いいですねぇ!中川イサトさんのニューアルバム『Sketch 』

いいですねぇ!中川イサトさんのニューアルバム『Sketch 』_c0137404_183248.jpg

 帯に『気がつけば何回もリピートして聴いてしまう。最高です。』と、
 押尾コータローさんのコメントが掲載されているんですが、まさにその通り!

 中川イサトさんのニューアルバム『Sketch 』、すごく気に入っています。

 なんて言うか、最近、ちょっと静かな、というか、まったりとした癒し系というか、
 何となく、そういう音楽が聴きやすくて良く聴いているんですが、
 このアルバムは、まさにそんな感じで、すごく聴きやすくていいんですよね。

 特徴としては
 全編にわたり生ギターでの「和」のサウンドにこだわっているので、静かな印象で、
 音数も決して多くはないものの、一音一音に無駄がなく、
 深みがあって、渋く、シャープなんですよね。

 びっくりするような派手さはないものの、それが逆に凄くいい。
 「ギターで演奏しています」という意識をさせないというか、
 塊として音楽になっているという感じで、
 ある意味で、超越したソロ・ギター・アルバムという印象です。


 約6年ぶりのニューアルバムということなので、
 ボクがソロ・ギターの練習を始めてから、
 初の個人名義のソロ・ギター・アルバムになるんですよね。

 この間に現在CDで手に入るイサトさんのアルバムはすべて買い集めました。
 ライブにも何度も足を運んだんですが、
 そうすると昔のアルバムとはだいぶ音が違うなという印象で、
 それが「和」のサウンドだったんです。

 ですから、古い曲より、「和」のサウンド用に作った新曲の方が
 ライブでも断然良くて、生き生きと聴こえてたんですよね。

 特にアルバムにも収録されている「蒼空」という曲を
 初めて聴いたのは4年ほど前だったでしょうか。

 とにかく、その蒼の深みと広がりを感じるような曲と音と演奏で、
 「ギター1本でこんなにも情景が描けるんだなぁ~」と感心した記憶があります。
 
 そうした曲たちが1枚のアルバムになって、静かに語りかけてくれるようで、
 今のボクにはぴったりのCDになりました。

 イサトさんも年齢を重ね円熟味を増した結果のこのアルバムなんでしょうが、
 それを聴くボクもそういうサウンドを好むようになってきてるのかもしれません。

 良いアルバムと出会えました。
 ありがというございました!

# by acogihito | 2011-05-15 18:34 | ★アコギ関連 | Comments(6)  

祝! ギター・マガジン30周年

祝! ギター・マガジン30周年_c0137404_19214069.jpg

 リットーミュージック刊の「ギター・マガジン」が創刊30周年ということで、
 記念ブックが発売されました。写真、右の赤い本がそうです。

 う~ん、それにしても30年かぁ~。
 「ギター・マガジン」は、創刊号(1980年12月)の頃から買っていましたからねぇ~。
 感慨深いものがあります。

 「Guitar」の「 i 」に点のないロゴも、30年間変わってないんですね。
 ロゴや社名などがどんどん移り変わっていく中で、嬉しい気がします。

  
 「ギター・マガジン」に限らず、リットーミュージックからの出版物は、この30年間、
 「キーボード・マガジン」「サウンド&レコーディング・マガジン」「ベース・マガジン」など、
 いろんな雑誌を愛読しましたし、数々の教則本でもお世話になりました。

 さらに近来、もっとも影響を受けた
 南澤大介先生の「ソロ・ギターのしらべ」シリーズは、
 ギター・マガジン・ブランドで発行されていますし、
 その流れで最近は「アコースティック・ギター・マガジン」も定期購読してますので、
 リットーミュージックからの出版物は、
 ボクの音楽人生には無くてはならないものであり、
 もしなかったら音楽に興味を持っていたんだろうか?と思うほどなんですよね。

 
 で、上の写真なんですが、右側の「ギター・マガジン」は、
 ボクが持っている一番古いもので1981年9月号。
 創刊から1年も経っていない頃のものです。

 なぜそんなに古いものを今でも大事に持っているかと言えば、
 この中にボクらが出ているからなんです。

祝! ギター・マガジン30周年_c0137404_19215373.jpg


 当時、アマチュアバンドを紹介するコーナーがあったんですが、
 この右下の「BRAINS」というのがボクらのバンドです。

 今から30年前・・・。
 
 若き日の姿が掲載されている記念すべき「ギター・マガジン」。
 その後のリットーミュージックとの長い付き合いの始まりを告げる
 原点のような「ギター・マガジン」なんですよね。


