過日、東京・渋谷の「
ミュージックランドKEY渋谷店」に行った時のことです。
恐らくそこは、都内で最も「
ヨコヤマギターズ」に力を入れている楽器店なんですが、
こんな横山ギターに目がとまりました。
(注:2011年秋、橋川店長が移動され、ヨコヤマギターズの扱いは新宿店になりました)
それは横山さんが手がけるエレクトリックギターのブランド
「
Yokoyama Guitars -Electrics-」の「
Leaf (リーフ)」というモデルの
リミテッド・エディションでした。
ヨコヤマギターズのアコースティックギターの材を使い、
デザインイメージもそのままのエレキギターです。
うたい文句は、
「これぞ横山正の真骨頂。
アコースティックギターを製作するものだけが辿り着ける、エレキギターの新境地。
コンセプトは”
よりアコースティックなエレキギター”。
ホローボディを採用し、良質なストック材から生み出されるトーンはまさに極上です。
未だかつて味わった事のない
アコースティックな”鳴り”を追求したギター。」
ほう!いいですねぇ~!
もともとエレキギターも弾いていたボクは、その作りの良さにも魅せられてしまいました。
「よりアコースティックなエレキギター」
「アコースティックな”鳴り”を追求したギター」っていうのがいいですねぇ~!
「ホローボディ」ということは単板の板がくりぬいてあって
エレキギターだけど、「生鳴り」するということですよねぇ~!
・・・で、思ったんです。
ボクは練習用に「
サイレントギター」を持っているんですが、
これはもちろんサイレントギターだけに音がしないように作ってあって、
生鳴りはカリカリと弦の音と、それがわずかにボディーに響く音しかしません。
これはこれで、もちろんこういうギターですからいいんですが、
ちゃんとした音を聴くにはいちいちヘッドフォンをしなくちゃいけないのが
ちょっと面倒なんですよねぇ。
で、気になっているのがエレキギターのギタリスト、チャーさんがプロデュースした
ESPの「
BambooInn (バンブーイン)」というギターなんです。
(ちなみにチャーさんの本名が竹中なのでバンブーインだそうです)
これはエレクトリックギターくらいのボディーなのに「生鳴り」するように作られている
「アコースティック・ギター(アコギ)」なんですよね。
でも、普通のアコースティックギターよりはボディが薄い分、音も小さい。
つまり、深夜とか、ちょっとした時に弾く、
練習用のギターとしてもいいんじゃないかというギターなんです。
ただ、ボクにはこのギターの売りである「ショートスケール」が気に入りません。
それじゃあ、いつものギターと違って練習になりませんからねぇ・・・。
で、気になったのが、アメリカの「
CARVIN ( カービン ) 」というメーカーの
「
CC275」というシリーズです。
でもこれは、生鳴り“も”する、セミホローの「エレアコ」で、
サウンドホールがあったりして形はアコギっぽくても、
本当のアコギではありません。
「どうせなら、ボディーをバンブーインくらいに削って、
もう少しアコギらしく生鳴りするようにはできないものかなぁ~」
って思ってしまうんですよね。
ボクとしては、深夜などの練習用に、
「
小さな音なんだけど、カリカリした弦の音ではなく、
ちゃんとアコギの音がするギターがあったら欲しいなぁ~」
と思っているんです。
で、実は、先日行われたヨコヤマギターズ主催の
「
ソロギター合宿~横山ギター工房探訪ツアー」の時に
横山さんに直接、相談してみたんです。
「Leaf」をベースに、エレキギターではなく、アコースティックギターを作れないか?って。
そうしたら、全く新しいモデルを作るとなると、それはけっこうなお金になっちゃうんですが、
上手く現行の「Leaf」モデルを生かしながら作れば、そこそこの値段で作れるかも??と。
う~ん、だとしたらいいですよねぇ~。
アコギ、エレキ、ウクレレに次ぐ、
ヨコヤマギターズの全く新しいシリーズにもならないですかねぇ~~?
どうでしょう?
深夜などの練習用に、普通のアコギほど大きな音では鳴らなくて、
だけど、サイレントギターのようにほとんど鳴らないのではなく、
「
小さな音だけど、しっかりアコギの音で鳴って手軽に弾けるギター」
っていうのは??
今も密かに研究、交渉中なんです。
どうでしょう?こんなギターがあったら??
エレキギターサイズのアコースティックギター
ボディは薄く抱えやすくてコンパクト
音量は小さいながらもアコギらしい音で生鳴りする
トップはホワイトスプルース
バックとサイドはマホガニー単板くりぬき
大きな音が必要な時のためにピエゾピックアップも内蔵
こちらはヨコヤマギターのピックガードのようなトレードマークが
プレーヤー側に向いたサウンドホールになっているというデザイン。
それがバスレフ方式で低音が補強されるとか・・・。
「クワイエット・ギター(Quiet Guitar)」の製作プロセス
1.発想 →
こんなギターがあったら?
2.考察 →
新宿へ!
3.実行 →
クワイエット・ギター(Quiet Guitar)
製作始動!
4.製作1 →
クワイエット・ギター(Quiet Guitar)
製作中! その1
5.製作2 →
クワイエット・ギター(Quiet Guitar)
製作中! その2
6.製作3 →
クワイエット・ギター(Quiet Guitar)
製作中! その3
7.完成1 →
完成!ヨコヤマギターズ「LEAF-Quiet」!(速報)
8.完成2 →
完成!ヨコヤマギターズ「LEAF-Quiet」!(詳報)