
Charを始め、様々なアーティストとのコラボレーションアルバム「
You & Me」、
カヴァーアルバムの「
Tussie mussie」と、立て続けに発表してきた押尾コータローさんが
またまたニューアルバム『
Eternal Chain』を発表!
今回は「
Nature Spirit」以来、1年8ヶ月ぶりのオリジナルアルバムです。
パッと聴いた感じでは、案外静かな印象を受けました。
ビートルズでいえば「RUBBER SOUL」って感じでしょうか?
ビートルズの「RUBBER SOUL」といえば、
それまでのバンドとしてのアイドル路線から脱却する意欲作。
当時としてはライブでの再現が不可能な多重録音の曲が多くなり、
控えめながらもエフェクターも使用するようになります。
そして全体的には静かな曲が多いものの、名曲ぞろいの落ち着いたアルバムです。
今回の押尾さんの『Eternal Chain』は、ちょうどそんな印象。
音に厚みを付けるダブルトラック的な多重録音ではなく、
控え目ながらも意図的に別の音を重ねる多重録音しているし、
エフェクターではディストーションも使っていたり、
「ライブではどうやるんだろう?」って曲もあったりします。
例えば「Snappy!」って曲は、ハンドクラップ音が入っているんですが、
これは押尾さんがフットペダルかなんかでハンドクラップ音を出すんでしょうかねぇ?
それともお客さんを促し、お客さんがハンドクラップするんでしょうか?
(ちゃんとやるには結構複雑)
いやぁ~、ライブで見てみたい!
(だけど日程的に微妙なんですよねぇ・・)
それにしても押尾さんはギターが上手いのは当たり前としても、
ソングライターとしても本当に大したもんですね。
ギター1本じゃ、バンドなんかに比べて、
曲作りにも、どうしたって限界があるんじゃないかと心配しちゃうんですが、
そんなことは全くないんですね。
まさに無限大!
∞
それに2枚の企画アルバムを間に挟んだからか、
今までとまた一味違う新しい境地も、これまたリラックスしていて、イイ感じ!
「Nature Spirit」などに比べて、曲としては地味な印象があるものの、
無理なく聴きやすくまとまっていて、実に良くできています。
また、途中途中に入ってくる小曲が実験的でもあったり、
アルバム全体を上手く引き締めています。
それらを含めて全16曲!
大したもんだなぁ~。