祝! ギター・マガジン30周年_c0137404_2043620.jpg



当時のライブ映像

# by acogihito | 2011-05-08 19:59 | ★アコギ関連 | Comments(10)  

ゴールデンウィークはギターを抱えてキャンプへ 2011

ゴールデンウィークはギターを抱えてキャンプへ 2011_c0137404_8232192.jpg

 毎年のようにキャンプに一緒に行っている友人が、
 「今年は俺もソロ・ギターを始めたから、ギターの合宿キャンプをしよう!」 
 と提案してきました。

 もちろん快諾。

 場所は特に決めずに、クルマにキャンプ道具とギターを積み込んで出発です。

 何となく方向としては、以前、カヌーで下った印旛沼方面へ。

 途中、地元の美味しいものを食べたり、
 地元の人に道を聞いたり、案内してもらったり。

 そして見つけたのが、「橘ふれあい公園」という
 香取市が運営する無料のキャンプ場です。

 特に特筆すべき設備があるとか、絶景が広がっているとか、
 そういうことが全くない、カエルの声が賑やかな
 田んぼの中の公園がキャンプ場なんですが、
 ゴールデンウィークでも、それほど人数が多くなく、
 何となく普通にホッとできる感じがとってもいいところでした。

ゴールデンウィークはギターを抱えてキャンプへ 2011_c0137404_830162.jpg

 キャンプでも美味しいものを食べて、ギターの練習。

 いいですねぇ~、外で弾くのって!

 友人とは、中学からの付き合いで、かつてバンドを一緒にやったこともあったんですが、
 こうしてアコースティック・ギターを抱えて向かい合うの初めてのこと。

 しかも最近、ソロ・ギターをはじめてみたというんだから最高ですよねぇ!
 
 で、ソロ・ギターは一人ずつですが、
 友人がビートルズの「ブラックバード」と「イエスタディ」の伴奏を普通に弾くことができるので、
 じゃあ、ボクのソロ・ギター・バージョンとキーを合わせて合奏しようということに。

 おおっ!これが思った以上にいい感じなんですよねぇ~!

 何だかとっても嬉しくなってしまいました。

ゴールデンウィークはギターを抱えてキャンプへ 2011_c0137404_8455032.jpg

 翌朝もその続き!

 う~ん、いいですねぇ~~。

 実は友人にもボクにも少々悩みがあり、愚痴などもこぼしたわけですが、
 ギターの音色と共に、穏やかな風に乗って、フ~っと流されて行くようでした。

 特に特筆すべき設備があるとか、絶景が広がっているとか、
 そういうことが全くない、カエルの声が賑やかな
 田んぼの中の公園がキャンプ場だと思っていたんですが、
 背後の「鯉のぼりまつり」のための200匹の鯉のぼりが雄大であり、
 周囲には遊歩道やフィールドアスレチックなどの施設もあったりして、
 思いがけずいい場所で、最高にいい時間を過ごすことができました!

 さりげないところに素敵な時間や事柄があるものなんですね。

 全てのちょっとした偶然に感謝です。
 本当にありがとうございました。
  
ゴールデンウィークはギターを抱えてキャンプへ 2011_c0137404_8494842.jpg
 

# by acogihito | 2011-05-04 09:16 | ☆アウトドア | Comments(8)  

南澤先生直伝レッスン “SP-9~10” 『左手の小指 と 右手の薬指』

南澤先生直伝レッスン “SP-9~10” 『左手の小指 と 右手の薬指』_c0137404_22434067.jpg

 南澤先生の演奏をよく見てみると、
 左手は「小指」を、右手は「薬指」を器用に使っているのが分かります。

 左手の方は、小指じゃなくてもできるフレーズもあるんですが、
 ボクは今、あえて先生と同じ指使いに挑戦中です。

 課題曲は、「やさしさに包まれたなら」と「トップ・オブ・ザ・ワールド」。

 「やさしさに包まれたなら」の方は、パッと聴くとそれほど難しく感じないんですが、
 ボクにとってはいくつかの鬼門があって、例えば左手は小指で綺麗なプリングオフ、
 右手は中指が2弦を消音したまま、人差し指3弦、薬指で1弦を弾くなど、
 様々な課題がちりばめられた曲なんです。

