
2019年7月21日(日)
東京・曙橋にあるライブハウス
「BACK IN TOWN」で開かれた
打田十紀夫さんのニューアルバム
『Beyond the Old Memories』
(ビヨンド・オールド・メモリー)
の発売記念ライブに行ってきました。

BACK IN TOWNはボクにとって
都内で一番お気に入りの
ライブハウスと言っていいかもしれません。
大きさ、音響などの設備、
料理のメニューとその美味しさなど、
すべてがちょうどいい感じなんですよね。

今回のライブは
ニューアルバムの発売記念ということで、
基本的にはこの中から演奏されました。
会場に着いて
真っ先にCDを買っていたので、
裏ジャケットに書かれた
曲目を確認しながら生演奏を聴けて
とっても良かったです。

ニューアルバムのタイトルは
『Beyond the Old Memories』、
直訳すれば
「古い思い出を超えて」。
打田さんのルーツでもある
「ブルース」が詰め込まれた
集大成的なアルバムです。
前作が3年前の『どこかで春が』で、
(もう3年になるんですねぇ)
日本の唱歌などを集めた
企画アルバム的でしたので、
今回は、まさに打田さんらしい
ブルース作品集
という感じでしょうか。

ところが「ブルース」といっても
打田さんが演奏するブルースは
とっても洗練されているところが
魅力なんですよね。
ブルースのCDは
いくつか持っているんですが、
アメリカ黒人がダミ声で歌う
ボーカル・ミュージックである原曲は
味わい深いんですが、
ボクには少々泥臭すぎちゃうんです。
でも打田さんが奏でるブルースは、
歌がないアコースティック・ギターの
インストゥルメンタル・ミュージック。
ギター好きのボクには
ちょうどいいバランスで
聴きやすいんですよね。
今回の収録曲の原曲を
知っているわけではないんですが、
きっと打田料理人によって、
泥臭さやアクが程よく抜かれて、
ボクにも聴きやすい味付けになって
いるんだろうと思います。
CDの解説には
「様々なカントリー・ブルースマン達の
個性豊かなブルースが、
私のプレイでどのように
ギター・ミュージックとして
進化しているか、
私と過去のブルースマンとの
コミュニケーションを
楽しんでいただければ幸いです」
なんて書いてあります。
なるほど!
そうなると原曲がどんな感じなのか、
どのように進化しているのか、

ニューアルバム
『Beyond the Old Memories』
の収録曲は、
必ずしもソロ・ギターではなく、
ギター2本のデュエット曲もあります。
ライブでは、以前、
打田さんの還暦のライブの際でも
ゲスト出演されたMasatoさんが登場。
(写真左)
Masatoさんは打田さんのお弟子さんですから、
ここでも
新旧ブルースマンのコミュニケーション
という感じでしょうか。
masatoさんは
以前より一回り貫禄が付いた様子で、
演奏もさらに堂々としたものでした。

ライブ終了後は、CDにサインを頂き
ギター仲間のKさんとともに記念写真。
打田さんは還暦を過ぎましたが、
良い意味で“やんちゃ”です。
やっぱりブルースマンは、
歳をとっても
程よく“やんちゃ”がかっこいい!
いやぁ~、
今回も楽しいライブでした!
そして聴きやすいブルースのCDは、
ウォークマンに取り込んで、
通勤時の耳の友となっています!

ありがとうございます!
▲ by acogihito | 2019-07-22 23:04 | ★アコギ関連 | Comments(4)