっていました。

ウインダムヒル・コンサートのDVDでその演奏を見ると、
その弾く姿が普通にアコギを弾くのとちょっと違った感じに見えて、確かにかっこいい!
それに普段は思ったより愛嬌のある人のようなんですよね。

今、生きていたら、どんな感じだったのか?って思います。
Commented by 必着仕事人 at 2008-08-02 10:08 x
akogihitoさんと、ほぼ同じ経緯をたどっています!!!
なんか不思議な気分!(笑)

「アコースティック・ギター・マガジン Vol.37(2008年夏号)」買ってこよ~っと!!!
Commented by acogihito at 2008-08-02 14:16
必着仕事人さま、こんにちは!

そうなんですか!?
へぇ~、やっぱり同じような世代で同じような感覚なんですね!
なんだか不思議で嬉しい気分ですね!!
Commented by のぶぞ~ at 2008-08-04 19:45 x
発売日から入手していたにもかかわらず、ようやく昨日そこ部分を読みました。
南澤さんも読まれたようで、早速CDゲットされてましたね。

3年・・・
私もアコギやり出して3年が経とうとしていますが・・・ムニャムニャ
・・・(;´д`)トホホ
練習の密度もあるから、仕方ないですよね。ね?!

あれを読むと、まだまだ聴いていないギタリストが沢山いて・・・時間が足りない!!!
Commented by acogihito at 2008-08-04 22:59
のぶぞ~さま、こんばんは!

ホント、世の中には沢山のアコギのギタリストがいるんですね。

ボクがソロ・ギターの練習を始めた約1年半前までは、
エレキのギタリストはたくさん知っていても
アコギのギタリストはほとんど知りませんでした。

でも、本人の名前でで活躍している人は、
エレキよりアコギの方が多いのかもしれませんね。

皆さん、いろいろなアプローチがあるようで、
ボクもなるべくたくさんのギタリストの演奏を聴いてみたいと思っています。

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