 同様に「トップ・オブ・ザ・ワールド」にもいくつもの課題があって、
 この課題部分、特に小指や薬指の器用な使い方に関してを克服できれば
 他の曲も楽に弾けるようになるだろうと思って、
 一生懸命やっているところなんです。 

 う~ん、この2曲はいい練習になるし、弾いていても楽しい!
 さらに上手く弾けると嬉しい!!と3拍子揃っています。

 先日のレッスンの時は、先生と合わせて、一緒に弾いてみました。

 数々の問題を別にすれば、
 先生と一緒のペースで合わせて弾けるようになっているというだけで、
 以前に比べて随分進歩したものだと思っています。


 ところで写真は、南澤先生が弾く、ボクのヨコヤマギター
 初めて自分のギターの音を正面から聴きました。
 繊細な響きの先生のヨコヤマギターと比べると、
 中低域がもっと太くパンチがある感じで、
 ソロ・ギターでも「天国への階段」「ボヘミアン・ラプソディー」など
 ロック系の曲が好きなボクとしては、満足しています。

# by acogihito | 2011-05-01 23:09 | ★アコギ関連 | Comments(8)  

隙間を埋めてくれたCD

隙間を埋めてくれたCD_c0137404_048511.jpg

 発売は去年(2010年)ですが、最近買ったCD、
 リー・リトナーの「シックス・ストリングス・セオリー」です。

 このCDは、ボクのギター履歴の隙間を埋めてくれるものとなりました。

 というのはボクの場合、ソロ・ギターを始める前までは、
 アコースティック・ギターといえばフォークギターという感覚で、
 中学、高校の頃からの流れでいえば、アリスとかかぐや姫とか、
 そういったイメージだったんですよね。

 一方、エレキギターといえば、ビートルズから始まり、
 レッドツェッペリン、ディープパープルなどのロックを良く聴き、
 その集大成的バンドのTOTOを聴くようになってからは、
 その繋がりからラリー・カールトンやリー・リトナーなどフュージョンも良く聴いたものでした。

 ところが、「ソロ・ギターのしらべ」を聴いたのをきっかけに「ソロ・ギター」という
 「フィンガーピッキング・スタイル」のジャンルを知り、それにハマったのですが、
 フォークギター的スタイルでもない、エレキギター的でもない
 同じギターでも、今まで聴いてきたギター音楽とはちょっと別のジャンルで、
 繋がりがないように感じていたんです。

 ところが、このCDによって、その隙間を埋めてもらい
 ひとつに繋げてもらったような気がしています。

 というのは、このCDには、リー・リトナーと、TOTOのギタリスト、スティーブ・ルカサーと、
 超絶テクニックの「フィンガーピッキングスタイル」ギタリスト、アンディ・ マッキーが
 共演している曲が収録されているんです。

 この新旧のギターアイドルの共演は、ボクにとっては、
 ウルトラマンと仮面ライダーが共演するくらいの魅力に感じるし、
 それだけ今までは別々の存在と思っていたんですよね。

 さらに、このCDでリー・リトナーは、ジャズ、ブルース、カントリー、クラシック、その他
 あらゆるジャンルのギタリストと、あらゆるタイプのギターを使って共演。

 ギターって同じギターでも、こんなにいろいろな種類があって、
 こんなにいろいろなジャンルがあって、本当に奥が深いんだなぁ~と
 感心する一方で、
 ロックギターもジャズもブルースもクラシックも、そしてフィンガーピッキング・ギターも
 みんな同じ「ギター」なんだなとという大きな繋がりも感じて、
 何だかとっても嬉しくなってしまいました。

 最近、よく聴いているCD。
 リー・リトナー個人名義のアルバムですが、
 オールスター・ギタリストのベストアルバムのようです。

 
 PS:ところでこのCDのジャケット、このCDと似ています。

# by acogihito | 2011-04-25 01:20 | ★アコギ関連 | Comments(4)