東京・墨田区にある「
本所防災館」に行ってきました。
東京都の防災館です。
千葉県にも防災館はあるんですが、松戸市にあって千葉市からは遠いんですよね。
こちらは総武線の錦糸町駅から歩いて行けるので、千葉市からはこちらの方が近いんです。
以前にも一度 来たことがあるんですが、今回は防災士の勉強もしたので改めて災害の怖さを体感してみようと「自然災害コース」に参加しました。①シアターで短編映画を観て、②地震 ③煙 ④暴風雨 ⑤都市型水害 を体感させてくれます。(所要時間:1時間45分)
まずは「シアター」で地震に対する防災対策の重要性を訴えるCGアニメを見てから「暴風雨体験」をしました。
これはここ、本所防災館でしか体験できないそうです。
雨合羽と膝上まで隠れる長靴に着替えての暴風体験。
写真は子どもたちの様子です。
子どもは雨量30mm/h 風速10m/s、大人は雨量50mm/h 風速30m/sを体験。
いや~、すごい雨と風。
でも2019年の台風15号は、千葉市で最大風速35.90m/s、最大瞬間風速57.50m/sを観測したそうですから、これよりはるかに強烈だったわけですよね。
台風の時、窓ガラスが割れたら大変だけど、そうでなければ室内で過ごすことが大切だと改めて感じました。
続いては「都市型水害」の再現です。
都市型水害というのは「内水氾濫」と言って、水量が下水処理を上回ってあふれてくる状態です。それは防災士の勉強でも勉強しました。
でも、地下や低いところにいて水が押し寄せてきて外に出ようとしてドアを開けようとしたり、クルマでアンダーパスを通ろうとしたけど通れなくてドアを開けようとしたりする時の水圧を体感しました。
これ、予想より遥かに重く、ドア下10センチの水でやっと、20センチあると一人じゃ開かないくらいで、ビックリしました。
大雨の時、クルマを運転していたら遠回りでもアンダーパスは避け、家で過ごした方が良さそうです。
そして「煙」の体験です。
ビルで火事に遭い、真っ暗な中、逃げなくちゃいけない場合の体感です。
みんなで逃げるもんですし、ルートも説明されるので何となくわかりますが、これ、一人だったりしたら、または自分が先頭で行く場合、相当怖いです。
そして、最後に「地震」体験しました。
ここは前にも来たことがあって、その時は阪神大震災を引き起こした兵庫県南部地震の震度7の揺れを再現していて、その揺れを体感した時、「こりゃダメだ、これは抗えない」と感じました。
今はリニューアルしていて、いろいろな地震の揺れが再現され、体感できるようになっていました。
同じ震度でも揺れのパターンはそれぞれで、ガタガタガタと揺れる中、時々、ガツーンと大きく揺れ、その破壊力が凄いんです。
震度7だと、座っていても転がってしまうくらいです。
台風や大雨などは天気予報から被害を受けないように準備できますが、地震はそうはいきません。ある日ある時、突然、大きな揺れに襲われます。
それからは誰も逃げられません。
でも揺れそのもので、死んだり大けがをすることはありません。
だからこそ耐震補強や家具を固定するなどの対策が大切なんだなと改めて感じました。
今回は最後に、今年は関東大震災から100年ということで、関東大震災を起こした地震の揺れを体感させてくれました。
震度6なんですが、揺れ方のパターンが結構複雑で、震度7と変わらない怖さと破壊力を感じました。
本所防災館、あなどれません。
今回は「自然災害コース」でしたが、「自助共助コース」というのもあります。
こちらは、①シアター ②地震 ③煙 ④消火 ⑤応急手当 というコース。(所要時間:1時間45分)
次回はこちらを体験しようと思います。
これ入場無料なので、誰もが一度は体験した方がいいと思います。
楽しみながら怖さを学べ、正しく怖がることができるようになります。
参考までに動画を!
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