
なんだかんだと言って、
アコギ関係、音楽関係の本が好きで、
同じような本を何冊も買ってしまいます。
写真左側は、
『アコギに必要な音楽理論を理解→整理→反復の3ステップで身につける本』
という、やたらタイトルの長い本です。
「アコースティック・ギター・マガジン(Vol.69 2016年9月号)」に
その一部を抜粋した記事が出ていて
面白そうだったので買ってみました。
内容としては、一応、音楽理論の本なんですが、
「仮想シチュエーションによるストーリー」から始まって、
音楽理論がわかっていると、こういう時、こう役立つという展開で、
音楽学校の休み時間とか、放課後の学生のやり取りみたいで
とっても良かったです。
音楽学校に通っていたら
友達同士で年中、こういう話をして
音楽理論についてもグンと身につくんでしょうけどねぇ。
今となってはこういう本で疑似体験という感じでしょうか?
この本だけで理論がよくわかるというわけではないんですが、
今までにいろいろな本を読んでいたので、
「授業で習ったあの話だな」って感じで読めて
楽しかったです。
次に写真右側の
『音律と音階の科学』という本ですが、
これは数年前に買ったものです。
その時は、読み始めて、
何が何だかさっぱり分からず
途中であきらめた本でした。
ところが今回は、
音楽理論の本をいろいろ読んだ後だったからか
思いのほか、すんなり読めたんです。
いやぁ~、なんだか
自分が成長したみたいで嬉しいなぁ~。
音楽理論の本は何冊も読んでいるんですが、
同じこと説明していても微妙に表現が違うのが、
学校で習って、塾で習って
友達とも会話しているみたいな、
同じものを違うアングルから眺めているみたいな感じで、
理解が深まるんじゃないかなぁ~と思っています。
ただ、本当は読んでいるだけじゃダメで
実践して試してみないといけないんでしょうけど、
まあ、読んでるだけでも
いろいろ読んでると
少しずつはわかってくるもんなんだなと、
今回、『音律と音階の科学』を読んで感じました。
ところで、この本は、
音楽って、なぜドレミファソラシドなんだろう?
1オクターブが12音じゃなくて、もっと多かったらどうなんだろう?
という疑問にも答えてくれ、
その辺が音楽の理論ともつながって、
現代の音楽の姿が見えてくる感じで、
とっても興味深かったです。
こういう本を読んでみると
芸術としての音楽と
物理や化学が入り混じって面白いもんですね!
まあ、絵画だって、
新しい絵具が発明されたり、
道具が進歩すると表現方法も進化するわけだし、
音楽もいつまでもドレミファソラシドではないかもしれないですよね。
そう考えると、
あと100年、200年後は
今とはずいぶん違う音楽かもしれないないし、
なんだかとっても不思議な感じです。
▲ by acogihito | 2016-08-29 23:36 | ★アコギ関連 | Comments(0)